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巻8−1642
安倍奥道(あへのおきみち) 冬雑歌 安倍朝臣奥道の雪の歌 たな霧らひ雪も降らぬか梅の花咲かぬが代(しろ)にそへてだに見む
一面に雪のほか見えないほど雪が降っているか。梅の花が咲かない代わりに、梅の花になぞらえてでも雪を見よう。
巻8−1643
若桜部君足(わかさくらべのきみたり) 冬雑歌 若櫻部君足の雪の歌 天霧らし雪も降らぬかいちしろくこのいつ柴に降らまくを見む
空一面雪が降らないものだろうか。はっきりとこの一面の柴に降るのを見たいものだ。
巻8−1644
三野石守(みののいそもり) 冬雑歌 三野連石守の梅の歌 引き攀ぢて折らば散るべみ梅の花袖に扱入(こきい)れつ染(し)まば染(し)むとも
引き寄せてよじり折れば、散ってしまうであろう梅の花を、袖の中にしごき入れて袖が花で染まってしまってもかまわない。
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2019年09月01日
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