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浮世離れの世迷言
嫌なものは嫌

浅間と浅間

関東平野で生まれ関東平野で育ち関東平野で仕事をして一時あっちに行ったけれどすぐに戻って今もまた関東平野で余生を送っている。

山が見えるのは真冬の朝の通勤電車の川口赤羽間の荒川鉄橋から見える富士山や箱根や丹沢や奥多摩や奥武蔵や前秩父や両神山か、あるいは真冬に玄関から見える荒船や妙技や榛名や赤城山や日光三山や筑波山くらいだったけれど、なんだ、けっこう見えるな。

とはいえ、見えるけれど皆遠い。
言ってみればどれも関東平野の「外輪」山で、その「カルデラ」の中心のあたりから遥手をかざして眺めるようなものであろう。

昨日、埼玉の北の街に出かけた帰り。
ナビに従って走っていたけれど、気が付くとばーんと開けた周囲の先に、富士が見えた。


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ワタシどもの家から見える富士は視界の反対側だけど、それはワタシの向きが違うからである。
ワタシどもの家から見える富士はもっと大きいけれど、それは当然で、この辺りよりも50kmも富士山に近い。
ワタシどもの家から見える富士は箱根と秩父を従えてそびえているが、この辺りだとさすがに脇侍は見えない。興福寺の国宝館で阿修羅像を観たらドッキリしてしまって隣隣に並ぶ天部の諸像の姿を忘れてしまうようなもの、ではなかろうね。


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とにかく山が見えない。だだっぴろい。のべらっとしている。あっちまでまっ平ら。
どれも素晴らしい褒め言葉で、ああ、この関東平野の山が見えない部分の大半は埼玉県だから、たぶん埼玉の人は精神がのっぺりしているのだろうと推量した。

のっぺりした顔と言う表現はあるが、のっぺりした精神と言うのは実に言い得て妙だと自賛するが、その言葉の実態は無いのがいつものワタシのやり方であるな。


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そうしてふと概ね60度ほど顔を右に振ったら、浅間が見えた。

富士山信仰は浅間神社で、浅間山は浅間神社では無い。
でも浅間は天と地の間が浅いのだからアサマであるという説もあったし、昨今はアサマは火山を意味する古語だという説もあるが、なぜアサマが火山を意味したのかを考えなければならないね。

富士山は真冬でも下まで真っ白と言う日は少ないけれど、浅間はずっと真っ白で、遠くから見てもそこだけ光っている。

浅間は好い山だなあと、昔から浅間が見える山荘への行き帰りに友人たちと思わず声が出たけれど、これを書いたら、浅間は飯山だなあ、と変換したのには驚いた。
浅間と飯山じゃ、同じ県でもちょっと遠い。
それに飯山なら斑尾山だ。


まあ、いいやまです。

この記事に

最近はちっともやらないのだけれど、昔は麻雀が大好きだった。
学生時代はほとんど毎日だったし、社会人になってからしばらくの間ほとんど毎週末に友人宅に泊まりこんで卓を囲んだ。
子供のころからの友人たちや、その友人の同僚や旅友達と、そのつど入れ替わりで五人六人、でも友人とワタシは毎回参加していたはずだ。

不思議だったのはただ打つだけで、あんなんでよくも飽きずに徹夜できたものだと感心する。
もちろん勝ち負けでヒートアップはしたけれど、まあ、麻雀が好きだったし、気の合った連中と過ごす週末の夜がよほど楽しかったのに違いない。


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昔話はたのしいけれど、この話はそこではない。

さっきまで、一年で一番楽しいシックスネイションズの最終節第一戦のイタリア対フランスを視ていた。

往年の強さを全く感じないフランスが、シックスネイションズ二十何連敗だかを止めたいけれど、やっぱり今年も全敗のイタリアを振り切った試合だった。

ワタシがウェールズに心を寄せていることは誰でも知っているけれど、だからいつもはウェールズの試合はなんとか頑張って視るけれど、他国の試合は録画してあとから1.5倍速または2倍速で視る。
イングランドの試合は60倍速で視る。
イングランドが嫌いだから勝つところは見たくないわけで、あいつら無駄に強いから60倍速が標準になる。

もっとも、公式アプリで勝敗と得点は知っていることが多いので、イングランドが敗ける試合なら1.5倍速でも良いかなと思うのだけれど、今年はウェールズがイングランドをビートビートビートビートビートビートビートビートビートビートビートビートしたので等速または0.8倍速あるいはストップモーションでも良いと思うほどだ。

だから、たまたま最終節が、

リノディマメーリ対ラマルセイエーズ
ヘンヴラードバナーダイ対アイルランズコール
ゴドセイブザクイーン対フラワーオブスコットランド

という試合順序でもちろん放映順序でもあるので、しっかりと生中継を視た。

前半の半ば以降、イタリアのパリセキャプテンがフランスのペナルティのたびにアランにタッチキックを指示する。
3点取れる可能性が高いPKより、最大7点を取れるかもしれないがリスクも大きいラインアウトからのトライ狙いを何度も何度も指示する。

