詩
いつもは控えめな風。
今日は別人のように
自己主張を見せた。
雲を流して
その旅を追い立てる。
鳥と競うように
空を舞って遊ぶ。
木の枝を楽器がわりに
ザワザワと鳴らす。
花々をからかうように
ユラユラと揺らす。
川の水面のキャンバスに
綺麗な波紋を描く。
花びらを散らして
空間を彩る。
砂を巻き上げて
渦を巻きながら踊る。
そして
私の髪をぐちゃぐちゃにして
困らせる。
思い思いに
主張する風は
ただ自由だった。
そんな風は
私の体を吹き抜けて
私の心を吹き抜けて
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