「ノウブリ」と囁け!

おひさしぶりです(と記事をアップするたびに挨拶している・・たまにしか書かないから・・)

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桜がまだ咲いていない飛鳥山を横目に、都電の停留所で待ち合わせ。
落語友達のy氏とともに、飲み会に先立って、時間つぶしに巣鴨近辺を歩く。
大塚駅前のサワー88円の居酒屋での宴会の前にまず銭湯に行こう、銭湯が開くまで時間があるのでのんびり歩こう、ということで都電沿線をそぞろ歩き。
えらい風の強い日であった。
y氏はもともと東京都北区の都県境近辺の出身であり、豊島区あたりは少年時代の自転車遠征のテリトリーだったそうだ。


巣鴨の手前で辿り着いた「お岩通り」というネーミングに驚く。

https://blogs.yahoo.co.jp/IMG/ybi/1/d7/b5/norburyjp/folder/1484889/img_1484889_50197550_0?1269146085

そして「そういえば、こんな寺があるんだけど、行ってみる?・・」と教えられたのが、この妙行寺である。「子供の頃、四谷怪談由来の寺だと聞いて中に入ってみたけど、どこにお岩さんの墓があるのか分からなくて出てきてしまった」とのこと。

なんでこんなところに四谷怪談由来の何かがあるのか?
四谷怪談ってその名の通り四谷の話だろうに。
実際、四谷怪談由来のお岩稲荷や田宮神社には以前、会社帰りに行ってきた
ではここはなんなのか・・。
興味津々で入ってみるとお墓参りのシーズンか、花や線香・水桶をもった人たちが多数往復している。


入り口には「四谷怪談お岩の寺、妙行寺」と彫られた石碑が・・。
https://blogs.yahoo.co.jp/IMG/ybi/1/d7/b5/norburyjp/folder/1484889/img_1484889_50197550_4?1269146085

私も正確に鶴屋南北の書いたストーリーを知っているわけではないが、四谷怪談といえば、四谷の田宮家に婿入りした伊右衛門が他の女性に心を移し、邪魔になった妻のお岩に毒を漏り、薬のため容貌をボロボロにされて狂死したお岩が、伊右衛門やその協力者たちに祟って皆殺しにする、という話。
お岩さんが実在した人物であることは間違いないが、フィクションで歪められている部分が多くいろんな微妙に異なるストーリーが現代に伝えられている模様。

この妙行寺の「由緒」では、「お岩様が、夫伊右衛門との折り合い悪く病身となられて」と敬語なのである・・夫は呼び捨てだが・・その後お岩様が亡くなったあとに災いが続いたのを法華経の功徳で因縁を取り除いた、とのこと。
また寺も四谷から明治42年に移転したとのことで、だから四谷怪談の由来の場所が巣鴨にあるのか、とようやく納得できた。

四谷は稲荷や神社だが、ここは日蓮宗なんだなあ。さり気なく、お岩様のたたりを法華経で封じたと書いてあるわけだが・・・初めて聞いたぞ、そんな映画「日蓮と蒙古大襲来」みたいな話は・・・。

墓地の突き当たり、この鳥居の向こうに由緒書き、その裏側にお岩様の墓がある。
https://blogs.yahoo.co.jp/IMG/ybi/1/d7/b5/norburyjp/folder/1484889/img_1484889_50197550_1?1269146085

これがお岩様の墓。
https://blogs.yahoo.co.jp/IMG/ybi/1/d7/b5/norburyjp/folder/1484889/img_1484889_50197550_3?1269146085

お岩様の墓に向かう手前には赤穂浅野家の墓もあり、そこに浅野内匠頭夫人の遥泉院の墓もある。
お岩様に比べればずいぶんとちゃちい・・。
https://blogs.yahoo.co.jp/IMG/ybi/1/d7/b5/norburyjp/folder/1484889/img_1484889_50197550_2?1269146085
ダンナは泉岳寺なのに、なんで奥さんはここなんだろう。
そういえば、四谷怪談は仮名手本忠臣蔵の外伝的な位置づけだと聞くが(伊右衛門は浅野家がモデルである塩冶家の浪人という設定)、史実のお岩さんと浅野家って関係があるんだろうか。
いろいろ興味は尽きない。


