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5 紅子の決心 その1
紅子はとっても気になることが有りました。
それは、舞ちゃんの所のジョンの事でした。
ジョンの誤解を解かなければ舞ちゃんとも気持ちよく遊べない気も
しました。叉、果たせなかった一つの約束の事も有ったのです。
可愛い舞ちゃんのためにも、ジョンとは仲良しにならなければと
思っていたのです。
ジョンが舞ちゃんの家に連れて来られたのはジョン達を助ける為でした。
ジョンのお母さん犬が、仲良しの紅子に頼んだのです。
お母さん犬は病気でした。もう直ぐ死ぬことが判っていました。
そして双子犬が、危険が迫っていることを、ある種の動物の感で、
知っていたのです。
5 紅子の決心 その2
お母さん犬は、「紅子ちゃん、私が死んだら、あの子達を、
安全な所に連れて行って頂戴。出来るだけ双子犬は離さないでね!」
と頼んだのでした。
紅子は双子犬が離れなくても良いように一緒に飼ってくれそうな
家を見つけようとしましたが、なかなか見つかりませんでした。
そして、いよいよ明日には、野犬狩りが始まると聞いて
離れ離れになるのは可愛そうだけれど、連れ出したのでした。
「何時かきっと会わせてあげるからね・・・!」と心に決めながら
2匹をそれぞれの家に上げたのでした。
2匹とも、とっても可愛がってもらって幸せに暮らしていることは
知っています。
でもお母さん犬との約束が、完全に果たせなかったのが
返す返すも残念でした。もう少し時間が有ったらと悔やまれます。
でも今、叉、どちらからを連れ出しても皆悲しい思いをするに
違いないのです。
それ程、2匹の双子犬は、両方の家族に愛され可愛がられた居たのです。
5 紅子の決心 その 3
きっと、可愛い舞ちゃんが、2匹と紅子の仲を
取り持ってくれるのではないかと思っています。
不思議っ子の紅子には無い、力が、あの小さい舞ちゃんには
有るような気がするのでした。
それにはまず、舞ちゃんに知ってもらわなければいけないのです。
紅子はあの小さい舞ちゃんが、ショックを受けないようにこの事を
伝えなければいけないと思いました。
それが、今の紅子の悩みでも有りました。
ある時、舞ちゃんが、一人で、姉さんに頼まれたお使いを
するために、ジョンと歩いていた時の事でした。
向こうからジョンが歩いてくるのです。
目を真ん丸くした、舞ちゃんは、キツネにつままれたような、
気がして、横に居るジョンと向こうから歩いてくる
ジョンを何度も何度も見比べているのでした。
そしてその2匹のジョンも叉、お互いの存在に気づいたらしく
一瞬戸惑いながらも、「ワンワン・・・!」と吼えながら
駆け出しました。
それは、会いたくても会いたくても会えなかった双子犬の
感激的な再会でした。2匹は、なめあいじゃれあい再会を
喜んでいました。舞ちゃんは、一瞬どっちがジョンか
判らなくなってしまいました。
5 紅子の決心 その4
キュウちゃんがお留守番をしていたときのことでした。
家族全員が、親戚のお祝い事で1泊で出かけた時のことです。
一人で、庭の穴掘りに飽きたキュウちゃんは、早くお母さんが
帰って来ないかなとか、おみやげは何かしらとか考えながら
ウトウトしていたのでした。
そして深〜い眠りに落ちた時、誰かに抱かれた気がしました。
お母さん帰って来たんだと飛び起きたのでした。
そうすると前からあの可愛い弟犬が走って来るのが見えました。
何がなんだか判らずに、キュウちゃんは走りました。
そしてジョンとキュウちゃんは知ったのです。
何者かは判らないけど、僕達を守ってくれたんだと知ったのでした。
5 紅子の決心 その5
そうです。紅子が、キュウちゃんを連れてきたのでした。
そして、舞ちゃんに双子犬を見せて、双子犬の生い立ちを
知らせようと思ったのでした。
でもそれは、ジョンとキュウちゃんの、
紅子への誤解が解けた瞬間でもありました。
そして、ジョンもキュウちゃんも、例のあの感覚も臭いも
懐かしい心地良い思い出と変わったのです。
もう、ジョンは紅子を嫌がりません。
それどころか舞ちゃん同様大好きになったのです。
そして、ジョンとキュウちゃんにも、紅子が見える瞬間でした。
もう何も心配はなくなりました。
紅子は、舞ちゃんとジョンとキュウちゃんと何時でも仲良く
遊べるのです。
5 紅子の決心 その6
いつものように、シャカシャカ巾着で呼び合って紅子と舞ちゃんが
遊んでいます。
今はジョンも仲間入りしています。
そして、時々は、キュウちゃんも。
その時の、キュウちゃんはお家のキュウちゃんハウスで、背中を丸めて
眠っています。キュウちゃんのおかあさんは、
「キュウちゃん今日はよく眠ってるわね〜!と思うのでした。
おわり
※ 今まで、私のつたないお話ごっこにお付き合いくださいまして
ありがとうございました。
思いつきで、不思議な女の子の絵を描きました。
そして叉、思いつきでお話をUPしてしまいました。
此処まで良くこれたものです。コメントを下さった方々
ありがとうございました。コメントにもお困りになったのではないかと
心苦しくもありました。
一応みんなが仲良くなれた所で、一旦終了ということに致します。
ご愛読を感謝いたします!
これからも舞ちゃんを応援してくださいね!
とっときの1枚をUPしました。
紅子の本当の姿です。この姿が、叉お話に出てくることを
願いながら(続きが書けたら・・・)・・・!
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