第5回被災地支援 南三陸町歌津地区港親義会館避難所 桧風呂搬入報告
平成23年5月5日
今回のご報告です。
今回は大和重工さんの遊牧民の在庫が切れて困っていたら、
北海道の高級ひのき風呂のメーカーである
木心庵さんから浴槽提供のご提案を戴きまして、
急遽、特注の高級ヒノキ風呂を2台製作して戴きました。
本物の職人さんによるムク材のお風呂です。
今回の大震災は青森から千葉まで被災地広しとは言え、
新品のオール無垢材のヒノキ風呂はそうはないと思います。
湯牧民でもそうでしたが、避難所であるからこそ、良いものをと思えるのです。
でもさすがに、高級品だし、ボイラーも2台買ったので
古沢先生のカンパ大金がきれいに無くなりました。
事前に承諾はもちろん得ていますが、先生にはいつも申し訳なく思っております。
古沢先生って誰って?思われる方もいらっしゃると思うので
ご説明申し上げると、私の大学時代のゼミの先生なんです。
駒沢大学のアフリカ経済学の先生です。
まあ、モニョンゴロ村関係者なら知らない人はいないと思うので
詳しいことは省きますが、モ村の名付け親で私のブレーンです。
なんとか古沢ゼミOB会の末席を汚さないように
私も日夜精進して参ります。
2日の夕方から、
遠藤デンキの遠藤さんにまた無償で来てもらいまして、
風呂のボイラーの穴あけの再加工を行いました。
木心庵さんにはすでに穴あけ加工をしてもらったのですが、
私の連絡ミスで穴の位置が違っていたのです。
遠藤さんには夜遅くまで、畑違いの木工作業を手伝ってもらい
申し訳ないことをしました。
一般の設備屋さんは、木のお風呂用の深穴のホールソーなんて
持っていませんから、かなり苦労しました。
モ村の座彫り用のトリーマーを10年ぶりに使おうとしたら、
一瞬でショートしまして、伊藤さんのものを借りに行ったり、
その夜は遅くなってしまい。加工は途中で断念しました。
現地に発電機があるとのことなので、
現場で穴開けを続けようということにしました。
ちょっと仮眠して深夜2時に出発の予定が、
寝込んでしまい、明け方4時になってしまいました。
連休中の昼の走行は大渋滞が予想されるので、これは痛手です。
慌てて出発。
いつものように、カンパ代を節約するために
高速は使わず、国道4号をひたすら北上しまして、
途中の白石市のホームセンターで垂木なども必要な部材を買い足して、
南三陸町に向かいました。結果的には大渋滞の高速よりはマシのようでしたが。
いつものように国道398号線で登米市から志津川町まで入り、
45号線で歌津に向かいました。
これまでは志津川が支援の中心だったので
歌津に行くのは初めてだったのですが、
ここも酷い状況で延々と瓦礫の山です。
こういう風景は慣れるということがないので、
気が滅入ってしまいます。
早急に国には瓦礫の片付けをやってもらいたいです。
本来なら美しい三陸の漁港であったような
小さな漁村の被災地を抜けて、避難所に4時に到着。
世話人の平形さんに挨拶を済ませて、
暗くなるので早々に発電機の電気を借りて、お風呂の加工を再開しました。
で、ここで大問題が発生!なんと煙突の径が違うのです。
ボイラーは115mmなのに、長府ボイラーは150mmを
届けていたのです。これでは使用できないので、
早急に栃木に帰り、うちの煙突を外して宅配で送ることにしました。
連休で長府が再発送が遅れるとのことなのでがっかりです。
長府ボイラーのミスとは言え、確認しなかった私のミスでもあります。
想定外のミス、これは人間のやることは必ずおきます。
100パーセント安全なんていうことはないのですから、
人類が原子力発電に頼る以上、
危機的原発事故なんて世界レベルで考えればまだまだ起りえることでしょう。
せっかく、楽しみにされていた避難所の皆さんには
大変申し訳なく思いながら、
今後のお話を平形さんより伺いました。
この避難所の皆さんは、場所柄、やはりほとんどが漁師さんが多いのだそうです。
私自身が農林業従事者なので、第一次産業の漁師さんの苦難には
同調せざるをえません。どんなに辛くともその場を離れることは難しい訳です。
特にワカメ養殖などは、遠洋ではできないですから
これからの道程は私達みんなで支えながら歩くしかないと思います。
そこには苦しんでいる人たちがいるのですから。
今回の避難所には他のNGOの皆さんが
食事の配給に参加されていて、
その地道な活動にとても感心しました。
大きな活動グループの場合、資金的、人的にも余裕があるとはいえ、
継続的に支援活動ができない個人的活動の限界も感じて、
今後は、そこかのNGOに属して動くのも方策かもしれないと考えました。
被災地の人たちに喜んで戴けるのなら、なんでも形などは良いのですからね。
日が沈むと、とたんに肌寒くなり、
思ったよりも寒いですねぇ、、と言うと、
これが東北の気候だよ〜ってお返事。
早くお風呂に浸かってもらいたいなあ、と思いながら、
これからの支援方法について
世話人の平形さんと話をして
挨拶をして栃木に向かいました。
ご協力戴いた皆様
・米モミ風呂、ボイラー及び関連資材などの購入資金
古沢先生、つぅたろう様、yoyo様、若者支援真岡宇都宮寮の有志の皆様
・格安での米モミ風呂のご提供
木心庵様
・仕入れ値でのボイラーのご提供及び加工ボラ
エンドウデンキ様
・企画立案搬入 活動責任
佐藤隆司
平形さんが携帯で撮られた当日の写真です。
何もかも流れてしまいました。
みんなで被災地を支えていきましょう。
訂正です。
木心庵さんからのご連絡です。
てっきりヒノキと思っていましたが、
米モミだそうです。香りがとても良いので
ヒノキと誤解してしまいました。
私の樵の鼻もいいかげんですねえ、、。