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私は貝になりたい
ジャンル : ドラマ
製作年 : 2008年
製作国 : 日本
配 給 : 東宝
公開日 : 2008年11月22日
監督 : 福澤克雄
原作 : 加藤哲太郎
脚本 : 橋本忍
出演 : 中居正広(清水豊松) 仲間由紀恵(清水房江)
上川隆也 (小宮)
あらすじ
清水豊松は高知の漁港町で、理髪店を営んでいる。家族は女房の房江と一人息子の健一。戦争が激しさを増し、豊松にも赤紙が届く。不安を断ち切るように彼は陽気にヨサコイ節を踊って戦地へ出発する。ある日、撃墜されたB29の搭乗員が大北山山中にパラシュートで降下した。「搭乗員を逮捕、適当に処分せよ」司令官の矢野中将の命令が伝達され、豊松の属する中隊が行動を開始。発見された米兵は、一名が死亡、二名も虫の息だった。中将の命令は何人かの将官を伝わり、最終的に米兵の処刑となって立石上等兵に伝えられた。立石がその執行役に選び出したのは、豊松と滝田の二名。立木に縛られた米兵に向かって、豊松は歯を食いしばりながら銃剣を突き刺した…。戦争が終わり、豊松は再び家族と平和な生活に戻る。しかし、豊松は大北山事件の戦犯として逮捕、絞首刑の判決を受ける…。
[ 2008年11月22日公開 ]
goo映画情報より
「私は貝になりたい」1994年テレビ版 感想はこちら⇒http://blogs.yahoo.co.jp/nonnon151523/54914802.html
試写会自力当選は出来ず諦めていたらお誘い受けて観ることが出来ました!感謝ばかり♪ありがとうございました!!
試写会終了後、電車に揺られながら〜帰宅までの時間で感想書いているのでいろいろすみません。
週末今度こそ、時間をとれたらまたいろいろ修正・追加などするかもしれません。
感 想
中居正広やり抜きました!やったね!
先ずはその言葉が浮かびました。やり遂げた感が強いだろうな…。
ラストの表情…魂抜けてましたね。
脱け殻になっていた豊松…。
ドラマ版しかしらないのですがそれとは異なる部分は私的には映画の繋がりの方が好きです。
人間であることに絶望をした豊松が人間世界を拒絶し「生まれ変わらなくてはいけないなら」とまで評する世界に、生きなくてはならないなら人間に影響されない、深い深い…海の底の貝になりたい…。
絶望の底での言葉がドラマ版では描かれていなかった夫婦のこと、署名を集める場面…写真を握り締め震える手に表現されていたと思いました。
夫婦の馴れ初め、繋がりを前半に描き散りばめていることで、ささやかな幸せがあっさりと消えてしまう絶望が強調されると思いました。
仲間さんが綺麗!可愛い〜〜そして、もう〜〜良いですね。
加藤翼くんも可愛いし、仲の良い親子で再会シーンがぐすりと来ました。
あのシーンは駄目ですね・・・もう、うぅぅう・・・。
石坂さん、上川さんや鶴瓶さんなどなど、脇を固める役者さんが上手くて安定しているからこそ余計にじっくりと見る事が出来たと思います。
脇役の人たちの力が作品の価値にも繋がると思っていますので申し分無い。本当に本当に素晴らしい方達がこの作品に関係していると思います。
くすっと笑える場面(ここ好きです!くすって笑いながら、でもジ〜〜ンって)もあり、考える場面もあり、そして・・・。
やるせなさ、虚脱感・・・。
内容を知っていても嫌な気持ちになる作品でヒットを狙う内容では無いと思います。
それでも中居さんがこの作品をやる意味は強く十分あると思います。
「おかしいよ」「なんだこれ?」
今の社会からするとそんな言葉が浮かんでくると思うし、私もそう思いました。
なにこれ?何処の国のこと?
こんなおかしなこと、映画の中。物語だから…ではなく、戦争は本当にあり、確かに物語の中にあるような、上官の言葉は絶対である世界があった。
映画という媒体だから勿論作り物の物語です。
感動的に作られ演出されている部分があるのは当たり前です。でもそれだけでは無いと思います。
日本はその時、軍事国家であり、上官が絶対であった日本軍は存在したんですよね。
現在の日本ではありえないようなことが実際にあり、日本は戦争を起こし、過ちを犯した中で、戦争相手だけではなく、日本人、国が守らなければならない国民が一番の被害者となっているんですよね。
史実にあげられるような有名な人ばかりが取り上げられますが、その下で無名な国民がどれだけ被害にあったのか。
数字で纏められ、劇中にも豊松が言っていますが、B級C級戦犯と呼ばれる人の存在を知っている人がどれだけいるのか?
その罪がどういうものだったのか・・。
私も実際よく知らないです。判らないです。
でも、おかしいのは判りました。
なんで?どうして?
本当にそうですよね。おかしいですよ!
矢野中将はそれなりに軍に関わり率いる者としての覚悟があるからこその落ち着きであり悟り、そして最期ですが、一般徴兵であり上官の命令に嫌々従うしか無かった豊松が収監されるときに抵抗し、足掻くのも当然の事だと思うのでした。
なんで?
