万葉集 水彩画

万葉から2019年の未来へ子供達の心と体の安全と繁栄を更に祈って!

万葉集1621-1623

巻8−1621
巫部麻蘇娘子(かむなぎべのまそをとめ)          秋相聞
巫部麻蘇娘子の歌


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我が宿の萩花咲けり見に来ませいま二日だみあらば散りなむ

私の家の萩の花が咲いています。見にいらっしゃい。あと二日ばかりで散ってしまうでしょうから。




巻8−1622
田村大嬢(たむらのおおおとめ)               秋相聞
大伴田村大嬢が妹の坂上大嬢に与える歌
  

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我が宿の秋の萩咲く夕影に今も見てしか妹が姿を

私の家の秋萩が咲いているその夕景、光の中に今すぐにも見たいです、あなたの姿を。




巻8−1623
田村大嬢(たむらのおおおとめ)           秋相聞
大伴田村大嬢が妹の坂上大嬢に与える歌


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我が宿にもみつ蝦手(かへるて)見るごとに妹を懸けつつ恋ひぬ日はなし

私の庭の色づく楓を見るたびに、妹のあなたのことを思いながら、恋しく思わない日はありません。



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万葉集1618-1620

巻8−1618
湯原王(ゆはらのおほきみ)                秋相聞
湯原王が娘子に贈る歌


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玉に貫き消たず賜らむ秋萩の末(うれ)わくらばに置ける白露

玉にして緒に通して、消えないまま頂きたいです。秋萩の枝先に咲き乱れるように置ける白露を。



巻8−1619
大伴家持(おほとものやかもち)               秋相聞
大伴家持姑(をば)坂上郎女の竹田庄に至りて作る歌
  

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玉桙の道は遠けどはしきやし妹を相見に出でてぞ我が来し

道は遠いけれど、可愛い方に互いに逢いたくて、やっと出て来た私です。



巻8−1620
大伴坂上郎女(おほとものさかのうえのいらつめ)   秋相聞
大伴坂上郎女の和える歌


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あらたまの月立つまでに来まさねば夢にし見つつ思ひぞ我がせし

新月が立って月が改まるまでも、いらっしゃらないので、夢にまで見続けて恋しく思っていました。



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万葉集1615-1617

巻8−1615
聖武天皇(しょうむてんのう)               秋相聞
天皇の報和(こたえ)賜ふ御歌

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大の浦のその長浜に寄する波ゆたけき君を思ふこのころ

大の浦の長浜に寄せる波のように、ゆったりとしたあなたを思います、この頃は。



巻8−1616
笠郎女(かさのいらつめ)                  秋相聞
笠女郎が大伴宿祢家持に贈る歌
  

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朝ごとに我が見る宿のなでしこの花にも君はありこせぬかも

毎朝私が見る家の庭のなでしこの花。その花があなたであってくれれば良いのに。



巻8−1617
山口女王(やまぐちのおほきみ)                   秋相聞
山口女王が大伴宿祢家持に贈る歌


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秋萩に置きたる露の風吹きて落つる涙は留めかねつも

秋萩の上にある露が風に吹かれて落ちるように、私のあなたを思い流れる涙を留めることは出来ませんとも。


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万葉集1612-1614

巻8−1612
石川賀係女郎(いしかはのかけのいらつめ)         秋相聞
石川賀係女郎の歌


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神さぶといなにはあらず秋草の結びし紐を解くは悲しも

もったいぶって否と言うのではありません。秋草で結んだ契りの紐を、解いてしまうのは悲しいではありませんか。



巻8−1613
賀茂女王(かものおほきみ)                 秋相聞
賀茂女王の歌
  

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秋の野を朝行く鹿の跡もなく思ひし君に逢へる今夜か

秋の野に朝には去って行く鹿のように、どこへ行ったのかも行方も判らないあなたに、やっと逢えた今夜です。



巻8−1614
桜井王(さくらゐのおほきみ)                    秋相聞
遠江守櫻井王が天皇に奉る歌


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九月(ながつき)のその初雁の使(たより)にも思ふ心は聞こえ来ぬかも

九月のその飛来する初雁に便りを持たせるようにと思えるあなたの心が、聞こえて来ないものでしょうか。


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万葉集1609-1611

巻8−1609
丹比真人(たぢひのまひと)                     秋相聞
丹比真人の歌



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宇陀の野の秋萩しのぎ鳴く鹿も妻に恋ふらく我れにはまさじ

宇陀の野の秋萩を押し伏せて鳴く鹿も、妻が恋しいらしい。でも、私が妻を思う心には勝るまい。




巻8−1610
丹生女王(にふのおほきみ)                 秋相聞
丹生女王が大宰帥大伴卿に贈る歌
  


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高円の秋野の上のなでしこの花うら若み人のかざししなでしこの花

高円の秋の野の上になでしこの花が咲いています。とても若かったのでその人は髪にかざしました。そのころと同じなでしこの花が今咲いています。




巻8−1611
笠縫女王(かさぬひのおほきみ)                   秋相聞
笠縫女王の歌



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あしひきの山下響(とよ)め鳴く鹿の言ともしかも我(あ)が心夫(つま)

