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世の中には、『ぜひおすすめしたい。でも買うほどのものでもないのだが』。な本が時々ある。
手に取ると楽しい。
けっこうなお値段だし、薄っぺらい(物理的に)ので、買うには至らないのだが、内容はけっして薄っぺらなんかじゃない。
文章だけでなく、本人によるイラストも秀逸。目の付けどころがイイ!
そういった本は、まず図書館で借りるのだが、借りたが最後、手放したくなくなってしまいます。
でもやっぱり買う気にはなれない。
そんな本を2冊紹介します。
まずは 内澤旬子 の 『おやじがき 絶滅危惧種中年男性図鑑』
単行本(左)および文庫本(右)。
文庫本には単行本発刊当時のものに、いくつか書き加えたルポがあるので見比べて楽しむも良き作品だと思います。
『おやじ』を笑い者にするつもりはないけれど、「そうね、そうですわよね」などと相槌うっちゃいます。
イラストのインパクトに負けて笑っちゃう時、なんだか後ろめたい気持ちにもさせてくれます。
心揺さぶられる(?)一冊。
次に、フジモトマサル の 『ダンスがすんだ』。
上から読んでも下から読んでも、の回文です。
始まりから終わりまで、とことん回文のみで物語が展開してゆきます。
ところどころに「この回文、イラストがなかったら超イミフ」ワードが散らばっていますが、それでもいいのだ。
1つの回文につき1つのイラスト。
私は、物語の中の『妻』が登場すると笑います。「そうね、そうですわよね」と。
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>手放したくなくなってしまいます。
>でもやっぱり買う気にはなれない。
機会があったらそう評された本たちの微妙な心情を察しながら読んでみたいと思います。
2012/5/21(月) 午後 2:56
微妙な心情を察せるノワリー>おっしゃる通り、“機会があったら”読んでみてね、な、ゆるーいおススメを紹介してみました。
2012/5/21(月) 午後 5:06
早速入手の手配。
回文のような言葉遊びで物語を成立させられる作家は少なくなったと思います。言葉遊びの種類は違いますが、筒井康隆の「残像に口紅を」は傑作だったと思います。
2012/5/25(金) 午後 5:21
入手? 入手って、いかにして入手?
とりあえず買わないで!(なんて言っていいのかしら)
まずは手にとって、どうしても手元に欲しかったら買うといいよ。
な、記事なのです。
筒井康隆。まだ1冊も手に取った事がありません。傑作なのねん♪
2012/5/30(水) 午後 3:15
おやじがきのほうが図書館にあったので入手!
面白かった〜!
駅前の図書館で本を受け取り、エステに行く電車の中で読み、エステが終わってお昼食べながら読み終わってしまいました。そのまま駅前の図書館に返してもよかったんだけど、思わず持ち帰ってきてしまいました。「いるいる!」とか「どうやったらこんなものに遭遇できるんだ」という物件まで、楽しませていただきました。
なんかねえ、描き手の感性に、葉ちゃんのブログから感じるものと似たものを感じましたです。
2012/5/30(水) 午後 7:02
わお! 図書館、そうよ、まずは図書館。
本当に手にとってくれたのですね、嬉しいです。
最後の一行、なんだか照れます。そうかぁ〜。私、『おやじがき』の感性を100倍に薄めた感じかも。
そもそも私、なんであの本に出会ったのだろう?
確か誰かのエッセイに出てきたので、興味を持って予約したのです。
誰の本に出てきたのか、今はそれが気になるのですが思い出せません。
おやじがき、読み終わっても貸し出し期限ギリギリまで手元に置きたい本ですね。
2012/6/1(金) 午前 11:01