|
先日、富士ハウスさんが倒産したそうです。
今の時代、大手だから安心?なんて言ってられません。
全国展開している有名ハウスメーカーだって再建中の会社もあります。
大手であっても、資金繰りは厳しい時代、不況で内部留保が少なくなり、
銀行が融資を切ってしまえば、そこまでです。
5年後・10年後、将来どうなるかなんて予測つきません。
60年保証しますって言ったって、保証する会社が倒産したら意味ないです。
・出来高が既払金を超える場合(出来高>既払金)
超過分をお支払いいただきます。
・出来高が既払金を下回る場合(出来高<既払金)
過払分を基本的には放棄いただくことになります。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
「超過分をお支払い」「過払い金を基本的には放棄」・・・
会社が倒産した場合、会社は取りはぐれなく、顧客が損をします。
そして、私が勝手に敬愛する「住まいの水先案内人」HORIさんのお言葉、
「相手はあなたという建築主をしっかりと査定しています。あなたを信用などしていませんよ!」
金融機関の審査が通る資金力のある顧客のみ、会社は建築を請け負うのです。
会社はしっかり身を守っています、顧客もきちんと身を守ることが重要です。
ハウスメーカーや工務店では、
ほとんどが工事契約金を3回程度にわけての支払いになります。
着工時、上棟時、完成時にそれぞれ1/3ずつというのが多いです。
特に着工時に3/1を払っても工事は何も始まっていない状態。
上棟時は7割近くも支払っているのに、現場では2-3割程度しか完成していません。
その場合、工事に対して4-5割の過払いが生じます。
そのときに倒産したら?「過払い金を基本的に放棄」・・・ということになります。
総額の半分を放棄するリスクがあります!
つまり、こういった支払い契約は、
過払いリスクが大きい、施主にとって非常に不利な支払条件です。
もし、これを工事の進捗と支払いが常に一致していればお互い損得なく、
過払いも施行者の資金不足もありません。
そして「出来高払い」にすれば、工事中の倒産に対するリスク回避。
さらにもし、工事にミスや不満がある場合に対して、
直すまで建て主が代金を払わないという対策も取れます。
満足のいく施工をしてもらうまで、自分の資金をしっかりと握っておくこと。
出来高払いは、施主が主導権を持つというのではありません。
出来高払いにすることで、施主の権利を管理することができ
これでやっとビルダーと対等になれるのです。
そして、ほとんどの場合、ビルダーとの「支払条件は交渉可能」です。
なぜならば、資金の用意もいろいろな条件の施主がいるわけで
それに対応しなければ、受注が減ってしまいますから。
「出来高払いにしたいのですが・・・」
もしかしたら、ビルダーこんなことを言われるかもしれません。
「代金を先に頂かないと工事発注ができません・・・」
しかし、会社でも・社員でもなんでもそうですが、給料の前借りなんて普通しません。
下請け業者に代金が払われるのも基本的に工事後です。
それなのに、なぜビルダーに前借りされなきゃならないんでしょう?
ハンコを押す前に、きちんと交渉し、自分の身を守り・納得できる契約をしましょう。
「出来高払い」できない会社・・・それは資金繰りが厳しい会社なのかも・・・。
■オープンシステムは「出来高払い」が基本。
オープンシステムでは、工事代金は、基本的に毎月「出来高払い」になります。
ちなみに我が家は2008年の3月に着工・4月に上棟しました。
この表をみれば、着工時・上棟時にどれだけの金額がかかっているか明確です。
上棟時までの工事金額が4月・5月分ですが、
建築事務所の監理費を入れても総額の27%。
まさに、上棟時までにかかる工事総額というのは2-3割程度です。
皆さん、上棟時にもし5割も払うのなら過払いもいいところですよ!
一番お金がかかってくるのは、上棟後、外壁・床材等の大量の材料、
高額なキッチンやバスなどの設備が入ってからです。
さて、出来高支払い予定表では、次のようなことがわかります。
表の一番上は仮設足場代金になります。総額22万円(税別)でした。
4月の上棟後に足場が組まれるので、その代金13万2千円は5月に支払い。
ほぼ完成して足場を撤去は7月、その代金8万8千円は8月に支払い。
建築事務所が作成した出来高支払い予定表に従って、管理されます。
これだけきちんと金額と支払い先が明確に表にまとまっていると、
金融機関での手続きも楽なものでした。
施主と工事業者とお互い対等に、義務と権利が生じます。常に対等です。
工事期間は5ヶ月だったので、高額な支払い回数は5回でした。
普通の手続き3回に、手続きが2回増えるくらいで、
毎月の出来高払いにリスク回避できるんです。
「出来高払いにすると面倒で大変ですよ・・・」と言う会社もありますか?
「どこが・・・??」です。
ビルダーが顧客を大切にする気があるのなら・・・
「出来高払い」にしたって、顧客は全然面倒にも大変にもならないんですよ(^^
さて、このように資金の流れ・いつ何にお金がかかってくるのかが明確になると、
素人主婦でも住宅の支払い条件により
顧客にどの程度のリスクがあるのか・・・見抜くことができる!!のです。
だからオープンシステムって、本当に面白いんです。
家についてのすべてのデーターが建て主に公開されるのですから、
ブログにも紹介しきれないほどの面白い優秀な書類がまだ山積みです。
体験型の建築業界学習のようなものかもしれません。
|