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浮世離れの世迷言
主語はいつだって ワ タ シ です。

粗忽長屋ラグビー

大学選手権を観戦し、そのあと新宿まで歩いて新年会でしこたま飲む、というのがここ十数年の恒例行事である。
驚くべきことに、その過半が帝京大学の優勝を寿ぎながら飲み始めるならいだったけれど、今年はついにその慣行が破られてしまった。

いろいろな意味で、帝京大学にはしばらくのあいだ覇権を維持し続けてほしいと願っている。
また来年から頑張ってほしいものである。


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天理大学が二日の準決勝でその帝京大学を退けた試合を視て、こりゃ優勝は天理大学だな、と確信した。

結果は明治大学の優勝で、要するにオレの見立てなんて屁のツッパリにもならないということが証明されたと言えなくもないが、1トライ差の敗戦を、僅差と見ることもできたし、なかなか越えられない壁と見ることもできた、という、どっちつかずの感想が一日過ぎた今でもわだかまりつつ残っている。


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一日過ぎた、と言っても、冒頭にあるように、試合後は例のごとく鳩森八幡神社で世界遺産を登頂し、その後去年からは新宿ではなくて代々木でオダを挙げて、そのうえワタシの激烈なる怒りによって二度と足を踏み入れないことにしていたションベン横丁の飲み屋に移動してさらにおっぱいを食うという番狂わせまでしでかしたので、ほぼ半日は間抜けそのものであったのだから、まあ、ふと思い出したけどオレわだかまっちゃってるね、くらいのものに過ぎないけれど。

なんで初めから走らなかったのかな、このことである。


ま、ワタシなんぞはよくラグビーを知らないので戦略でも戦術でも技術でも間違って解釈しているはずだから、疑問そのものがへんてこりんなものである可能性が高いけれど、二日の天理と昨日の天理はまるで違って見えた。

いま闘っている天理はたしかに天理だけれど、こないだ視た天理は一体誰なんだろう?

このことである。


池波、二回入ったね。

まあ、いいです。

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紅茶美味

紅茶が好きだ。
着香茶はあまり好きではない。
セイロンと言う茶葉が好きだけれど、雑誌の正論は嫌いである。

ワタシは偏狭な人間だから、なかなか新しい文物に近づこうとしない。
お店でも商標でも、いくらなんでも百年一日と言うほどの歳ではないけれど、まず三十二年一日くらいの固定性がある。

紅茶の茶葉は大阪は堂島のムジカ一本だったが、事情は全く解らないのだけれど、いまは芦屋に移ったので堂島のと言う冠をつけて語ることができなくなった。

最近は都心でもムジカの茶葉が手に入るようになったので、いざとなったらそこで求めるけれど、ワタシはだいたい1ポンドの袋で買っているので、小さい袋だとちょっと残念である。
残念と言うのは割高だからで、つまり金目で物事を判断する程度のファンでしかないということで、偉そうに書いても、こういうのを語るに落ちるというのだろう。

まだ若い頃に堂島のムジカに行って仰天して以来、無神論者のワタシが神のように信奉しているのがムジカで、そのために、東京で紅茶専門店に行ってもガッカリすることが多くて、だからそう思い出してみると、最近は紅茶専門の喫茶店に行っていない。


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でも、神保町にはティーハウスタカノがあると言うことは知っていた。
知ってはいたが、ごく近くのキッチン南海には毎月行くのに、ティーハウスタカノには行かない。
それで、こないだ思い立って行って、不明をたいへん反省した。


ワタシはスリランカの茶葉が好きで、ムジカだとプライドオブスリランカというBOPFという茶葉ばかり飲んでいる。
これはひとえに香が好きだからで、ふたえに(そんな言葉遣いは無いけれど)ボディのしっかりした味が好きだからだ。

ムジカにもセイロンというOPがあるが、やっぱりプライドオブスリランカが好いのである。

ティーハウスタカノで、さて何を飲もうかと思った。
プラスリはムジカのオリジナルブレンドブランドだから他店にあるはずがないので、たいていそういう時はセイロンを注文する。
セイロンはボディがしっかりしているのでいざとなったらミルクがあるさと言うわけだ。

