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徹夜してどうにか原稿4P完成。野暮用がてら池袋で提出する事に。
さて、では出発するか・・と正装に着替える。
春めき温かくなってきたので薄手のスポーツウェアをはおり
お気に入りの花柄がプリントされた黄土色のズボンをはいた。
ところがこのちょっぴりサイケなズボンは少々問題がある。
ずばりチャックが弱っているのだ。歩いて20分経つと「もうアカンッ!」っと
チャック君は引力に負けて下の方へ降りてくる。
いわゆるチャック全開!というやつだ。
仲間内の時はいい。俺は「このズボンのチャック君は、体が弱いので社会の窓が開いてても気にしないでくれ!ま、さりげなく指摘してくれてもかまわない。俺も出来るだけチャック君の動向は気を付けるので。」と宣言したら済む。
ところがそんな事情を知らない人達には、ただのええ年して
チャック全開のおっさんに見られる。喫茶店でゲンダイを呼んでくつろいで、レジでお金払う段でチャック全開。 本川越をプラプラ歩いていると、女子高生達の前でチャック全開。コンビニへ行ってもすぐチャック全開。全開の嵐。
(違う〜。俺がだらしなくてチャック全開やないんです〜。
こいつが・・こいつが・・・)と心の中で叫びながら、ジ〜とチャックを上げる。
そんな難儀なズボンを何故一年半も履きつづけているのか・・
このズボンは長所がいっぱいいっぱいあるのだ。
履きやすさ。デザイン。フィット感・・・3っつか・・
3っつしかないやつだけど、俺からしたらミキティ日記風に言うと「かわいい奴めっ」ちゅう感じのズボンなのだ。
そいつをたったひとつの欠点、チャック君の体が弱いというだけで捨ててしまう事なんて出来ない。俺は欠点より長所を誉めて伸ばすタイプなのだ。これは人間でも言える話だ。阪神の赤星選手も野村監督が足の早さという長所だけを見て起用した選手だ。そしていい選手に育っていった。
だから俺はこのズボンの欠点には目をつぶって、今日も気がつくとチャック全開で歩いている。
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