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書庫■『北風列車』 阪口涯子句集



阪口涯子の第一句集『北風列車』を転載いたします。
 
昭和十三年、涯子36歳からの十年間の俳句です。

●『北風列車』阪口涯子 
昭和25年(1950年)刊 天の川文庫3

全作品を、親友井上光晴が編集発行の、『辺境』という季刊誌に、1972年3月、転載しています
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写真  2006・9・19  足柄平野から箱根外輪山を望む

   『 北風列車 』 82 終 



 阪口涯子の第一句集『北風列車』を転載しています。昭和13年、涯子36歳からの10年間の
 俳句作品です。若き医師、涯子30歳からの満州時代は、このようにして書き残されています。

               *ーーーーーーーーーーーーーーー*


      『 北風列車 』   阪口涯子作品集 (82) 全作品332句 にNOをつけて順に掲載いたしました。これが最後のページです。
   供々纏海里曚箸蝓             
                                       
       ● 自画像  つづき         昭和24年               
               

329     野をこえてひとり子が行ったターザン映画    


330      しののあめ青からかさをジープにみられ


331     身をななめにびしょぬれているニヒル像    


332     男のように台風圏の樹は倒れよ




              完



  ●みなさま、ながながとご拝読いただき有難うございました。
    これで、阪口涯子の俳句紹介は全て終りました。

   いや〜俳句っていいもんですね〜     nora

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写真   コスモス   2006・9・20  散歩コースにて

   『 北風列車 』 81 



 阪口涯子の第一句集『北風列車』を転載しています。昭和13年、涯子36歳からの10年間の
 俳句作品です。若き医師、涯子30歳からの満州時代は、このようにして書き残されています。

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     『 北風列車 』   阪口涯子作品集 (81)  全作品332句 にNOをつけて順に掲載しています。

   供々纏海里曚箸蝓             
                                       
    ● 自画像 つづき   昭和24年               
               

325     カストリ飲んで野菜の花を抱擁した   


326      野菜の花抱きしめていた異邦人


327     カランカランとなる晩鐘は遠くの国   


328 芋飴なめて妖精譚(フェアリーテール)わすれた少女




●nora註:カストリとは、第二次世界大戦後の日本で出回った
        清酒の酒粕を水で溶き蒸留した低品質の焼酎、
カストリ焼酎のこと。
        (ネットで検索しました)

※カストリ - Wikipedia
https://ja.wikipedia.org/wiki/カストリ

第二次世界大戦終戦直後の日本で出回った、粗悪な密造焼酎の俗称。

酒粕を原料に蒸留して製造する「粕取り焼酎」が語源だが、

本来の良質な粕取り焼酎とはまったく別のものである。

焼酎の項目を参照。 上記のカストリと同時代に、統制外の粗悪紙を用いて濫造された、低俗な内容の雑誌に対する俗称。

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写真  白彼岸花  2006・9・19  小田原市にて

   『 北風列車 』 80 



 阪口涯子の第一句集『北風列車』を転載しています。昭和13年、涯子36歳からの10年間の
 俳句作品です。若き医師、涯子30歳からの満州時代は、このようにして書き残されています。

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      『 北風列車 』   阪口涯子作品集 (80) 全作品332句 にNOをつけて順に掲載しています。
   供々纏海里曚箸蝓             
                                       
     ● 自画像 つづき    昭和24年               
               

322     きみの皓歯かと大群とひかりあう    


323      白い兵舎ぬけ出て君もかとのような


324     絹くつしたのかとという言葉口に出さぬ    


   nora 註:かと=蝌蚪(おたまじゃくし)です。
9月20日は17年前亡くなった阪口涯子の命日です。「涯子忌」・・・
晩年どこかの高校の校歌を頼まれていたとか。
どこの高校なのでしょうか?きっと地元の九州だと思いますが・・・
身近だった方に連絡して、捜してみたいと思います。 nora

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写真  イヌキクイモ  2006・9・12  酒匂川にて

   『 北風列車 』 79 



 阪口涯子の第一句集『北風列車』を転載しています。昭和13年、涯子36歳からの10年間の
 俳句作品です。若き医師、涯子30歳からの満州時代は、このようにして書き残されています。

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      『 北風列車 』   阪口涯子作品集 (79) 全作品332句 にNOをつけて順に掲載しています。
   供々纏海里曚箸蝓             
                                       
     ● 自画像 つづき    昭和24年               
               

319     乾藷(かんころ)が雲のかけらを並べている    


320      鶏頭が茎まで燃えて貧しい谷間


321     きみの唇漆黒の蝌蚪に花ひらく    




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写真  酔芙蓉   2006・9・8  南足柄市にて

   『 北風列車 』 78 



 阪口涯子の第一句集『北風列車』を転載しています。昭和13年、涯子36歳からの10年間の
 俳句作品です。若き医師、涯子30歳からの満州時代は、このようにして書き残されています。

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      『 北風列車 』   阪口涯子作品集 (78) 全作品332句 にNOをつけて順に掲載しています。
   供々纏海里曚箸蝓             
                                       
     ● 自画像 つづき    昭和24年               
               

316     僕の外套ひとつなびいてゆがんだ野原    


317      ひざまずき坑夫の脚の傷巻きいる


318     かんころが光る虚空の虚空の吐息    



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