どうして?
今の時代では考えられないようなことが日常にあった。
誰もがそうと信じる世界では、白も黒になる。
過去のことではなく、日本が危なくなったとはいえ、それでも戦争を現実として受け止め無くてもいいような、戦争を知らない人が増えている平和ボケしている幸せな日本。戦争はそれでも勃発していて、血が流れているわけです。
決して楽しい、笑える、Happyな作品ではないけれど、それでも考えなくてはいけない内容だと思います。
美しい風景と映像だからこそ、余計に…戦争の惨酷さ。それは、決して人を殺す行為だけではなく、その後の極普通の人々が感じるもの、戦争に向かい合った人達の心に残された傷の深さと哀しみが強調されるのではないかと思います。
テレビ界で活躍している人が映画に出演するリスクはとても高いと思います。
メジャーな分、テレビでの印象が強く、先入観がどうしてもあるので、良くも悪くも知られているからこそ、「テレビの人」「イメージが」と固定化されてしまうんでしょうね。
それでお金を貰い、活躍をしているのだから当然なのかもしれません。
中居さんもテレビのイメージ、バラエティーでの毒舌や諸々があるからこそ、この手の作品に出演するのは厳しいものがあると思いました。
それでもやろうと決めたのは中居さんらしいというかなんと言うか…。
中居さんがこの映画に出演するということは、それだけ戦争を知らない世代(私も含めて)あまり関心がない人達もファンだから、と映画を観る機会が増えるわけで、その意味がとても大きいと思いました。
全ての人に受け入れられる作品ではないと思いますが、でも今だからこそ見ても良いのでは無いかな?と思います。
比較的SMAPファンは戦争について考える、作品を観る、というようなことはあまりしないような気がするので(あくまでも勝手なイメージですみません!私も楽しいこと大好きで、戦争というと、イメージだけでちょっと…と思うような人間なので)少しばかりこの作品を観て考えてみるのも良いのでは無いかな?と思います。
よく判らないな・・・でも、良いと。
平和が良いと思うだけでも、良いんじゃ無いかな。
矢野中将の最期の言葉。響きました。
アメリカの焼夷弾攻撃はそうですよね・・・。
豊松の最期の表情。
あそこに人に対する絶望と憤りと悔しさと全てが込められていると思いました。
「私は貝になりたい」1994年テレビ版 感想はこちら⇒http://blogs.yahoo.co.jp/nonnon151523/54914802.html
最後に中居ファン的ツボ
中居さんの目が好きです!
あっ、あの最後に音楽の入れかたが少し気になりました。
もう少し自然に…。
ミスチルの曲とても良いと思いますがえっと…無くてもね…。
あのまま終わりでも良いかなって思ったりもしました。
曲は凄く良いんですよ!良い曲だとホントに思います!内容とあっていると思うんです!
途中の音の入れ方もね…不自然というか、それは必要あるのか?とか素人なので思ったり。
ちょっとばかり、音楽の入れ方がきになったのでした。
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SUさん。私は涙脆いというのもあるのですが、普通の場面で涙が出てきてしまいました。普通のことが普通に出来ないというのは哀しい限りです。署名のシーンやラスト…表現が難しいのですが、とにかく自然に込みあげる気持ちがありました。
TBありがとうございました。
2008/11/30(日) 午前 8:19
もっさんさん。本当になんとも不条理なラストであり作品だと重いました。後味悪いですよね。でもきっと戦争ってそういうことなのかな?と思いました。TBありがとうございました。
2008/11/30(日) 午前 8:20
コメントありがとうございました。
A級戦犯→平和に対する罪
B級戦犯→通常の戦争犯罪
C級戦犯→人道に対する罪
このAとCは事後法であり、
映画でも言われたように、東京裁判(チャーター)は、勝者の裁判となりました。
このとき、豊松に言い渡されたのは「A」の判決でしたが
実際には二等兵のA・BC戦犯はいないらしいです。
たった60年前の歴史ですら誠実に語ることの出来ない日本
戦争って、何なのでしょうね。
2008/11/30(日) 午後 2:58 [ URU810 ]
uruzu8810さん。説明ありがとうございます。戦争って本当に一体なんなんでしょうね。
自国の戦争について、誠実に語ることが出来る国はきっとどこも無いような気がします。
それが出来るようになったら戦争は亡くなるんじゃ無いかな…。
2008/11/30(日) 午後 3:22
重く、苦しいけれど、見ごたえたっぷりで涙が止まりませんでした、
ほんとどうしてこんなににも理不尽なことが起きてしまったのでしょう。上官の人たちの保身と通訳さんの力のなさ、当時の混乱・・などあったのでしょうが許せませんよね。
私も最初仲居クン?って少々不安がありましたが、いや〜立派!!
