「ノウブリ」と囁け!

おひさしぶりです(と記事をアップするたびに挨拶している・・たまにしか書かないから・・)

映画

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映画評です。
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ハート・ロッカー

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昨日は仕事がうまく行かず私生活の人間関係でもちょっとダメダメ状態。
回転寿司屋で生ビール片手に自棄食いし、帰りの電車に乗ってから、ふとレイトショーでも見るか、と飛び込んだ映画がこれ。

落ち込んだ気分のときにこういう映画を見るというのはどうか、と自分自身客観的に思ったのだが、もしかしたら他人の死の姿を見ることは、かえって「癒し」になったのかもしれない。

https://blogs.yahoo.co.jp/IMG/ybi/1/d7/b5/norburyjp/folder/322500/img_322500_50193444_0?1269056315

イラク戦争後のバクダッドで爆弾処理を専門とする兵士の物語。
ヘルメットとプロテクターで完全防護して、爆弾に素手で立ち向かう、死と隣り合わせの日々を描く。
http://hurtlocker.jp/

街頭に簡単に爆弾が仕掛けられ、それによって人が簡単に死んでいくバクダッドの街。
映画は、爆発物を無謀ともいえる方法で取り除いていく主人公と、それを防護する立場の兵士、それから技術兵の3人の交流を中心に進んでいく。

遠隔操作のロボットのようなハイテクに頼らず、まるでレンコンかタケノコでも掘るように爆弾を見つけては、パチパチとケーブルを切り、魚屋がワタをとるように信管を繰り抜いていく。
爆弾とスイッチ?を結ぶケーブルを手繰っていったら途中で6本ぐらいに分岐していて、さらに引っ張ったらそれらのケーブルの先から瓦礫の中の爆弾が一斉に顔を出して囲まれちゃうとかいうすごい場面が続く。

そんな主人公もすごいが、それをサポートし、敵から防護する立場の兵士がいるというのも驚きである。
爆発物を撤去しようとする米兵たちを、なにかひとごとのように遠巻きにする一般市民たちの中には、遠隔起爆装置を手に忍ばせて、ひとりでも多くの米兵をまき沿いにしようと機会を狙っている者が潜んでいる。
だから米兵たちは、爆発物を取り巻く周囲の現地人のなかに不審人物がいないか、常に武器を向けて注視しているわけで、まったく緊張が絶えない。
こういう緊張は、日本で今でも時々ある太平洋戦争中の不発弾の処理の場面には絶対ない。


人が人を簡単に殺そうとし、実際に簡単に殺される。
米兵が荷車を引いた現地人の人々に「ここは危険だから移動してください」と懇々と説明し、ようやく彼らが去ると、おもむろに彼らが仕掛けた爆弾が爆発し、兵士が吹き飛ぶ。
現地市民の体にくくりつけられている爆弾の撤去をギリギリまで試みながら、それを果たせず「アイムソーリー」といって逃げ去る場面。
人の死の姿、ひとつひとつがとても痛い。


どうしても「アバター」と比べてしまうが、続編を見たい映画はアバターで(もう少し短くして欲しいが)、心に重くズシンと来るのはハートロッカーのほうだろう(もう少し短くして欲しいが)。

アバターを見た後、現実の社会に溶け込めなくなっちゃって欝になる人がいるという報道があったが(ほんとかねえ?)、ハート・ロッカーのほうは、生きることへの前向きな気持ちを見失ったとき見たほうがいいのではないか、と私は思う。


フセイン大統領からイラクの民を解放してあげたはずのアメリカ人が、どうしてこんなに憎悪の対象となるのか、アメリカ人はどう考えてるんだろうか。
アメリカ人から見れば、いまや「自国民以外はみんな仮想敵」という中で仕事をしているわけだ。
本来それを守るために来たはずの存在であるイラク市民たちに怯え、彼らに銃を向けるという矛盾、この状況をイラク人から見るとどう見えるんだろう。
爆弾処理を遠巻きに人ごとのように見ているように(アメリカ人からは)見える現地人にも、それなりの思いがあるんじゃないだろうか。

