漫画家神原則夫のアホ日記

「西校ジャンバカ列伝かほりさん1,2巻]3巻が6月7日に出まっす。「ホテトル教師藤本正子エロせん」は面白いでっす。

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2005年03月

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漫画家疲労判別法

今日のどんよりとした天気のように体が重い。疲れがたまっているようだ。はたしてどのくらいの疲労度なのか?
自分の疲労度を正確に把握する事は、体が資本のマンガ家にとってとても大切なのだ。(精神の疲労も含む)

ここで俺のやっている疲労度判別法を紹介しよう。
紙とえんぴつとビーチサンダルを用意してください。

この方法はあのマンガの神様、手塚治虫氏の息子のクラスメートが発見したらしいと、永田町で噂されている。
名を「ブルーレット置くだけ」判別法という。

この方法に特許があるのが不思議なくらい簡単です。
トイレに「ブルーレット置くだけ」を置くだけ。
流す水が青くなればセット完了です。

後はジョビジョバと小便をするだけです。
疲れているとおしっこにビタミンがおり黄色くなります。
とくにマンガ家は、ユンケルやビタシーゴールド、おっとせいのペニスの粉末などをよく飲むので、黄色くなりやすい。

おしっこの黄色とブルーレットの青色が混ざり合い、トイレの水が鮮やかな緑色になったら、かなりの疲労です。

トイレの水が紫色になれば、血尿が出てる証拠です。
色の三原色の法則です。
マンガ家は血尿を出して一人前と言われる厳しい世界なのです。

私はまだ一度も血尿を出した事がないので、いつも小便する度
「紫になれ、紫になれ」とトイレの水を眺めているのです。

日曜の夕方の話しだ。「300円しかないけど行っていい?」
ピー助社長の遠まわしの飯おごれコール!近くに出来た串カツ屋に行ってみたかったので、「奢るわ・・」と力なく返事。

途中以前二人で行った寿司屋「江戸銀」の前を通る。
「またここで食べたいね〜」ピー助は呟く。
「お前のバカラ3ベット減らせばここで食えるやん。」
「そうだよね。もうやらん!石原都知事に言って地下カジノ取り締まってもらおう!あると行っちゃうもん。」
と反省してるのかしてないのか、わからん結論で串カツ屋に着いた。

店名は伏せよう。味も悪くない。値段はまあまあ。しかし、
大将がとぼけ過ぎなのだ。

店は開いていたがまだ仕込みをやっていた。俺が「新世界の八重勝つ行ったことありまんねん。」とかますと、「うちのソースは八重勝つに近いです。」と自信満々。
「どっかで修行したんですか?」「いえ。」と素の大将。
素人料理である事をこんなに早くバラすとは・・

ガランとした店内。「まだ一回も広告打ってないんすわ!」
自慢気に大将。俺とピー助社長は心の中でつっこむ。
(それ自慢するとこちゃう!恥ずかしそうに言え!)

そしてここに娘がいた。多分人件費の関係で手伝わされてるんだろう。高校生か?今頃友達は援交という名の売春行為でお金を稼ぎ、ブランド品をショッピングしてるというのに・・
この娘は時給の出ない親父の手伝い。

俺は切なくなった。健気に働く姿に.ところが大将、娘に
「おいっ、これ具材いっぺんに衣に入れたらアカンやろ!」
と客の俺らの前で叱ってる。そしてそれをそのまま出した。

娘を叱るほどのことなら、やり直すべきだ。そのまま出せるぐらいの事なら、客の前で叱るな。俺はがっついて口の上をやけどしながらそう思った。

大将の独演会が始まる。ピー助が出身地の話を振ると、
「神戸ですねん、お兄さんはどこでっか?」と俺に飛び火。
「大阪ですわ。」「大阪のどこです?」「吹田ですわ。」
「へ〜知りませんわ。」そう言うと大将は素の顔で油を見てる。

ええ〜!ほったらかし!?おっさんから聞いて来てて。俺は寒空の下放置プレーされた気分。娘の方が(この空気まずい)とハラハラしてる。

テレビでくだらない笑いの点という番組をやっていた。
大将は関西こそ笑いが一番と思っているのか、
「人生こうろう知ってまっか?あんなボヤキ漫才もうないなあ、あ〜なたの〜噛んだ〜小指が〜痛い〜ってそら噛んだら痛いわー!って」一人で時代遅れのネタをやり、一人で笑って、
すぐ素の顔で油の中の玉ねぎを見た。