「四谷怪談ってそもそもなんだっけ」というy氏の問いかけに、最近古本屋で買って読んだ柴田錬三郎の短編集の中の一話「四谷怪談・お岩」という話を思い出した。

大筋で一般的に知られる四谷怪談の因果応報話と違い無いのだが、人物設定で特徴的なのは、お岩様がいまどきの言葉で言う「真性M女」となっていること。
家庭を顧みずDVを繰り返す伊右衛門に虐待されるたび性的快感にもだえたり(伊右衛門が大変なイケメンとして描かれているのだ)、伊右衛門の借金清算のためにわが身を売らされて毎夜他の男性の慰み者にされ、あるいは客が取れないと折檻されて縄で縛られると、虐待は虐待でまた感じてしまうという、ちょっと驚いた設定なのである。
つまりは「SM怪談」なわけですな。
そればっか、ってわけじゃないんだが、とても官能的な描写が多い。。
最後にはお岩も命を落とし、伊右衛門はお岩の亡霊に悩まされて自滅するあたりの描写はまあ普通の怪談と同じ・・・。

この短編は最後の1ページで、「ところで、作者自身も、目下妙な経験をしている」と柴田錬三郎の一人称の語りが始まる。
いわく、本編を書き始めてから、右目が腫れて涙が絶え間なく流れ始め、それが治ると全身に湿疹、ペンを持つ右手にも湿疹が出てきたので、これは祟りか、と慌てて娘婿が運転する車でお岩稲荷に詣でたら、翌日から娘婿が高熱を出して寝込んだ・・・。
「三百年を経て、なお、男に祟るとは、げに、執念深い女性である」と稿を締めくくっているのだが、こんな小説書いたら、祟られても仕方ないんじゃないだろうか・・・。

・・てな話を大声で夢中になって語っていたら、y氏にやんわりと
「アンタとんでもない場所で話してるよ」と注意された。

まだ、法事客が多数出入りするお寺の入り口のあたりだった。
すまん・・・。

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こ、こ、こ、こ、怖すぎー。私は恐がりなので1人では絶対行けない…。でも行きたい…(笑)。

2010/3/22(月) 午前 4:32 mll**chihi*o

訂正です。
柴田「連三郎」は「錬三郎」の誤り。
自宅のPCがなぜかネット接続できないので、ここで補足。

2010/3/22(月) 午前 10:02 ノウブリ

ちひろさん、別の本で読んだのですが、昔からお岩様は恋愛問題で悩む女子たちの信仰を集めていたそうです。
だからあっちこっちにゆかりの場所が作られて、いや残っているのでしょう。

ニッポンの女子なら一度は行くべし!、です。

2010/3/22(月) 午前 10:07 ノウブリ

来月はこの四谷怪談にまつわる歌舞伎が新橋で公演されます。このお寺も何かしら関係が深そうなのでいちど訪れてみたいですね。あ、お岩稲荷と泉岳寺も行かなきゃ。(笑)

2010/3/23(火) 午前 0:12 masachan5

masachan5♪さん。
「四谷怪談」来月やるんですね。見たいなあ。
ぜひ、このお寺にも来て見てください。都電の新庚申塚駅から歩いて数分です・・。

2010/3/23(火) 午前 0:22 ノウブリ

今月半ば、実際に信濃町にある田宮神社へ行ってきました。お寺は残念ながら時間の都合で行けませんでしたが、神社のコラムをupしました。関連付けでTBさせて下さいー。(^−^)

2010/4/30(金) 午後 11:01 masachan5

トラックバックありがとうございます、masachan5♪ さん。
次回はぜひこちらにも足を伸ばしてくださいませ・・。

2010/5/2(日) 午後 11:28 ノウブリ

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