爆弾を仕掛けるほうも仕掛けるほうで、アメリカ人を駆逐するためには同胞や自国の復興、果ては自分自身の命を今後とも犠牲にしていくのか・・。

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おなじみのシャーロック・ホームズとワトソン博士のコンビが、オリジナルストーリーで活躍する。
http://www.cinematoday.jp/movie/T0007778

留学先のロンドンで一足先にこの映画を見て紹介してくれたブログ仲間のamat_ayaさんの記事を見て、ホームズファンの私としては日本公開を心待ちにしていた。

原作の設定を現代的に換骨奪胎した映画な予感がしたのだが、いい方向に裏切られた。
見た目は確かに新鮮だが、ある意味原作に忠実なキャラクター設定の映画であると思う。

格闘を繰り返しては相手を叩きのめす腕っ節が強いホームズとワトソンの設定には賛否があるようだが、原作でもホームズの趣味は拳闘だし、ワトソンも軍医だからそんなにおかしくない(もっともワトソンは怪我をして退役したはずだが・・)。
それにただ腕っ節が強いというのではなく、戦う相手に対する観察力と分析力を発揮した上でもっとも効果的な攻撃を加えているという動きがなかなかよく描かれている。

その他、ホームズの奇癖・・・部屋をぐちゃぐちゃにして、ヤク中毒、屋内でピストルを壁に試射し、飼い犬を法医学の実験台にしたり、事件がないと何日も部屋から出ない、女性を小馬鹿にし、ワトソンとの同居生活解消に妙に未練タラタラ・・みんな原作に書かれていたことである。

舞台設定であるヴィクトリア朝時代のロンドンのスラムやら貧困やらも丁寧に描かれている。

突っ込みどころとしては、トリックの説明が、観客をあっといわせる、という性質のものではなかったこと。
冒頭で縛り首になったはずの悪役が墓から復活して殺人を繰り返し悪魔のように恐れられるという話だが、どうやって「復活」したかの説明は、そんなに意外なものではない。
こんな説明ならむしろ要らないんじゃないだろうか?(替え玉を使ったとかで十分じゃないかな)。

しかし、一通り冒険を終えた爽快感のなかで、事件の経過を振り返ってながながと説明をする・・この律儀さはシャーロックホームズならではの律儀さだとも感じた。
栗本薫の推理小説の中に「名探偵、みんなを集めて『さて』と言い」という川柳(おぼろげな記憶で引用)があるが、わざわざそんな場面を作るのもホームズファンにはうれしい。

テムズ川上に建設中のタワーブリッジの橋げたの上でホームズとアイリーンが「嵐が来るね」と語り合うセリフは「最後の挨拶」でドイツのスパイを捕らえる晩年のホームズのセリフへのオマージュか?(ちなみに原作で「嵐」にたとえられているのは第一次世界大戦のこと)。考えすぎかな?


古典的なヒーローを現代的なイケメンを使って蘇らせる手法、映画では珍しくないんだろうが、決め台詞が出てくるたび、またお馴染みの脇役が登場するたびひとつひとつがハマっているとマニアにはとてもうれしい。

この映画でも、ホームズが拳闘をやっている最中リングサイドに置かれる女物のハンカチのイニシャルが「I.A」であるだけで、ファンは(ホームズの生涯唯一の恋愛相手とされる)アイリーン・アドラーの登場を予感させられてうれしい。
その後のアイリーンの活躍はまるでルパン三世の峰不二子並みである。

原作では「四つの署名」でワトソンと出会い結婚しながら以後登場しないメアリ・モースタン嬢が登場するのもよい。
「家庭教師」の設定に忠実な理知的な女性。私はつくづく「家庭教師萌え」だなあ、と再認識した。
ハドソン夫人はもう少し萎びていたほうがよかったかな。