山の麓まで鳴き響く鹿のように、良く通るそのお声が懐かしい。私の心の夫よ。


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万葉集1606-1608

巻8−1606
額田王(ぬかだのおほきみ)                     秋相聞
額田王思近江天皇作歌一首


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君待つと我が恋ひをれば我が宿の簾動かし秋の風吹く

君を待つ私が恋しくいると、我家の簾を動かし、秋の風が吹いてきた。



巻8−1607
鏡王女(かがみのおほきみ)                 秋相聞
鏡王女作歌一首 
 

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風をだに恋ふるは羨(とも)し風をだに来むとし待たば何か嘆かむ

風だけでも恋しく思うとは羨ましい。風だけでも来るであろうと待つ身は、何と嘆かしいことであろうか。



巻8−1608
弓削皇子(ゆげのみこ)                       秋相聞
弓削皇子御歌一首


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秋萩の上に置きたる白露の消(け)かもしなまし恋ひつつあらずは

秋萩の上に降りている白露は、消えてしまうのも良いだろう。ずっと恋しく思い続けているよりは。


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万葉集1603-1605

巻8−1603
大伴家持(おほとものやかもち)                   秋雑歌
大伴宿祢家持鹿鳴歌二首



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このころの朝明(あさけ)に聞けばあしひきの山呼び響めさを鹿鳴くも

近頃の明け方に聞くが、山に向かって妻を呼び渡り、を鹿が鳴いているよ。



巻8−1604
大原真人今城(おほはらのまひといまき)           秋雑歌
大原真人今城傷惜寧楽故郷歌一首
  


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秋されば春日の山の黄葉見る奈良の都の荒るらく惜しも

秋になると、春日山の黄葉を見れる。その奈良の都が荒れていくのが惜しいことだ。



巻8−1605
大伴家持(おほとものやかもち)                   秋雑歌
大伴宿祢家持歌一首


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高円の野辺の秋萩このころの暁露(あかときつゆ)に咲きにけむかも

高円の野辺に咲く秋萩は、近頃暁の露で咲いたようだ。


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万葉集1600-1602

巻8−1600
石川広成(いしかはのひろなり)                   秋雑歌
内舎人石川朝臣広成歌二首


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妻恋ひに鹿(か)鳴く山辺の秋萩は露霜寒み盛り過ぎゆく

妻を呼ぶ鹿の鳴く山辺の秋萩は、露霜が寒くて、その盛りも過ぎてしまった。



巻8−1601
石川広成(いしかはのひろなり)                   秋雑歌
内舎人石川朝臣広成歌二首
  

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めづらしき君が家なる花(はだ)すすき穂に出づる秋の過ぐらく惜しも

大切な君の家にある花すすきの穂が出てしまった。秋も過ぎ行くのが惜しいことです。



巻8−1602
大伴家持(おほとものやかもち)                   秋雑歌
大伴宿祢家持鹿鳴歌二首


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山彦の相響(あひとよ)むまで妻恋ひに鹿(か)鳴く山辺に独りのみして

山彦が相響みこだまする迄、妻を恋して鹿が鳴く山辺に、私はたった独りでいるよ。


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万葉集1597-1599


巻8−1597
大伴家持(おほとものやかもち)                   秋雑歌
大伴宿祢家持歌三首


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秋の野に咲ける秋萩秋風に靡ける上に秋の露置けり

秋の野に咲いている秋萩が、秋風に靡いているその上に、秋の露が降りているよ。



巻8−1598
大伴家持(おほとものやかもち)                   秋雑歌
大伴宿祢家持歌三首
  
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さを鹿の朝立つ野辺の秋萩に玉と見るまで置ける白露

を鹿が朝立つ野辺の秋萩に、玉のように見える程降りた白露よ。



巻8−1599
大伴家持(おほとものやかもち)                   秋雑歌
大伴宿祢家持歌三首

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さを鹿の胸別(むなわ)けにかも秋萩の散り過ぎにける盛りかも去ぬる

を鹿がその胸でかき分けたからか、秋萩が散ってしまって、盛りが過ぎてしまった。


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万葉集1594-1596

巻8−1594
作者不詳                           秋雑歌
仏前唱歌一首


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時雨の雨間なくな降りそ紅(くれなゐ)ににほへる山の散らまく惜しも

時雨の雨よ、間断なく降るでないぞ。紅に色づいた山の葉が散ってしまうのが惜しいではないか。



巻8−1595
大伴像見(おほとものかたみ)           秋雑歌
大伴宿祢像見一首
  

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秋萩の枝もとををに置く露の消なば消ぬとも色に出でめやも

秋萩の枝もたわわに置く露が、消えてしまっても決して私は、心の内を外に悟らせまい。



巻8−1596
大伴家持(おほとものやかもち)                   秋雑歌
大伴宿祢家持到娘子門作歌一首


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妹が家の門田を見むとうち出で来し心もしるく照る月夜かも

妻の家の田の様子を見に行ってやろうと外に出て来たが、その甲斐あって、照る月夜であるよ。


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