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皇軍機祭り&架空皇国IGLOO

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中国大陸で満州国を建国した皇国は関東軍を駐留させ居留民の保護・防衛の任についていた。
様々な軍需産業も進出しており、そんな中に満州飛行機社もあった。実際は陸軍が出資している陸軍の一機関のような存在であったが、本土の閉塞した考えにとらわれない、独創的な機体開発を行っていた。
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「満州にて試験飛行中の試作1号機」

栄華を誇った満州国も昭和20年を迎えると、盛り返してきた抗日勢力にその存在を脅かされるようになってきた。
また、関東軍を装った中国共産党軍の居留地・兵站基地襲撃に手を焼いていた。
そこで、大掛かりな飛行場設備を必要としない垂直離着陸機を開発し、ゲリラ的に攻撃してくる中国共産党軍を返り討ちにすべく、その量産化が待ち望まれていた。

機体の基本設計はドイツフォッケウルフ社のVTOL機を参照するも満州飛行機の独創性で試作にこぎつけ、工業地が無事であった鞍山で少ないながらも量産化に成功。その名前を「旋風」と名づけた。一部は帝都東京防衛に本土へ運ばれ、B29及び敵艦載機撃滅に効果を挙げていた。
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大空襲を受け壊滅した帝都東京で最後まで奮戦する「旋風」

一方満州では、国際法違反の皇軍を装ったゲリラに対し効果的な攻撃を加え殲滅していた。
しかし、時は昭和20年8月9日。中国共産党軍の攻撃に呼応し、ロシア軍が日露不可侵条約を破り、大挙して満州になだれ込んできたのだ。
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東京の各軍事施設に配備された旋風。写真は市谷練兵場の高台から離陸直前を捉えたもの。

その攻撃は熾烈を極め、有効な対戦車能力を持たない関東軍は、あろう事か一般邦人の保護を放棄し、撤退を始めた。
その中で、垂直離着陸機部隊 風神・雷神の両部隊10機は、あらん限りの弾薬・爆弾でロシア戦車隊を空より迎撃、2個師団を壊滅したが、その力もついに尽き、各機はロシア南方軍司令部に次々特攻を行った。最後の機がその司令部を命と引き換えに撃滅したのは9日も暮れようとした夕刻であった。

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架空皇軍戦記 皇国IGLOO 第2弾「帝都上空に幻影は疾る」
昭和20年1月、日本本土を空襲するB29搭乗員から米軍側を震撼させる報告がいくつか上がっていた。
その報告は10000mの高高度で双胴の無尾翼機が高速・高機動を生かし、B29編隊を次々墜していくというものであった。
信じがたい報告に米軍司令部は、爆撃時に恐怖に駆られた臆病な乗員が見誤ったのだろうと一笑に付し、未確認のこの機体のコードネームを"Joke"とつけ、また戦前東京に滞在したことのある士官の間では帝都を守る怨霊"masakado"と呼んだ。
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VTOL機の開発と並行して、皇国陸軍防衛司令部は効率の良いジェットエンジン機の開発を進めていた。構造の簡単なパルスジェットは戦前にいくつか試験されていたが、音速に近くなってから効き始めるパルスジェットでは音速まで引っ張る固体ロケットエンジンを取付なければならず、折角の高機動を犠牲にせざるを得ないことが欠点であり、ジェットエンジンの開発が急がれていた。
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伊400で持ち帰ったドイツ緊急戦闘機計画の中の1機、ハインケル社のHe P1078Bのエンジンと機体設計図をもとに開発を急ぎ、「試製ハ1078乙型ジェット戦闘機」として19年末、試作機数機が完成した。
社内及び非公認の陸軍の試験飛行では好成績を納め、量産化が待ち望まれたが、資材の節約と速度及び上昇性能は同時期に開発されていたロケット戦闘機「秋水」がすぐれていると判断され、開発競争に敗れた。
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試作機数機は帝都防空の要、調布の飛行第244戦隊に配属され「おとかぜ隊」としてB29迎撃に参加。B29搭乗員からの報告は事実だったのである。
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しかし、戦況は悪化、良質なジェット燃料の供給は滞り気味となり、またなれないジェットエンジンの整備に手を焼き、次第に稼働機は減少、また高速性能に、空襲下学徒動員で造られた機体が耐えられず空中分解事故も相次いだ。
まさに幻影として、終戦までの一時を駆け抜けた機体であった。
架空皇軍戦記 皇国IGLOO第1弾「コブラは沖縄に消えた」
昭和19年、陸軍は補給線の伸びた南方戦線を死守すべく奮闘していたが、米軍の構成は絶対国防圏のそばまで迫っていた。占領した島々を相互援護することで限られた戦力を有効に使おうとしていたが、海軍の水上機に当たるものがなく、連絡は海軍頼みになっていた。
そのため占領地防空用のたとえ滑走路がなくとも離着陸できる垂直離着陸機の開発を急いでいた。
伊400で持ち帰ったドイツ・フォッケウルフ社のVTOL機を改良し、地上襲撃機として量産化しようとしていた。陸軍ホ式オートジャイロ襲撃機として、オートジャイロの開発に成功していた萱場と独自設計の水冷エンジンの開発につまずいた川崎にその任を命じた。
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両社は急ピッチで開発を進め19年末量産化にこぎつけた。
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しかし、戦況は撤退に次ぐ撤退を余儀なくされ、足の遅い垂直離着陸機が活躍できる場はなくなっていた‥‥
唯一、国土の中で戦場となった沖縄を除いて‥‥
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