ワタシがラグビー観戦するときにたいてい一緒にいる男たちがいるのだけれど、うち何人かは相手が反則をすると必ず

PKだよPK
シュアだよシュア

と大声で叫ぶので、ついに今年の大学の決勝戦はワタシも別の友人たちも一緒に観なかった。
おかげでNHKの中継に映ったらしい。ワタシたちの方が。

今年一緒に映ったのと今年は一緒に映らなかったのと合わせて三人で、ずいぶん以前熊谷の試合で映ったけれど、そのときはみんなおじさんだったけれど、今年はワタシももう一人の友人も、おじいさんになっていた。
仕方ない。


まあそれは良いとして、つまりシュアに行って勝ち負けにこだわるのも、たとえばいま視ている、ウェールズのグランドスラムが掛かっている試合だったらアランウィンがガレスアンスコムにショットを指示しまくるのは当然で、ショットが決まるたびに無声で雄叫びをあげているのだけれど、イタリアがタッチキックを繰り返すたびにワタシはなんだか胸にジーンとするものを感じた。

あんまり月並みなことは言いたくない。
パリセがこの秋のワールドカップで代表を引退するらしい、その餞に連敗ストップをトライを切欠に、ということもあるかもしれないが、やはりそれよりはカツを入れるという意味なんだろう。

やっぱりラグビーで燃えるのは、トライを取ろうとする十何次にも重なる攻撃の様子もあるし、それに、強い相手のトライを何度もタックルで止めるディフェンスに身体が斜めになって固まるほど燃え上がる。
ウェールズも釜石も三洋電気も、赤いジャージのチームは攻撃ばかりでない、ディフェンスで入場料が取れる。

それを視ながらふと昔のただやるだけの麻雀を思い出したのであるから、パリセにもこの時期にけがをしてしまったジラルディーニにも、相変わらず元気いっぱいのバスタローにも、ロートレックに似ているヌタバックにも、ちょっと失礼かもしれない。

でも、あの麻雀もイタリアの実らなかった挑戦も、とても楽しかったんだから仕方ない。









よしっ、グランドスラム!

1トライ1ゴール6ペナルティキックでも、素晴らしい。


いやあ、この連中を秋に観ることができる。

こないだのチームとは違うからねえ。

今の本物が来て、それを観られるとは!
熊本と大分が真っ赤になるぜ。

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記憶の墓場

このままここに書き続けても、じきに記録そのものが無くなる可能性があるわけで、ずいぶんガッカリしている。
長いこと書き溜めてあると、それ自体が記憶と記録になっているので、サービスが無くなるのはたいへんな打撃である。
写真などはほとんどここで掲載するためにだけ写しているようなところがあるし、ここに載せたものもそれ以外もカードやディスクにデータは残っているかもしれないけれど、実際のところ塊のデータはほとんど見ることもないし、文字と一緒になって初めてワタシにとっては意味があったりする。

こういうことは、所詮他人のリソースに頼っていることから覚悟はあったはずだけれど、いざそうなると取り返しがつかないことのように思えてならない。


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同じようなことが以前あって、勤めていた会社で鬱病になり、長期にわたる社会からの沈潜ののち業務復帰のアプローチとして会社のサイト内に個人名のブログを設けて記事を発表する仕事が与えられた。
それはかなり長いこと続けたのだけれど、馘首ののちデータそのものがバッサリと消去された。
ここと同時進行していた時期もあり、一応は業務として書いたものだから世間体をおもんぱかった書き様になっていたけれど、こちらには書かなかったようなことが多く、今思い出しても思い出せない事々が書いてあったものがまるごと無くなったのは残念だった。
記憶の塊をすっぽりと消去されたような思いがする。


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もっと以前、それこそまだブログなんてサービスが無かった頃だから、もしかしたらウィンドウズも95以前のVer.3.1とかの時代、いやもっと前のMS-DOSでパソコン通信をしていた時期だったかもしれないが、昔の旅行記を書いてまとめたことがあった。

その頃はまだマイクロソフトの有力なライバルとしてロータスが幅を利かせていた頃で、123も使ったけれど、当時はまだ珍しかったモバイル用のスケジュール管理ソフトだったオーガナイザーを使うために自分のPCに導入したオフィスパッケージもロータスだった。

その中に入っているワープロのワードプロはマイクロソフトのワードよりよほど使い良かった記憶がある。DTPもパンフレット程度ならかなり自在だったので、出張の移動やホテルで暇に飽かせてまとめた文章をパンフレットの体裁にしたのだけれど、いつの間にかロータスが消滅してしまい、こちらも何度もPCを取り替える過程でpdfで吐き出したファイルが無くなり、気が付けばソフトが無いのにデータだけは残っているという状態で、読みたいのに読めない蛇の生殺しみたいなものである。

