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その 3
紅子ちゃんは舞ちゃんの首に下がっている赤い毛糸をジッと見ています。
これは、舞ちゃんが、何時でも好きな時にあや取りが出来るように、
何時も首に、下げているお気に入りの赤い毛糸でした。
首から赤い毛糸をはずして、二人はあや取りを始めました。
でも紅子ちゃんは、あや取りは初めてのようでしたが、舞ちゃんが
「そこは人差し指と親指でつまんで・・・」と口に出す前に、
紅子ちゃんは、うんうんとうなずいて上手にあや取りをします。
紅子ちゃんはとっても楽しそうに、何回も何回もあや取りをしました。
「今度、来る時は紅子ちゃんの毛糸も持ってくるね!
そして今度は一人あや取りを教えてあげるね!」と約束するのでした。
すると「紅子は水色の毛糸がいいな!」と言っているようでした。
小兄のセーターが、水色だったので丁度いいなと舞ちゃんは思いました。
二人がひとしきり遊んで、とっても仲良くなりました。
ふとかくれんぼをしていたことを思い出し舞ちゃんは帰ることにしました。
「今日は遊んでくれてありがとう。叉遊んでね。」
紅子ちゃんは、「私のことは、二人の秘密よ!」と言っているようでした。
その 2
その子は、「ここなら大丈夫、誰もさがしに、来ないよ!」
と言っているように思えて舞ちゃんは、こっくりうなずいて
その場にしゃがみ込みました。
よく見ると、周りは思ったより中は広く、女の子が一人で遊んでいたらし
遊び道具が、散らかっていました。
「一人で遊んでいたのかしら?」と女の子を見ると
「お友達がほしいの!」と言っているようでした。
「舞ちゃんが、友達になってあげようかしら!」と思った途端、
その子はにっこりと微笑みとてもうれしそうでした。
「私は、舞ちゃん、あなたは紅子ちゃんね!一緒に遊びましようね!」
どうして舞ちゃんが紅子ちゃんの名前がわかったのか、
その時の、舞ちゃんには、不思議な事だとは思いも尽きませんでした。
でも二人は一度も口を利いていないのに、何でも分かってしまうのでした。
新しい、舞ちゃんのおはなし、はじまり〜はじまり〜
何にも決まっていないのに見切り発車もいいとこです
何故か追い込まれないと作業が進まないので
こんな風に始めることにしました
その1
それは、舞ちゃんが、近所の友達とかくれんぼをしていた時の事でした。
何処にかくれようかと、あっちにウロウロ、こっちにウロウロかくれる所を
探していたのです。こんもりとした茂みの中に、キラキラと光る二つの目を見つけて、
舞ちゃんはドキッとしました。
でもその目は、恐いどころか、やさしい親しみの有る目でした。
その目は、「ここに、かくれたら、見つからないよ!」と訴えているようでした。
舞ちゃんは、その目に誘われるように茂みを掻き分けはいって行きました。
キラキラ光る二つのその目は、可愛い女の子でした。にっこり笑って迎えてくれました。
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