箱根・足柄・酒匂川〜聞き書きせむ山仕事を〜

山仕事の楽しみ、古老の話、郷土のささやかな自然発見をつづります。。小田原山盛の会事務局のブログ。。

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「箱根仙石原二ホンジカ問題」現地見学会レポート
NPO法人小田原山盛の会 (記録;兵頭昌雄・編集;川島範子・監修;古林賢恒)

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仙石原のゴルフ場に出没するシカ

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仙石原湿原周辺のシカの生活痕跡
(採食痕、糞、ぬたば、剥皮害をGPSカメラで撮影した位置情報を示す。2016仙石原緊急報告書より)

日時 2016年10月27日9:30−15:40
場所 箱根町仙石原一帯
参加者の所属と(人数)
 
 行政・関係機関など:環境省箱根自然環境事務所(2)、東京神奈川森林管理署(2) 県自然環境保全センター(2)、県政総合センター(2)、小田原市役所(3)、箱根町役場(3)、箱根ビジターセンター(2)、小田原市森林組合(1)
 一般団体など: 野生生物保護管理事務所(1)、 日本大学生物資源科学部(1)有機農法研究会(1)、箱根を守る会(1)、丹沢ブナ党(3)、美しい久野里地里山協議会(1)、神奈川森林インストラクター(1)、一般市民(5)小田原山盛の会(7、古林氏含む)、報道各社(4) 合計42名
主催 NPO法人小田原山盛の会
後援 神奈川県、箱根町、ブリの森づくりプロジェクト

見学会の目的

今回の見学会は、天然記念物湿生植物群落のある仙石原地区を中心に、シカ問題の解決に向けて
1)冬の主要な食性になっているアオキに対する異常な採食状況、
2)6月から11月の植物成長期間の主要な餌場とそこでのシカの生活痕跡、
3)箱根町の町有林、片平地区で植樹をした場所におけるシカによる被害状況、
4)環境省が行っている「植生保護フェンス」の内外の植生の状況

を見学し、シカが低密度といわれている仙石原ですでに何が起こっているのかを先ずは認識していただくことに始まります。次ぎに、鳥獣保護エリアであり、観光地であるエリアにおいてシカの個体数をコントロールする手法について具体的な案を考え、さらには、これから急激に拡大する被害対策にむけて全国で行われている情報を戴き、意見を交換する場とすることを目的として開催することになりました。

経過
受付・主催者挨拶
 9:30  (車で移動)

別荘地隣のヒノキ林 9:45−10:05 
当日の講師である古林賢恒氏(元東京農工大森林生物保全学、小田原山盛の会シカ調査を指導)から、緊急報告書(仙石原のゴルフ場、湿生植物群落周辺におけるシカの生活痕調査)を使いながら、ヒノキ林の林床に生育しているアオキがシカにとっての冬期の主要な餌となっていることが説明された。現地では、シカの口が届く範囲のアオキの葉が採食されてできるディアラインが観察された。また、それより高い枝は噛み折られ、葉が食べられていた。全てのアオキに採食圧がかかっており、一旦葉が無くなっていた4月に比べると1生育シーズンを経過して回復していたが、いずれも葉が小型化していた。

古林賢恒氏:In vitro乾物消化率や粗タンパク質含有量についてみると、ササやスギ・ヒノキの葉よりもアオキは栄養価の高い食べ物である。アオキを食べている中は良いが、アオキがなくなってくるとどのようなことが待っているのだろうか。冬には常緑性の植物しか存在しないことから、スギ・ヒノキの葉やササの葉が利用されることになるだろう。つまり、被害問題が発生してくる。分布域が広いアオキを指標植物にしてシカの個体数をコントロールする手法は、アオキが優占するエリアでは都合が良い。アオキは、シカの過食圧によって起こる植生の劣化を指標する植物として重要な位置にある。
なお、アオキがシカの採食圧に対して敏感に反応することの実験を丸太の森で行っている。その結果について参考までに簡単に紹介しておく。

続きはブリ森ブログに掲載しております。是非こちらご覧ください。



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