郷愁巴里日記

パリで個展を開催しました☆

芳名帖をめくりつつ

昨夜は、伯父さんのお誘ひで、近くの焼き鳥屋さんに往き、久しぶりに鱈腹喰つて、麦酒も結構飲んだので、我が家に帰ると、お風呂も入らず、気がついたら、ベッドの中で寝てました。
 
さういふわけで、こんな夜更けに目を覚まし、独り淋しくごそごそと、部屋の整理をしてゐると、巴里の個展の芳名帖が目について、自づとめくつてをりました。
 
思へば、巴里の個展では、本当にたくさんの方にご来場いただき、なほかつ、温かいご感想をいただきました。
 
何枚もの作品がお嫁に往き、本当に、作家冥利に尽きると云ふか、あらためて、感謝の気持ちで一杯です。
 
ビクター犬を買つてくださつた日本語の先生は、とても素敵な女性の方で、不思議なご縁を感じたり。
 
富士山の絵を買つてくださつたパブのマスターご夫婦は、とても気さくな方たちで、麦酒(ギネス)をおごつてもらつたり。
 
巴里に50年近く住む日本人の男性は、日本への郷愁を抱きつつ、瞳を少し潤ませながら、ゑ葉書を全種類買つてくださいました。
 
さう云へば、一寸意外だつたのは、和風の作品だけではなく、巴里を描いたシリーズも、巴里の人たち(とりわけ、仏蘭西人の方)に、好評だつたと云ふことです。
 
或るご婦人曰く、私は巴里にずつと住んでゐますが、其れだけに、巴里の嫌な処も知つてゐます。だけど、貴方の作品は、古き良き巴里のいい処が、ぎつしり詰まつてゐると。
 
或る男性曰く、君の作品は、僕が子供の頃の巴里みたいで、大好きだよと。
 
勿論、小生は仏蘭西語が解らないので、ギャラリーのスタッフ兼通訳の方を介して聞いた、ご感想ではありますが。
 
其れだけに、小生にとつて、此の芳名帖は、一生の宝物に他ならず。あらためて、皆さんからいただいた文章を読みかへしながら、宝石のやうなあの日々を、想ひ出してゐるけふ此の頃です。
 
と同時に、此れから小生がやるべきことや、新たに描きたい巴里の絵を、思ひ描いてゐるけふ此の頃です。

 
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個展の写真を眺めつつ

実はけふは、イベントの準備をしようと思ひつつ、昼から体調が悪くて、ずつと寝込んでゐました。

時差ボケと睡眠不足は解消されたはづなんですが、此の寒さで、どうやら、風邪をひいたみたいです。

まあ、巴里にゐた時は、いつも神経を張り詰めてゐたし、毎日相当歩いたので、今頃になつて、其の疲れが、どつと出たのかも知れません。

いづれにしても、今夜はゆつくり休んで、イベントの準備は、また明日にしやうかと。

其のまへに、エスパス・ジャポンのスタッフさんから、個展の写真が届いたので、少しですが、UPしたいと思ひます。

本当は、もつとたくさんの写真を撮つて、個展の様子をご紹介したかつたのですが、言葉やプライバシーの問題もあり、なかなか其れは難しく。

だけど、写真はなくても、いろんな方たちと、会場でお話ししたことや、芳名帖に書いていただいた文章(直筆の日本語や仏蘭西語)は、小生にとつて、大切な一生の宝物になりました。

