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DA俳句28号・2018年12月発行
第110回 DA句会(2017.12)から
第113回 DA句会(2018.9)までから抄出 ■俳句雑誌『DA俳句』とは・・・
年間4回のDA句会に発表したメンバーの 作品を1年毎に纏めた合同句集
第28号には5人参加 掲載俳句はnora作 DA:
ドイツ語・・・・・・漠然と存在を示す
フランス語・・・・・全くの意味の強意語 日本語(駄)・・・・馬一頭に負わせる荷物の分量 酒が三斗五升入 樽二つの事
亀裂ギャオ
■2017.12
私は早起き老人亀裂ギャオ
冬雲と相乗りあれは小学生
真相ははっきりしない最中かな
白山茶花散る散る散る散るカラスたち
残菊はそのまま二人鍋奉行
冬入りす丹波龍の髄羊歯の髄
さび猫と双曲線の酒匂川
しじまかな黒山茶花と黒珈琲
紺と黒しんしん越冬ルリタテハ
デミリタライズドゾーン
D M Z の冬草難航す
猫ときどき後肢を伸ばす自由かな
朝焼けの欅がつんと衝突だ
蹴ちらかす枯草老犬再会す
背高泡立草は穂で穂で川は冷たいね
赤犬をひきずっている酒匂川
鳥や獣の雲湧く冬の三角山
椋鳥数百粒にまじって漂流す
トイプードルのような枯岸もう帰ろう
刺蛾の繭カラスの小便担桶の冬
赤紐は芒を縛る犬繋ぐ
えんぴつ派すなわち美食派には降参
■2018.3
菜の花ギギ各駅停車尾を振って
幼年の深層海流はらぺこの
小松菜を蒔いては空をかぶせたり
この道は細く曲がって赤大根
河青きαβ初ツバメ
連翹が連翹を喰う朝日かな
春はことに日光浴となまけ菌
噦をジャクリーヌと呼び捨てた
雪柳やがて空気を追いかける
春の空とってもコガタルリハムシ
直立すアラスカ黒唐檜よ長子
春闌ランダム歩きなお続く
藪かんぞう東北なまり芽吹きけり
■2018.6
万緑や鰹象虫ぽろり落ち
よく滑る落日のよう端渓は
あばうとな粒粒春の窓に来て
青肌の白花あわあわ浴びにけり
いつからか脳のキャベツに蛞蝓が
五十センチ掘ると限界夏の穴
書き損じばかり万緑の家は
白鷺三十一羽光となって壊れたり
ピレネー犬白く沸き立つ夏の道
梅枝尺らひら六月洗脳中
六月の右往左往やクルリ棒
十両編成小田急走るグラジオラス
さくらんぼの赤い実が降る蟻地獄
時間かな雲の形はあばら骨
軽鴨の子十羽劇薬製造中
蛍袋咲いたよ俳句はじめよう
人声と冷気六月交差して
盲点は茄子の葉裏にかくれたり
■2018.9
向日葵のとんとが首をまわしけり
平田修虚無僧尺八吹奏弾
白木槿咲き続けたり修正液
アカガネサルハムシ 構造色の赤銅猿金花虫来て露台
朝顔の螺旋階段掃除した
閖上のコスモス知ったあの日から
新銀河生まれつつあり縄文尺
鰯雲猫の棒立ちすぐ崩れ
酒匂川部員精霊飛蝗飛ぶ
気まぐれな猫と夏風邪を抱っこ
もう九月長い睫毛の五葉松
快晴の河原撫子切れやすし
ラプラタ河きっとひろびろ洗濯日和
金狗尾草ぞんざいに揺れ実存派
青松虫中空を占めブラック
隙あらば秋のがちゃがちゃ猫がちゃがちゃ
鳥葬虫葬それから紺碧ロプノール
陳子昴ざらざらしてる夏の果
秋の水ががぼご泣き虫小学生
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