不思議なことに、そうして書き終えた直後に記憶が消え去ってしまい、たいへん気持ち悪い用語だけれど、「自分史」がソフトの消滅や悪意ある操作やサービスの中止でまるごと抜けてしまうわけで、やるせないという言葉がこれほどしっくりくる事例もない。


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記憶があっても記録になっても、別段の価値がある人生ではないのだからどうでもいいとは思うが、残念極まりないし、勝手なことをしやがる、という不満もある。

やっぱりそういうところなんだなと、数年以前のデータ通信サービスを買った時の顛末を思い出して、続けていたオレが悪い、と思いもするのだけれど。


まあ、ちっともいくない。



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発条ハズカム

ワタシは幼児性が色濃く残っているため、いまだに暇があると、エクセルのシートに理想的な列車の編成を書き込んだりする。

たいていは根室発長崎行きとか稚内発枕崎行きで、いわゆるクルージング需要と大都市と観光地を繋ぐ観光輸送と時間によっては拠点間輸送という輻輳する役割を持たせつつ、それぞれの需要に満足するに足る設備とサービスを提供する、なんというような使命を持たせて編成を作ったりする。

そうするとたいてい16両編成くらいになってしまい、その中味も、以前の北斗星にあったロイヤルのある個室・普通のA個室・AB個室・B個室・Bカルテット・ゴロント・カーペット・食堂車・バーロビー車・グリーン車・座席車をまんべんなく組み込む。

あるいは、ディーゼル発電エンジン搭載且つ電化3電源に対応するハイブリッド車編成で、6両ずつユニットを組んで稚内・網走・根室発長崎・枕崎・志布志行きとか。

もっと酷いのは、函館発で、羽幌線経由・宗谷本線経由・天北線経由稚内行き+名寄本線経由網走行き+石北本線釧網本線経由釧路行き+根室本線釧網本線経由網走行き+根室行きを全16両編成で運用し、しかも函館発を毎時25分発のL急行にしたり。

なんだかわくわくしませんか?


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しかしながら、編成は考えているとなんだかこんがらかっちゃうので、たいてい飽きる。
それよりは、そこに乗る様々な職種のスタッフのチームを考えるのはもっと楽しい。

たとえば、郵便車を繋いで鉄道郵便という昔あった組織のチーム、列車の車掌チーム、電力需要が大きく且つ多岐にわたるためバックアップも含めて集中型分散型の発電機を数台積んでいることによるメンテナンス対応の機関士チーム、供食サービスのスタッフ、そういうチーム人員を検討するわけだ。

かつて、そういう配置を考えることを嗜虐的性向から好むからなのかどうかそれは解らないが、やたらと全国におよぶスタッフの配置換えをいとも簡単にしかも頻繁に行い、社員の個人的な生活事情なんか気にせずに実行し続けた上司がいたけれど、とことん嫌いだったけれど、それに近いことを実はオレは好きなのか?と思い、やや憮然としている。


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最近は人に隠れてこそこそと、夜中にエクセルで記入しているだけなのだけれど、かつて、まだ若かった頃、ある日本当に暇な時間があって、会社のデスクで財布に入っていた500円玉100円玉50円玉10円玉5円玉1円玉を机上に全部取り出して、500円玉は電気機関車100円玉は電車50円玉はディーゼル機関車、10円玉は客車5円玉はコンテナ車1円玉は貨車に割り振って編成を作っていたところに先輩が帰社し、えらい笑われたことを突然思い出した。

まともなビジネスマンではないね。


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なんということを、キムジョンウンが北朝鮮からベトナムまで列車で行った、というニュースを視て、ああ、そういう観光ルートができるのかもなあ、って思った。
日本人には遠い列車だろうけどね。

春だ。
酷い状況でも、春は来る。
そういう話だろう。

でも、身の回りはなんだかんだ言ってももう春で、皇居東御苑の木の花の観察に行ったらウメとシナマンサクが盛りだった。

コイン列車が好きな程度の脳味噌でも木の花を見るのはとても楽しい。
その程度の脳味噌でもマンサクが「先ず咲く」の東北地方発祥の音便だと言うことは知っているのだけれど、蝋梅のほうが早い。

だからどうした、という話ではある。


まあ、いいです。

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梅とメジロと青い空

湯島天神の梅にメジロが来ていた。

やっぱり写真は89パーセントがカメラの能力だね。


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好い塩梅に雲も無くなった。
アメリカ人だったら、ビュウリフォーディ、って言うだろうな。


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仮設の舞台では梅祭りとてベリーダンサーズ。
望遠レンズの嵐、それも白レンズ。
いろいろな被写体があるね。


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花が下向きだから、くるりと回って下から吸うんだろう。
そらそうだ。


さる展覧会イベントの整理券があんな早い時間に配布終了になっていたり、本郷の美味しいあられが売り切れていたり、今日はギャフンなことが続いたけれど、せわしく動き回るメジロのおかげで好いきもち。


まあ、よかったです。

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