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先日たまたま通りがかった「兵庫県公館」が特別一般公開されていました。 ここは昔兵庫県知事が働いていた場所で、 今は海外から兵庫県を訪れた国賓が会議や会食を行う場所です。 知事室や庭園を拝見しましたが、大理石の暖炉や宮殿の様な門構え、色とりどりの花々や 生い茂った木に囲まれた美しい庭園、木々の配置から置かれた造形までもが ひとつひとつ見事な調和を織りなしていました。 展示物も海外各国の外務省や大使から贈られたものばかりで、 重要文化財に準ずるものだと思います。 知事室は置かれているものが少なく、 極めてシンプルで、とても心が落ち着く部屋でした。 これは兵庫県という大きな地域を預かる知事が 最大限職務に集中できる理想の環境になっています。 一般的に人の意識は一度にひとつのことにしか集中できません。 その為もし余計なものが部屋に置かれていると、 例えそこに視線を向けてなくても、視野に入っている限りは 意識はその物象を捉えています。 つまり何か作業や仕事をするのに一番理想的な空間というのは、 今行っているたったひとつの作業以外のことは 一切五感として意識に入り込まない状態を指します。 意識を向けている、向けていないに関わらず、余計なものが視界に入らない、 聞こえない、(身体に)触れない(不快な室温や室内の気流・風なども含む)、 臭わない(快適なきれいな空気の中で過ごす)、(味がしない)ということです。 もちろん頭の中の雑念は払う必要があります。 その点この知事室は全体として気分をとても落ち着かせてくれる木目調の風合いに、 窓からは青々とした木々から漏れる自然光が優しく差し、 室内には邪魔するものが一切ない環境で、 100%一点に意識を集中できる理想の部屋でした。 自分もこの様な環境づくりを心掛けたいです。 尚兵庫県公館は毎週土曜日は迎賓館部門(知事室、貴賓室など)と 県政資料館部門を一般開放しています。 〈入場無料〉 http://web.pref.hyogo.jp/ac01/ac01_000000026.html#h02 のり@神戸 *写真は左から建物外観、大会議室、小会議室です。 いずれも余計なものは一切なく、とても落ち着かせてくれる 部屋の風合いを感じ取れます。 ものがあるのは豊かさの象徴だ、という見方もありますが、 「ものは大切な時間や意識を奪ったり、迷いを生じさせる」ということも真実、 必要最低限のもの以外は置かない、捨てる技術などを大切にしたいです。 |
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2010年05月10日
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