アッサムでも良いのだが、ワタシどもの世代ではアッサムは発寒に似ていると思う。だからなんだという話だが、そういえば今は月寒はツキサムだけれど、ワタシどもが子供のころはツキサップだった。
札幌の友人にツキサップと言ったら懐かしいねーと笑われた。でも、ツキサップの方が自然なのにねー。



それでメニューを見ると、セイロンストロングがある。
ストロングと言うとワタシどもの世代ではストロング小林だけれど、それとは関係なしにセイロンストロングを、そして「けだるい」午後なのでスコーンを一緒に注文した。
スコーンと言うとワタシどもの世代ではパリコミューンに聞き間違えるが、そういうことにこだわってはいられない。

それで鰻と同じように出てくるまでの時間を楽しむのだが、本当は神保町なのだからそこいらで求めた古書、たとえば三遊亭円丈の「ご乱心」を読みながら泰然として待つ、あるいは新刊であれば書泉グランデで求めたRMライブラリー「台車」のページを繰りながら心に期待を抱きつつ待つ、と言うのが粋だけれど、なにしろワタシは御乱心は旧刊も新刊も持っているのでいまさら古書店で買うはずもなく、「台車」は今月末の発売なのでまだ売っていないこともあり、つまるところiPhoneを眺めるくらいしかない。
まことに情けないブイキな人生であることよ。

そうしているうちに、ポットサービスのセイロンストロング小林と、ブレッドウォーマーに乗ったパリコミューンスコーンが届いた。
そうか。
スコーンをブレッドウォーマーに載せるのか。これはびっくり玉手箱だった。
三越のハロッズティールームだと白いお皿に載っているので、そういうものだと思っていたけれど、これは素晴らしい。バターが溶けなくてスコーンがポロポロするのはいやだものね。

でも、一度温めて、周辺の気温によって放熱しながら成り行きで冷めていくスコーンの場合はたいていジャムとホイップクリームで、こちらは保温されて冷めにくいのでバターとジャムで良いのだろう。
そこまで推理できるワタシは、やはり万人が思うほどの馬鹿者では無いなと思った。

もっともそれはたいしたことでは無いので、それよりもやってきたティーポットの蓋をわざわざ開けるワタシは下品であるのだけれど、でも蓋を開けたらびっくりするような美味しい紅茶の香が届いて、これはね、本当にとても好い香で、あー、東京も馬鹿に出来ねえな、と心の底から思ったのだった。

ま、おひとりさまだけどね。

でも、美味しいものは一人に限るのではないかな。
人と一緒だと、そちらに気が散るものね。
それはそれとして、これからもずっと一人だねー。
良かったねー、美味しがれるもんねー。



まあ、いいです。

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月の日面通過

正月も、年始休暇の区切りの日ともなればごく日常な街の気配で、こちらは既に始業しているとはいえ、なかなか気忙しい。


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今日は日食ということで、始まってから慌てて、例の金環食の時に買った日食グラスを探し、それでなんとか観て、写真も写せた。

どうせ日食が終わってから(どこにしまったのか忘れてしまった日食グラスが)見つかるのだろうと思ったけれど、どうしたわけか早く見つかった。
文句を言うことではないが、今年またまた厄年だか後厄だかのワタシとしては、まあまあな結果で、たいへん驚いた。


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昨夜の日没は不尽山のシルホウエッテもたいへん美しいもので、まるでごみ焼却場の煙のようにも見える雲もすてきだ。


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この年越し正月はほとんど飲酒もせず、東京タワーに行こうじゃないかと友人と会った4日に、東京タワーのあまりの混雑にめげて貿易センタービルの展望フロアで列車を眺めて満足したあと新宿でちょこっとやっただけで翌日に少し残ったほどで、ああ、もうオレは酒もダメだな、と思った。
煙草もとうに止め、ここでさらに酒も減る。
ガッカリするが、まあ、もうそういう歳なのだろうと理解をすることにした。
事実そういう歳なのだから仕方ない。