俺とピー助は唖然とした顔でカラリと揚がったカツを食べる。
この空気に娘は(どうしようもないんです、うちの父ちゃん、
許してあげてください。)そんな顔をしてた。

俺達のカツを揚げ終わると大将はドカッと厨房に座り煙草を吸い出した。(ありえない・・)八重勝つのおっちゃんが揚げ場で腰を下ろすだろうか・・

それよりも娘は立ったままだ。娘にまず感謝とねぎらいと休憩を与えるべきだ。俺とピー助は感じた。悲しいけど感じた。
(この店は潰れる・・・)

そこでより切なくなる。こんな父親を持ったこの娘が。いい娘過ぎる事が。脱出しなさい。逃げ出してしまえ!自分のやりたい事をやっていいんだよ。多分親父はダメだろう。君が支えるなよ。支えちゃダメだ。一緒に沈んでしまう。家族というだけで・・良識の美談派は無責任に「家族で支えなくちゃ。」と言うだろうけど。

会計を済まし店を出た。ピー助社長の週2回行ってる中国人パブの美声が何故か聞きたくなった。「カラオケでも行こか・・」

正しいゴルフスイング

久々にゴルフの打ちっぱなしへ行った。ドライバーとアイアン2本を布製のキャディバッグに入れ、肩に担ぎチャリに飛び乗った。もちろん立ち漕ぎだ。ふらふら、キコキコ3キロ離れたエグザゴルフ練習場まで、チャリを漕ぐのだ。

プリペイドカードを入れ、ゴルフボール150個を出す。
二階席の真中の打席を確保する。軽く柔軟し、まずはサンドウェッジを握る。

スイングはリズムだ。
「チャー、シュー、メンッ!」と言いながらスイングする漫画もあったが、それは相当古い。
俺はそんなダサいリズムは恥ずかしくて言えない。男なら、
「フィリ、ピー、ナッ!」と力強く発するべきだろう。

「フィリ」と言いながら、ゆっくりとバックスイングを開始し
「ピー」の所で腰を切り返しダウンスイングをし、
「ナッ!」の所でインパクト。
放たれたボールは高く真っ直ぐ上がり80ヤードの所へ、
ポトリと落ちる。狙った場所へ行った時は気持ちがいい。

俺のナイスショットに二階で打ってたおっさん達が一斉に、
「フィリ、ピー、ナッ!」と叫びながら打ち出した。
ナイスショットの連発だった。
「ロシ、アン、パブッ!」と玉を打ってたおっさんはミスショット連発で、終いには手首と腰を痛めて帰っていった。

感心した一人のおっさんが、
「兄ちゃん、フィリピーナ言いながら打ったらスライスが治ったわ。」と話しかけてきた。
俺は汗を拭きながら、
「フィリピーナの掛け声は常識ですよ。あのウッズもここ一番のドライバー打つときは、フィリ、ピー、ナアア!って言ってますよ。」とミニ情報を言ってあげた。

「あのウッズも?」とおっさんは驚いた。そしてこれから一生フィリピーナと言い続けようと心に決めたようだ。

「この前、8年ぶりに優勝した加瀬秀樹もスランプ脱出する
きっかけはフィリピーナのリズムですよ。
女子プロでは、宮里藍ちゃんが有名ですね。もっとも最近は
イメージダウンにつながると、テレビ局から自粛要請があって
心の中で言ってるようです。」と俺は調子にのってペラペラと
ゴルフツアーの裏側を話した。

おっさんは「兄ちゃん、すごいな。なんでも知ってる。」
と俺を尊敬のまなざしで見るので困った。全部嘘だからだ。

途中で気がついた大半の人達は、普通に各自で黙々とボールを打ち出したのだが、このおっさんだけはいつまでも、
「フィリ、ピー、ナッ!」と叫んで打っている。

俺はいたたまれなくなり、その場を後にした。

体の弱いチャック君

徹夜してどうにか原稿4P完成。野暮用がてら池袋で提出する事に。
さて、では出発するか・・と正装に着替える。

春めき温かくなってきたので薄手のスポーツウェアをはおり
お気に入りの花柄がプリントされた黄土色のズボンをはいた。
ところがこのちょっぴりサイケなズボンは少々問題がある。