モリアーティ教授もチョコチョコ出てきたのは、「パート2」への伏線か?パート2があっても見てみたい。

ただし・・・最後に悪役が仕掛けた電波操作による大量殺人兵器であるが・・あれ、どうみても遠隔操作で動くように見えない。

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アパルトヘイトの白人政権を打倒したネルソン・マンデラ新大統領は、白人たちの人気スポーツだったラグビーチームの解体を拒否、むしろ多民族融和の象徴とすべく、チームの白人主将を官邸に呼んで奮起を促す。
マンデラの人柄と生き方に魅了された主将のもと、チームは実力をめきめきと上げ、自国で開催されたワールドカップ大会で、強豪オールブラックスを破って見事に優勝。
いつしかチームは、国民が肌の色の違いを超えて協調する新生南アフリカ共和国の象徴的な存在になっていく・・。


○歴史的事実の中から、このネタを見つけてきたのはまずはすごいと思う。
こういう社会派の出来事の中から、興業的に通用するエンタテインメントをちゃんと作り上げて娯楽や感動を与えてくれる。映画という産業はすごいなあ、と思う。


○しかし思うのは、どこまで本当なんだろうということ。
事実を元にしたドラマってのは、正直アテにならない時があるからなあ。
スポーツモノの映画では「クール・ランニング」という映画が、事実に基づく映画だと思ったら単に風景を借りただけの映画であることが判ってがっかりした覚えがある。

にもかかわらず、なぜかこの手の、事実を基にした映画というのはよく「真実の物語」「true story」などという言葉を安易に宣伝に使いたがるんだよなあ。別にこの映画がそうだ、というわけではないが。
正しくは「実在の事件に基づく創作」というべきだろう、と私は思う。


○マンデラ大統領としては、過去の抑圧への復讐心をぶつけたがる黒人たちに「寛容をもて」と言いたい気持ちと、「なんやかや理想を言っても白人を失望させ追い出したら国が成り立たないだろう」という本音が両方あるんだろう。これは説得力がある。
事実、ジンバブエなどでは、白人の地主たちが黒人たちに所有地を追い出され、白人が流出することで経済が成り立たなくなっているとのこと。


○それにしても、なんであのチームが急に強くなったのか?ぜんぜん説明がない。
主将を呼んで元気づけるだけで、負け続けのチームが突然世界一になるものか?
そのへんを埋めるエピソードがなんにもないのはいかがなものか。


○ラグビーの試合の場面は、けっこう迫力がある。
モールやスクラム、ラインアウトの場面、バックスがパスでつないでいく姿などに近接しているカメラワークはすばらしい(だけど、けっこうカメラマンがボールをぶつけられたりしてるんじゃないだろうか。NG集があったら見てみたいという意地悪な気持ちにもさせられる)。
スクラムからのドロップゴールの場面なんて、どうやってこんなベストアングルで撮ったんだ?と驚嘆。
とくに、ラインアウトは巨体が巨体を支えて飛び上がる、まさに空中戦。この絵はすごいよ。

俳優たちもムキムキに鍛えた体で、映像に迫力を与えている。


○ホルストのジュピターをゴスペル風にアレンジしたエンディングの歌、いいなあ・・。
この映画は見ていない。

先日は「アバター」を見て、3Dの迫力を堪能したばかりなのだが・・。
こんな3D映画もあるんだということを知った。

映画「完全なる飼育」 深作健太監督 最新作は「ぬれ場」だけ3D
http://sankei.jp.msn.com/entertainments/entertainers/100206/tnr1002060758003-n1.htm
「完全なる飼育 メイド、for you」は、男女のぬれ場のシーンだけを3Dにしたのが特徴で、通常のカメラで撮影した映像を加工し、3Dに仕上げている。深作健太監督(37)は「女性の体の柔らかさを3Dで表現するのに、思った以上に苦労した」と振り返る。
うーん、その場面になったら、観客が一斉に3Dメガネを掛けるんだろうか。
自分がそれをやっている姿、あんまり誰かに見られたくないなあ。
3Dというテクノロジーによって「実用性」が高まるのなら、私も男として何も言うことはないし、大歓迎なのだが・・。

