Uターン禁止。

小さなオープンカーのある道楽貧乏生活。

たかがうた、されどうた。

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「それ」を音楽のジャンルと捉えるなら、
プレスリーからストーンズを経由して現在も進化し続けていますし、
日本にも面白いミュージシャンがたくさんいるんですけど。

「それ」を生き様だと捉えるなら、
少し事情は変わってくるように思います。

反抗とか、反体制とか、
CD屋さんに行けばメッセージは溢れていますけれど、
よく見れば、過激と言われている人たちでも、
やってることは公共の場で放送禁止用語を叫ぶ程度のもので。

君のやってるのはせいぜい宴会芸だよね。
だって君の居るのは絶対安全圏だよね。
少なくとも、命は守られてるんだよね。

そう思って、がっかりしてしまうことが多いわけです。
まあ、娯楽と割り切って聴くには、適当に楽しいんですけどね。


イメージ 1


さて、今日の通勤では写真の歌を聴いていました。
技術的にはクラシックだし、
曲は古典的なシャンソンだけど、
生き様で語るなら、
僕はこの人はロック、
それも一番過激な類のパンクロックだと思っています。

子供の頃はゲルマローラーの妖怪としか思っていませんで。
実はただの妖怪じゃないってことに気付いたのが遅かったため、
生で聴く機会が得られなかったのが悔やまれます。
せっかく同時代に生きていたのに。
今なら大金をはたいてでも...なんですが。

須山さんの曲を初めて聴いたのは高校生の時だった。
当時はまだLPだったファーストアルバムに衝撃を受けた。
言葉の重さや世界の密度が桁違いで、
最初は恐ろしくてB面まで通して聴けなかったほど。
これは高校生のガキが聴くべきものではない、純粋な文学だと思ったのだ。
 
大学の時にサードアルバムのCDを聴き、
ようやく自分が須山さんを聴けるだけの存在になったと思った。
もちろん、その頃の須山さんの曲も聴きやすいカタチに変化していたのだけど。
 
現段階での最新盤である「ブランクーシの庭」というアルバムの
オープニングを飾っているのが「雨のうた1」。
しっとりと、染み渡るような切ない歌詞と抑えた演奏は、
初めて聴いたときから懐かしさをおぼえる。
こんな、静かな雨の日には、聴いてると泣きそうになったり。
 
歌姫なのか、魔女なのか、本人は「うたうたい」と名乗っているけれど。
同時代に生きていると言うだけでも自慢できる奇才に違いない。

前回、ブルース・ブラザーズバンドの事を書いた。
いずれ劣らぬ一流揃いのバンドだけれど、
この人のギターが支えているものはかなり大きいはず。
と、言うわけでマット・マーフィーのアルバムを紹介しておく。
 
40年代からギターを弾き続け、
エレキギターの歴史とともに生き、
常に斬新なサウンドを創ってきたマット・マーフィーだが、
意外にもリーダー・アルバムは90年の本盤が初めて。
結局、アメリカでもブルースなんてのはビジネスにならないから、
実力や実績に関わらず、業界では冷遇されているのだろう。
マット・マーフィーにしても、ブルース・ブラザーズに関わっていなければ、
こうした録音の機会は永久に無かったかもしれない。
 
そう考えれば、マット・マーフィーを引っ張り出したベルーシの功績はたいしたものだ。
 
アルバムでは、ダウンホームなサウンドを中心に、洒落たギターを聴かせてくれる。
時折ボーカルをとっているのも、まあ面白い趣向だろう。
過激なところはなくとも、じわりと味の染みたギター。
上手いってのはこういうのを言うんだな。
 
彼は映画では、ソウル食堂のマスター役だった。
ブルース・ブラザーズの誘いに乗り、
女房が止めるのも聞かず、ギターを抱えて出て行く姿は、
ユーモラスなシーンでありながら、カッコ良かった。
それは多分、冗談みたいなシチュエーションとは別に、
現実の世界でも、やはり彼らが家庭や仕事を捨て、音楽を選んできたと言う事実があるからだろう。
つまり、生活よりも夢を選んだ彼らには、
あのシーンは作り事や演技ではなかったのではないか。

映画「ブルース・ブラザーズ」をコメディだと言ってしまえばそれで終わりだ。
けれど、画面の隅に時折、悲しいぐらいの現実が見えるのを僕は知っている。
 
だから、このアルバムの存在は、ブルースマンにとっては夢なのだ。
ブルースという音楽を何十年も続け、
様々なスターを支えてきた末に
やがてこういったアルバムを造るなんてのは、
普通じゃあり得ない夢物語なのだ。
これから聴く人は、そこをよく味わって欲しい。

片道1時間の電車通勤をしていて、
電車の中ではもっぱら音楽を聴いている。
MP3プレーヤーってのも小さくて便利なものだ。
 
最近、朝晩繰り返して聞いているのは、
映画「ブルース・ブラザーズ」のサントラ盤。
実力派揃いのブルース・ブラザーズバンドに加えて、
レイ・チャールズやアレサ・フランクリン、そしてJBまでもが参加するという、
まさに当時のアメリカ代表チームと言っても良いメンバーである。
R&Bやソウルを中心としつつ、
カントリーやロックンロールまでカバーした選曲は
他の誰にも真似できない世界。
 
しかし、アメリカという国は、音楽に関しては立派だと思う。
新しいものも古いものも、ジャンルを問わず楽しんでいるようだ。
例えば、大統領選挙のシーズンには、
それぞれ候補者が選挙運動中に、
大学生のダンスパーティーに飛び込んでサックスを吹いてみたり、
それがニュースで放映されたり。
まあ、それはもちろん演出だとはわかっているのだけど、
それを見て若い連中が盛り上がるのがすごいところ。
自分たちが生まれる前の時代の音楽を自然に受け入れているのって、
日本では考えられないことじゃないだろうか。
日本だったら...なんとか節とか、なんとか音頭とかって感じだろうか。
若くない僕ですら、勘弁してくださいと言ってしまいそうだ。
 
ブルース・ブラザーズバンドも、常に音楽を楽しんでいるのがわかる。
自分達の専門ではないカントリーを演る時にも、
その音楽に敬意を表し、楽しんで演奏しているはずだ。
だからこそ、彼らの演奏もまた、決して古くはならないだろう。
これは本物の音楽だから。
 
まだ、聴いたことのない方は、ぜひ御一聴を。
聴いたことのある方も、今一度聴き返す価値のあるアルバムですよ。

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