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友人のうちにも、まだ子供が学校に行っている家庭は帰省してくる子を歓迎したり家から通っている子を連れて初詣に行ったり、もう少し味わえる家族を楽しんでいるけれど、ワタシはもうとうにそういうこともなく、そもそも家族はほとんどいないも同然だから、つい行く場所が無くなって家族連れがわんさかいる動物園に行ったりする。

そうしたらオオワシも一羽でボーっとしているので、こいつも一羽じゃんな、と勝手にシンパシイを感じることにした。


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むかしのブログにはツガイで写っているムジエボシドリ。
でも最近はいつも一羽だから、ということはオオワシやワタシと似たような境遇らしい。
道理でしばしば目が合うはずだ。


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アカショウビンもいつも一羽らしい。

上野動物園はシングルの集まりであったるか。


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そうして、神田明神に初もうでに出掛けたらあまりの並び列に仰天してさっさと退散し、落語を聴いたあとの夜の新宿サザンテラスのイルミネーション。

こうして日々をさかのぼってみると、去年の正月と同じことやってるなあと気付いた。

まあ、いいです。

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柚子湯が好きなので、昨日の柚子湯を捨てないでおき、けさ沸かし返して浸かった。
今夜もまた柚子湯にした。また捨てないでいる、明日の朝、柚子湯に入ろう。

二日で20個の柚子を使った。
昨日10個で今日10個だから変わらないはずだけど、内緒だけど、昨日の柚子は捨てないで、今日また10個足して、だから今夜は一度に20個入っていて、ふたを開けたら甘酸っぱいにおいが飛び出して、ああこれが幼馴染の思い出か、とは思わなかった。
あれは青いレモンだもんな。

昨日の柚子をまた使うのはどうかと思いもしたが、どうせ柚子湯に入るのはワタシだけだから、ワタシが文句を言わなければそれまでのこと、それでよしにした。



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今朝は柚子湯に入ってたいへん気持ち良かった代わりにいつもに増してボーっとしたらしく、ウインズ浅草に行くつもりだったことをすっかり忘れてしまった。
買いたかったのは武豊のオジュウチョウサンだったけれど、結果は着外だったけれど、馬だって人気で出場するんだから、馬券だって好きな乗り手を買いたい。
そう思っていたけれど、忘れたのでは仕方ない。それで、なんとなく地下鉄で市ヶ谷駅まで行って、そこから国立演芸場まで歩いた。

それで、という接続詞の使い方が間違っているね。


ワタシはサラリーマン時代は市ヶ谷四ツ谷の辺りがたいへん長かったので勝手知ったる思いもあったけれど、日本テレビの別館がいよいよ空っぽになって取り壊されるとか、よく行った鴨せいろ蕎麦がたいへん美味しかった蕎麦屋が無くなっていたことや、鰻屋の看板が外れていたことや、好きだったおでん屋が二軒とも無くなっていたことや、買いに行くのが楽しかった事務用品文具店が無くなっていたことや、まあ、もうどうしようもないことだけれど、たいへん情けない思いに気持ちが沈んだ。
折あしく雨も落ちてきて、しょぼくれた思いで演芸場に着いた。


今日の落語会は会員先行発売当日に売り切れてしまった落語会で、ワタシもその瞬殺劇に立ち会ったわけだけれど、なんだいそれは、と言う思いがしないでもない。
そんなに会員が多いのは結構なことだろうが、会員じゃなければ観ることもできないってどうなのよ、という思いがするのね。
国立なのに、ね。
というか、だいぶ以前はこんなに会員がいなかったのだろう、もっと楽に買えたけれど、この数年は異常な競争で、ワタシも歳も取ってきたし、気力は落ちているし、情報量は少ないしで、そろそろ敗残者グループ入りするんだろうと心配する。

いっそ、年会費30万円くらいのウルトラアルティメットプラチナストロングメンバーシップカードを発行し、その持ち主だけに先行発売する、とすればさすがになんとかなるだろうと思うのだが。


問題は、そうなったらオレは会員になれないな、ってことだな。
とかくに人の世は難しい。

まあ、いいです。


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そうは言っても顔ぶれはたいしたもので、めぐろ白鳥喬太郎小ゑん彦いちで円丈。
混むのは仕方ない。