そうそう。彼のおかげで若い人たちがこの作品を見てくれるといいな〜って思います。
TBさせてくださいね。
2008/11/30(日) 午後 5:41
僕のブログにコメントして頂き誠に有り難う御座います。
みんなも見て欲しい映画だと思いました。
2008/11/30(日) 午後 7:59 [ - ]
Cartoucheさん。ずっしりとくる作品で本当に見応えがありました。
自分で選択することが出来ないことがあり、それが自分の命をもかけたことに繋がる。そんなことってアリなのかな?って虚しくなりました。
虚しさとやるせなさと虚脱感と…本当に色々感じる作品で、私も中居さんが出演すると聞いた時は、「大丈夫かな…」と、ファンだからこそ思う部分もありましたが、今ではよくぞやってくれたと思います。
そんな彼の精一杯の姿を知っているからこそ、戦争映画を倦厭しがちな世代であろうファンも観に行くんだと思います。
観ていろいろ感じて欲しい作品でした。TBありがとうございます!
2008/11/30(日) 午後 8:54
hiroさん。この作品は本当に観て欲しいと思う内容だと思います。
賛否両論が起きて当然でもあると思うので、作品を鑑賞した上でいろいろと考え感じることが必要なのかなって思います。
2008/11/30(日) 午後 8:56
戦争は何も生まないじゃないか!
心も身体も街も全部壊してしまう。
だからこそ、絶対にしてはいけないこと。
そう強く思いました。
しかしまた、起き上がろうとする人間の
強い心と、暖かいつながり思いやりにあふれた
人間の姿も見れたと思います。深い、いい映画と思いました。
中井君ってすごくまじめな人なんだなあと感じました。
すばらしい役者さんですね、
ブログに嬉しいコメントいただいてありがとうございました
2008/11/30(日) 午後 11:16 [ あーふぁ ]
コメントありがとうございました。
これからも多くの映画を観て感想を
書きます。気が向いたら読んでください。
2008/11/30(日) 午後 11:31 [ k&k ]
中居君、気持ちがこもっていましたし、この作品にかける思いは十分に伝わったきたと思いますよ。特にこのようなテーマの作品は、多くの人に観てもらいたいという気持ちも作り手には強いと思うので、スターである彼の果たした役割も大きかったでしょう。
2008/12/1(月) 午前 1:36 [ つっぱり太郎 ]
あーふぁさん。戦争は本当に全てを壊してしまうものですよね。
人って壊すこともそして直すこと、新しく作り出すことも出来る強さを持っていると思います。でもその強さがあるからって、戦争はしてはいけ無いもので、絶対に駄目なものである、ということだけは忘れてはいけないことだと思いました。
中居さんに関してありがとうございます!TV等からだとみえ難いんですけど、真面目なんですよ(本人それ否定したがるので小声で…)
2008/12/1(月) 午前 6:56
kun**さん。ありがとうございます。映画良いですよね。また伺いますね。
2008/12/1(月) 午前 6:58
つっぱり太郎さん。映画を沢山観ている人、好きな人には、色々と木になる点も出てくる作品だとは思います。そんな中でのお言葉がとても嬉しく思いました。普段あまり映画を観ない人、戦争モノは避ける人もきっと中居さんや仲間さんのファンということで映画館に行くのでは無いかなって思います。
2008/12/1(月) 午前 7:00
当時の国民の生活の厳しさもさることながら、国からの赤紙が届き二等兵になり、終戦後、理不尽な理由で絞首刑を宣告されてしまう戦争の怖さがオリジナルに負けじと描かれていたと思いました。
2008/12/1(月) 午後 10:49
KENさん。紙一枚で、軍隊に徴集され戦争に参加しなくてはいけない。恐ろしいことだと思いました。
2008/12/2(火) 午前 6:47
観てきました!
いやん、もう期待以上の作品でこれは劇場観賞できてよかったです♪
中居君、頑張りましたね〜特にラストシーンは素晴らしかった・・・ご本人も覚えていないくらいのギリギリの精神状態だったそうですが、凄い演技だったと思います。
そして巣鴨での家族の再会シーンは、わたくし号泣でした。^^;
小さな子どもの指に口づけするところは思い出すだけで又涙が・・・;;
福澤監督は始めての映画とは思えないほど、ちゃんと映画として撮ってましたね〜
TVドラマの「さとうきび畑の唄」もすごく印象に残っているのですが、描き方の上手い監督ですね。お見事でした!
TBさせてくださいね〜
2008/12/3(水) 午後 4:35
Choroさん。映画好きのChoroさんに鑑賞出来て良かったと感想を受けるととても嬉しいです。
今回の作品では家族愛・人間愛が描かれていてそこが胸にじ〜〜んって来ましたよね。涙もろいのでもう涙・涙な状態となってました。
福沢監督はそういうのを描くのが上手いのかもしれませんね。物凄く拘りのある監督だと思います。
2008/12/10(水) 午前 7:18
はじめまして!
やはりこういう戦争映画は見ていて独特な感情がこみ上げてきますね。
豊松は実在してなくても、同じように境遇だった人はいたと思うと辛いです。
TBさせてください。
2009/1/18(日) 午後 1:08
かず様 1年七ヶ月遅れのレスですみません。戦争映画は苦手ですが、喩え創作であろうとも戦争の記憶や悲惨さや無常さは伝えて行かなければ行けないですよね。特に日本は戦争から離れているだけに・・。TBありがとうございました!
2010/7/24(土) 午前 7:19