ずばりチャックが弱っているのだ。歩いて20分経つと「もうアカンッ!」っと
チャック君は引力に負けて下の方へ降りてくる。
いわゆるチャック全開!というやつだ。

仲間内の時はいい。俺は「このズボンのチャック君は、体が弱いので社会の窓が開いてても気にしないでくれ!ま、さりげなく指摘してくれてもかまわない。俺も出来るだけチャック君の動向は気を付けるので。」と宣言したら済む。

ところがそんな事情を知らない人達には、ただのええ年して
チャック全開のおっさんに見られる。喫茶店でゲンダイを呼んでくつろいで、レジでお金払う段でチャック全開。 本川越をプラプラ歩いていると、女子高生達の前でチャック全開。コンビニへ行ってもすぐチャック全開。全開の嵐。

(違う〜。俺がだらしなくてチャック全開やないんです〜。
こいつが・・こいつが・・・)と心の中で叫びながら、ジ〜とチャックを上げる。

そんな難儀なズボンを何故一年半も履きつづけているのか・・
このズボンは長所がいっぱいいっぱいあるのだ。
履きやすさ。デザイン。フィット感・・・3っつか・・
3っつしかないやつだけど、俺からしたらミキティ日記風に言うと「かわいい奴めっ」ちゅう感じのズボンなのだ。

そいつをたったひとつの欠点、チャック君の体が弱いというだけで捨ててしまう事なんて出来ない。俺は欠点より長所を誉めて伸ばすタイプなのだ。これは人間でも言える話だ。阪神の赤星選手も野村監督が足の早さという長所だけを見て起用した選手だ。そしていい選手に育っていった。

だから俺はこのズボンの欠点には目をつぶって、今日も気がつくとチャック全開で歩いている。

とぼけた店員

先日まだ熱ある身でコンビニへ行ったときの事。
「・・・あ・あっさりと・・したもの・・食べたい・・」
と、広島風お好み焼きを選んだ。

ええっ!あっさりでお好みかよ!?
と、驚いた皆さん。大阪ではあっさりしたやつと言うと、
3割7部2厘の人は、お好み焼き持ってきます。
(偶然イッチロウの打率と一緒ですね。)

こんな嘘うんちくは置いといて、話をコンビニへ戻しましょう。俺はデイリーとお好みをレジへ置いた。

新人の女性、たぶん学生だろう。バーコードを読み取り、
「528円です。」と明るく言った。

俺は千円札を出した。ついでに、自慢のソプラノボイスで
「温めて下さい。」と言った。
「はい」と素直な返事で、お好みを電子レンジへ入れた。

ここで、俺の理想の店員像は、チンするまでに素早く会計をすまし、袋を用意し、余った時間で、
「はしは?」と聞かれ、当然ネイティブな英語で「ンノウ」
と返事し、チンの音とともに店員はお好みを袋に入れ、
笑顔で渡す。これで1分半。

のはずが・・店員の彼女はジーっと電子レンジを見たまま。
そんなにお好みが心配か?千円札が恥ずかしそうだ。

「あの、先会計・・・」と遠慮勝ち言うと、そうでした!ってな感じでレジに戻り、「え〜と、528円です。」
とキュートに言った。

知って〜ま〜す。1分前から〜千〜円〜出して〜ま〜すう。
なんか演歌のフレーズにしたいぐらい。

千円の存在に気がついた彼女は、すみませんってなかんじで
レジを開けたその時、チーン!

彼女は慌てて電子レンジへお好みを取りに行く。
そんなにお好み大事なん?先おつり払ったほうがええんちゃう
と俺は思う。

袋にお好みを入れ、はしを入れる。(俺「ンノウ」言うたのに・・)それはいい。俺の発音の悪さだ。
それより「お待たせしました。」とブツを俺に差し出し言うけど、案の定お釣りを忘れてる。

「ヘイガール、おつり」と言うと、俺の南部なまりにビックリしたのか、自分の過失に気がついたのか、
慌ててレジへ行き、
「え〜と、お釣り、472円です。」
と452円俺に渡した。

俺は以前日記に、マンガと競馬以外は譲る、譲る、と書いた。
嘘ではない。その証拠に、
「うわ〜452円やん」と思いながら、おかしくてそのまま受け取り、コンビニを後にした。

俺が声を大にして言いたいのは、彼女のミス自体ではなく、
「茶色が無いやん!」ということだ。

472円なら10円玉が必ず含まれるはずである。
452円渡した時、銀、銀、銀、銀、銀、アルミ二枚・・

間違えるなら422円渡して欲しかった。

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