万葉集 水彩画

万葉から2018年の未来へ子供達の心と体の安全と繁栄を更に祈って!

万葉集1606-1608

巻8−1606
額田王(ぬかだのおほきみ)                     秋雑歌
額田王思近江天皇作歌一首


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君待つと我が恋ひをれば我が宿の簾動かし秋の風吹く

君を待つ私が恋しくいると、我家の簾を動かし、秋の風が吹いてきた。



巻8−1607
鏡王女(かがみのおほきみ)                 秋雑歌
鏡王女作歌一首 
 

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風をだに恋ふるは羨(とも)し風をだに来むとし待たば何か嘆かむ

風だけでも恋しく思うとは羨ましい。風だけでも来るであろうと待つ身は、何と嘆かしいことであろうか。



巻8−1608
弓削皇子(ゆげのみこ)                       秋雑歌
弓削皇子御歌一首


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秋萩の上に置きたる白露の消(け)かもしなまし恋ひつつあらずは

秋萩の上に降りている白露は、消えてしまうのも良いだろう。ずっと恋しく思い続けているよりは。


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万葉集1603-1605

巻8−1603
大伴家持(おほとものやかもち)                   秋雑歌
大伴宿祢家持鹿鳴歌二首



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このころの朝明(あさけ)に聞けばあしひきの山呼び響めさを鹿鳴くも

近頃の明け方に聞くが、山に向かって妻を呼び渡り、を鹿が鳴いているよ。



巻8−1604
大原真人今城(おほはらのまひといまき)           秋雑歌
大原真人今城傷惜寧楽故郷歌一首
  


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秋されば春日の山の黄葉見る奈良の都の荒るらく惜しも

秋になると、春日山の黄葉を見れる。その奈良の都が荒れていくのが惜しいことだ。



巻8−1605
大伴家持(おほとものやかもち)                   秋雑歌
大伴宿祢家持歌一首


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高円の野辺の秋萩このころの暁露(あかときつゆ)に咲きにけむかも

高円の野辺に咲く秋萩は、近頃暁の露で咲いたようだ。


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万葉集1600-1602

巻8−1600
石川広成(いしかはのひろなり)                   秋雑歌
内舎人石川朝臣広成歌二首


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妻恋ひに鹿(か)鳴く山辺の秋萩は露霜寒み盛り過ぎゆく

妻を呼ぶ鹿の鳴く山辺の秋萩は、露霜が寒くて、その盛りも過ぎてしまった。



巻8−1601
石川広成(いしかはのひろなり)                   秋雑歌
内舎人石川朝臣広成歌二首
  

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めづらしき君が家なる花(はだ)すすき穂に出づる秋の過ぐらく惜しも

大切な君の家にある花すすきの穂が出てしまった。秋も過ぎ行くのが惜しいことです。



巻8−1602
大伴家持(おほとものやかもち)                   秋雑歌
大伴宿祢家持鹿鳴歌二首


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山彦の相響(あひとよ)むまで妻恋ひに鹿(か)鳴く山辺に独りのみして

山彦が相響みこだまする迄、妻を恋して鹿が鳴く山辺に、私はたった独りでいるよ。


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万葉集1597-1599


巻8−1597
大伴家持(おほとものやかもち)                   秋雑歌
大伴宿祢家持歌三首


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秋の野に咲ける秋萩秋風に靡ける上に秋の露置けり

秋の野に咲いている秋萩が、秋風に靡いているその上に、秋の露が降りているよ。



巻8−1598
大伴家持(おほとものやかもち)                   秋雑歌
大伴宿祢家持歌三首
  
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さを鹿の朝立つ野辺の秋萩に玉と見るまで置ける白露

を鹿が朝立つ野辺の秋萩に、玉のように見える程降りた白露よ。



巻8−1599
大伴家持(おほとものやかもち)                   秋雑歌
大伴宿祢家持歌三首

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さを鹿の胸別(むなわ)けにかも秋萩の散り過ぎにける盛りかも去ぬる

を鹿がその胸でかき分けたからか、秋萩が散ってしまって、盛りが過ぎてしまった。


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万葉集1594-1596

巻8−1594
作者不詳                           秋雑歌
仏前唱歌一首


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時雨の雨間なくな降りそ紅(くれなゐ)ににほへる山の散らまく惜しも

時雨の雨よ、間断なく降るでないぞ。紅に色づいた山の葉が散ってしまうのが惜しいではないか。



巻8−1595
大伴像見(おほとものかたみ)           秋雑歌
大伴宿祢像見一首
  

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秋萩の枝もとををに置く露の消なば消ぬとも色に出でめやも

秋萩の枝もたわわに置く露が、消えてしまっても決して私は、心の内を外に悟らせまい。



巻8−1596
大伴家持(おほとものやかもち)                   秋雑歌
大伴宿祢家持到娘子門作歌一首


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妹が家の門田を見むとうち出で来し心もしるく照る月夜かも

妻の家の田の様子を見に行ってやろうと外に出て来たが、その甲斐あって、照る月夜であるよ。


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万葉集1591-1593

巻8−1591
大伴家持(おほとものやかもち)                 秋雑歌
右一首内舎人大伴宿祢家持以前冬10月17日集於右大臣橘卿之旧宅宴飲也


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黄葉の過ぎまく惜しみ思ふどち遊ぶ今夜は明けずもあらぬか

黄葉の盛りを過ぎるのが惜しいので、気心知れる仲間と遊ぶ今夜は、夜が明けないで欲しいことだ。



巻8−1592
大伴坂上郎女(おほとものさかのうえのいらつめ)  秋雑歌
大伴坂上郎女竹田庄作歌二首
  

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しかとあらぬ五百代小田(いほしろをだ)を刈り乱り田蘆(たぶせ)に居れば都し思ほゆ