予告編の動画へのリンクはこちら(わるいけど、オープニングにちょっと噴き出してしまった)
 → http://maidforyou.jp/trailer.html

普通の成人向け映画以上に、見に行くの恥ずかしい・・・。
ネタがメイドさん、だもんなあ・・。
成人映画見てきたのを人に知られるよりも、メイドさんの映画を見ているのを知られるほうが、私は恥ずかしい。

この紹介記事の書き出し
「大ヒットSF大作「アバター」など3D(立体)映画が花盛りだが、“パート3D”とも言うべき画期的な作品が東京の片隅でひっそりと公開されているのをご存じだろうか。」
「ひっそりと」はないだろう、ちょっとかわいそうだろう、ひっそりとでは・・。
それに池袋を「東京の片隅」とか表現するのはあんまりではないか。
新宿での単館上映だったらこんな表現にはならなかっただろう。 

ということで、見もしないで「レビュー」を書くという大それたことをしてまったのですが・・
見に行ったほうがいいですかねぇ・・。

ゴールデンスランバー

http://www.golden-slumber.jp/
1/31ユナイテッドシネマ浦和にて。

首相暗殺犯に仕立て上げられ、警察に追われる青年の逃亡劇。

いろいろツッコミどころがないではない。

■結局冤罪が晴れてないじゃん、とか・・
■唐突に現れて主人公の逃亡を助ける連続通り魔の正体はナニ?、
 それにあの情報収集力はなんなんだ?とか・・・。
■永島敏行の演じる、不気味な笑みを浮かべて主人公の命を狙う警察官、刺されても車をぶつけられてもびくともしない不死身っぷりは、ふつう元プロレスラーとかが演じる役どころじゃないかと思うのだが(007なんかにはしょっちゅう出てくるタイプの脇役)、悪いけどちょっと体格が貧相ではないか?あんなに力があるのに格闘シーンの相手はなんと竹内結子が扮する普通の主婦、いくら悪役とはいえ、女の人に暴力振るうだけなんてなあ・・。
■無実を世間に訴えるのにいまどきTV局を使うか?このニコ動・Youtube全盛の時代に…とか。
■で、結局このものがたりにおけるゴールデンスランバーの寓意はなんなんだ?とか・・。

でも映画は楽しかった。
これまでも逃亡劇というジャンルの映画は数々あったであろうが、あれくらい周囲の人間に愛され、助けられて逃げ回る逃亡者のキャラクターはなかったのではないか?
「信頼」という言葉が何度も出てくるが、「無実」を信じてくれる人たちの力で逃亡劇を継続するというこのドラマ、見るからに「良い人キャラ」の堺雅人のぴったりマッチした配役だと思う。

竹内結子が演じる主人公の元恋人と、主人公の距離感も興味深い。
この二人、事件が山場超えても直接に顔を合わせることはまったくない。
夫との生活がいかにも存在感の薄く描かれているので、こりゃ主人公とヨリを戻すのかなと思えば、そうでもない・・。でも主人公の無実を確信し、冒険的な活躍で主人公を助けている。

仙台の街がまるごと映画撮影に協力してそのまま事件の舞台になっているが、検問で閉鎖された都市の中を警察の追っ手を逃れて逃げ回るというストーリー展開にはちょうどよい大きさだと思う。
程よく小さく、かつ程よく都会でちょうどよい。

これからみる人は「オープニングに要注意」とアドバイスしたい。
ラストに向けた、ミステリーで言うところの「叙述トリック」めいた仕掛けがあるよ。
これにだまされた感じ。やられた、という気持ちになって、わたしは冒頭に書いたようなツッコミをすべて許す気になった。

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