新作落語はおもしれーな。
もっとも、トリの円丈は旧作落語の茶の湯だけど。

ちょっとハラハラしたけど、やっぱり圓生の弟子だなあ、と。
七代目を継げばいいのに、と心の底からずっと思ってる。

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穴と柚子の常温

冬至には穴八幡で一陽来復守をいただく。
そのおかげで、どうにか日々を生きることができている、と日々を振り返る。
というのは、このお守りを指定の方角に向けて貼ることで「お金繰り」が好くなるというのだ。
お金持ちにはなれないけど、支払いはどうにか済ませることができるということ。
とても、本当にとても大切なことで、このお蔭でどうにかなっているとしか思えないのである。


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都電の終点早稲田電停から歩いて、あるいは高田馬場駅からバスで馬場下町バス停まで行く、あるいは地下鉄副都心線西早稲田駅から歩いて、それぞれ家族が穴八幡宮に行く。
もちろんワタシだけゆっくり行くので、ワタシが早大戸山キャンパスの端っこで折り返す長大な並びの列に混じりこんだ頃には、既に母と妹は上野のみはしで粟ぜんざいを食べていたようだ。

今年は土曜日だったからだろう、ここ数年で一番の列の長さで、雨が酷くなる前に抜けられたのがなによりだった。


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2時間ちかく並び、一陽来復守と懐中一陽来復守をわけていただき、持参した黄色い一陽来復袋に大事にしまって、今日ばかりは無神論者なのに神様を拝み、そうしてちょっと遅いお昼を食べた。

キッチン南海の早稲田店で、土曜日なのと少し時間がずれたのですぐに食べることができて、おおおお、霊験あらたかなり。

カツカレーを注文してから、あーそーだ、やっぱり神保町のお店には無いアジフライを食べたかったと思ったのだが、カツカレーが食べたいと思った時のオレは確かにオレだが、アジフライを食べたいと思ったオレは一体誰なんだろう?


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そんなことより、カツカレーを注文してから気付いたのだけれど、ワタシの強力なリクエストで一昨日の晩と昨日の晩はカレーライスだったことを思い出した。

先月作ってもらった時は量が少なかったので、もっとたくさん作って毎日カレーライスが食べたいと請願したので、今度は少なくとも三日分は作ってあるはずだ。
ということは、もしかしたら今夜もカレーライスかも知れないではないか!

今回のカレーライスはスーパーの肉では無く少し遠いところの昔からあるお肉屋の肉だからたいへん美味しいので、肉カレーと呼ぶべきだと考えているのだが、さすがに毎晩プラスお昼ではくどいかな、と思ったけれど、晩ご飯は予想どおりカレーライスで、でもなんてことも無く食べてしまった。

そうして思い出したら、火曜日の夜と水曜日の昼もどちらも外食でカレーを食べたので、つまり五日間で6食もカレーライスを食べたことになる。

馬鹿丸出しだけれど、

まあ、いいです。


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腹が満たされると気持ちが鷹揚になる。
いずくんぞ多少の降雨に支障のあらんや

なんだそれは、という話だが、要するにいつもだったら絶対に入らないだろう大隈庭園に小雨に誘われて入ってみる気になった、ということだ。


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冬至でもまだ赤い黄色いのは例年どおりなのか稀なことなのか、そこが全く解らないけれど、一人しかいない、占領したも同然な庭園を楽しんだ。



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一陽来復守は、いただいて帰ってきただけでは意味が無い。
指定された方角に向かってお守りを柱や壁に貼付しなければならないのだ。
これがまた厳密な作法があって、お守りの形である筒の正面を今年は255度の方角に向けるように貼らなければならない。
しかも日が変わる0:00に貼るとて、さっきからスマホの方角アプリを持ってうろうろしている。

万が一にも眠ってはいけない、今夜貼り損ねたら次は大晦日が元日に変わる0:00まで待たねばならないので、念のため飲酒はしていない。
しばらく飲んでいないから、飲めば必ずソファで寝るに違いないのである。


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というわけで、たくさん柚子を入れた柚子湯につかろう。
ちょっと高めに焚いて柚子の香を出して、今は常温41度である。


そして冬至が過ぎると、明日からは日に日に日が長くなってたいへんなのである。

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