たいした広さでない五百代の小さい田を、刈りに刈って番小屋に住まっていると、都の我家を思い偲ばれる。



巻8−1593
大伴坂上郎女(おほとものさかのうえのいらつめ)  秋雑歌
大伴坂上郎女竹田庄作歌二首


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隠口(こもりく)の泊瀬の山は色づきぬ時雨の雨は降りにけらしも

隠口の泊瀬の山は色づいてきた。時雨の雨が降っているからだろうか。


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万葉集1588-1590

巻8−1588
三手代人名(みてしろのひとな)                 秋雑歌
右一首三手代人名


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奈良山をにほはす黄葉手折り来て今夜かざしつ散らば散るとも

奈良山を彩る黄葉を手折って来て、今夜髪に飾しました。もう散るなら散ってもかまわないなあ。



巻8−1589
秦許遍麻呂(はたのこへまろ)                   秋雑歌
右一首秦許遍麻呂  


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露霜にあへる黄葉を手折り来て妹とかざしつ後(のち)は散るとも

露霜に出逢った黄葉を手折って来て、妻と髪に飾しました。後で散ろうがかまわない。



巻8−1590
大伴池主(おほとものいけぬし)                  秋雑歌
右一首大伴宿祢池主


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十月(かみなづき)時雨にあへる黄葉の吹かば散りなむ風のまにまに

十月の時雨に出逢った黄葉は、風が吹けば散ってしまうでしょう。風にまかせて。


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万葉集1585-1587

巻8−1585
犬養吉男(いぬかひのよしを)                   秋雑歌
右一首内舎人県犬養宿祢吉男

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奈良山の嶺の黄葉取れば散る時雨の雨し間なく降るらし

奈良山の嶺の黄葉は、取れば散ってしまう。時雨の雨が間断なく降っているからだろう。



巻8−1586
犬養持男(いぬかひもちを)                    秋雑歌
右一首県犬養宿祢持男
  
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黄葉を散らまく惜しみ手折り来て今夜かざしつ何か思はむ

黄葉が散ってしまうのは惜しいので、手折って来て今夜髪に飾しました。あと何を望もうというのか。



巻8−1587
大伴書持(おほとものふみもち)                  秋雑歌
右一首大伴宿祢書持

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あしひきの山の黄葉今夜もか浮かび行くらむ山川の瀬に

山の黄葉は今夜もまた、川に落ち浮かんで流れて行くだろう、山川の瀬に。


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万葉集1582-1584


平成30年明けましておめでとうございます。

皆様には昨年に増して良き1年になりますようお祈りいたします。
本年もよろしくお願い致します。

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巻8−1582
橘奈良麻呂(たちばなのならまろ)                 秋雑歌
橘朝臣奈良麻呂が集宴(しゅうえん)を結ぶ歌


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めづらしき人に見せむと黄葉(もみちば)を手折りぞ我(わ)が来(こ)し雨の降らくに

愛しい人に見せようと、黄葉を手折って、私はやって来ました。雨の降っている中でも。



巻8−1583
久米女王(くめのおほきみ)                    秋雑歌
橘朝臣奈良麻呂が集宴(しゅうえん)を結ぶ歌
  

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黄葉を散らす時雨に濡れて来て君が黄葉(もみち)をかざしつるかも

黄葉を散らす時雨に濡れて来たあなたの黄葉を、髪に飾りました。



巻8−1584
長忌寸娘(ながのいみきのをとめ)                 秋雑歌
橘朝臣奈良麻呂が集宴(しゅうえん)を結ぶ歌


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めづらしと我が思ふ君は秋山の初黄葉(はつもみちば)に似てこそありけれ

素敵だと私が慕うあなたは、秋山の初黄葉に似ていらっしゃいます。


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万葉集1579-1581

巻8−1579
文馬養(あやのうまかひ)                     秋雑歌
右大臣橘の家の宴の歌


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朝戸(あさと)開けて物思(ものも)ふ時に白露の置ける秋萩見えつつもとな

朝戸を開けて、物思いしていると、白露の置いた秋萩が丁度目に入ってしまって、一体何なんだろう。



巻8−1580
文馬養(あやのうまかひ)                     秋雑歌
右大臣橘の家の宴の歌 
 

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さを鹿の来(き)立ち鳴く野の秋萩は露霜負ひて散りにしものを

を鹿が来て妻呼び鳴く野にある秋萩は、露霜をかぶり散ってしまった。



巻8−1581
橘奈良麻呂(たちばなのならまろ)                 秋雑歌
橘朝臣奈良麻呂が集宴(しゅうえん)を結ぶ歌


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手折らずて散りなば惜しと我が思ひし秋の黄葉をかざしつるかも

手折らず散ってしまっては惜しいと、私は思い、秋の黄葉を髪に飾ることが出来ました。


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