風邪をひいて、今は一寸元気がないけど、皆さんからいただいた温かい言葉の数々に、元気をもらつてゐる、けふ此の頃です。

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巴里の絵本を並べつつ

今朝は、巴里で仕入れて来た絵本などを、鞄から出して、自宅兼、流星堂の別館に並べました。

並べてみると、結構量はありますが、理想を云へば、もつとたくさん仕入れたかつたのも、また事実。

折角巴里に往つたんだから、巴里中のレトロ可愛い絵本を、独り占めするぐらゐの勢ひで。

と云つても、資金的に余裕がないし、其れに、飛行機に詰めることが出来る鞄の重さは、あらかじめ決まつてゐるわけで。

其れでも、イグレックのオーナーさんや娘さんのお陰で、当初予定してゐた量よりも、たくさん詰めることが出来ました。

ちなみに、此の絵本は、小生が自らの足と直感を使つて、セーヌ河沿ひのブキニストをはじめ、巴里中のいろんなお店で仕入れて来たアンティークな絵本です。

時には、片道二時間を費やし、或る古本市で出会つた乙女チックな絵本や。

時には、サンジェルマン・デ・プレの小さな古本屋で発見したレトロ可愛い絵本や。

時には、遊園地のやうなパッサージュの中にある、お店の店頭で見つけた、可愛い動物の絵本など。

いづれの絵本も、古き良き巴里のエッセンスがたくさん詰まつた、すこぶる可愛い絵本です。

と云ふわけで、巴里の絵本に興味のある方は、流星堂に是非。

其のまへに、今週の日曜日には、新居浜で開催されるジョイントマーケットにも出店するので、皆さんも是非。

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巴里の写真を眺めつつ

只今、日本の我が家の炬燵の中で、梅酒を飲みつつ、此の文章を書いてゐます。昨日の午後に、巴里から成田に着いて、其の足で成田から東京へ。其の日の夜に高速バスで、東京から川之江へ。お陰で、時差ボケと睡眠不足と移動の疲れがミックスした、今朝は、極めてグロッキーな状態でしたが、我が家に帰つて、お風呂に入つて、ご飯を食べて、泥のやうに爆睡したので(時間軸が崩壊した、原色の奇妙な夢を見ましたが)、今はすこぶる元気です。と云つても、まだ完全に疲れがとれたわけではありませんが、兎にも角にも、無事に着いてホツとしてゐる、けふ此の頃です。其れにしても、日本の炬燵は、なんとも居心地がいいですね。巴里には勿論、炬燵もなければ、蜜柑もなかつたので、今あらためて、日本の良さを感じてゐます。と同時に、何故か巴里へのノスタルジーも。日本に帰つて来て、まだ間もないのに、早くも、巴里に帰りたい衝動にかられてゐます。否、此の場合、帰りたいと書くよりも、還りたいと書くべきか。いづれにしても、巴里は其れほど、小生の中に、大きなものを残してくれたわけでして。いい意味でも、悪い意味でも、清濁合はせ持つた、其の美しい混沌を。今はただ、炬燵の中で、小生が撮つた巴里の写真を眺めつつ、此の二週間の夢のやうなディープな日々を、想ひ出してゐる次第です。

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夜の巴里を歩きつつ

前略 皆さんへ

時が経つのは早いもので、明日はとうとう、巴里を離れて、日本へ帰るわけですが、いざ帰るとなると、未練が結構ありまして。

此の二週間あまり、おそらく、百キロ近くは巴里の街を歩きましたが、其れでも往つてゐない処が、其れこそたくさんあるわけで。

美術館は勿論、モンパルナスの墓地やカフェにも往きたかつたし、なんだかんだ云ひながら、ヴァンヴやクリニャンクールの蚤の市にも往きたかつたし、洗濯船の跡や、ラパン・アジルにも往きたかつたし。

そんなことをいろいろ考へてゐると、ゐてもたつてもゐられなくて、ふと気が付けば、今宵もまた、夜の巴里を歩いてゐました。

だけど、今からモンパルナスへ往くのは、あまりに無謀だし、美術館は閉まつてゐるし、洗濯船やラパン・アジルの周辺も、夜は結構危険なわけで。

だから、今宵はせめて、巴里に暮らした最後の夜を、何処を目指す宛てもなく、ただぼんやりと彷徨ひたいなと。

思へば、巴里に来て以来、巴里は小生の、或る種の悩みの種でした。

来て早々、いきなり巴里の洗礼を受けたり、巴里の嫌な部分が、あからさまになるにつれ、其れまでのあくがれは、見るも無残な有様で。

だけど、いつからでせう、其れも含めて巴里なんだなと、思へるやうになつたのは。

人生には、光と影があるやうに、巴里もまた、光と影があるわけで。

巴里の魅力は、むしろ其処にあることを、あらためて発見した、此の二週間の日々でした。

とは云へ、巴里にはまだまだ、隠された闇と、まばゆい光が、いたる処にあるやうな。

そんな気持ちを抱へつつ、夜の巴里を歩いてゐると、うへから何やらこゑがして、ふと見上げると、まあるい月がぽつかりと。

日本の月とおんなじなのに、何故か不思議と、違ふやうな気もするわけで。

さう云へば、巴里の青空を見たのもけふがはじめてだけど、巴里の月をこんなにはつきり見たのも、今夜がはじめてのやうな気がします。

兎にも角にも、巴里に来て、個展を開催して、ほんたうに良かつたなと。

巴里や巴里の郊外など、いろんな処にお嫁に往つた娘(作品)たちもきつと、今頃は、喜んでゐることと思ひます。

と云ふわけで、今宵は巴里に感謝を込めて、Merci Beaucoup!

草々 星川孝

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マカロンを食べながら

前略 皆さんへ

今宵は、巴里のホテルの一室で、マカロンを食べてゐます。

パンは勿論、巴里で食べるマカロンも、兎に角美味いのなんのつて!

ちなみに、此のマカロンは、いつも往く、十区のパン屋さんで買ひました。

此のパン屋さんは、ほんとに小さなお店(小生のお店とどっこいどっこい)なんですが、スイーツも少しあつたり、奥の方には、カフェのコーナーもあつたりします。

しかも、結構安くて、クロワッサンは1ユーロ。珈琲が付いても2ユーロですから、庶民にとつては有難いと云ひますか。

そして、慣れない巴里の暮らしの中で、小生の心と胃袋を潤してくれたのが、他でもなく、此のパン屋さんでした。

巴里のお店の店員さんは、基本的には愛想が悪くて、自己中で、上から目線なんですが、此処の店長さんに限つては、そんなことは一切ありません。

愛想が良くて、働き者で、優しくて、しかも結構ハンサムなんです。

路上に出ても煙草は吸はず、通りすがりの人たちに、挨拶をしてゐるぐらゐです。

おまけに、此のまへなんか、ミニクロワッサンのセットをサービスしてくれたり。

其のお礼に、巴里を描いたポストカードをあげたら、早速お店に、其のポストカードを飾つてくれたりなんかして。

だから小生は、ほとんど毎日のやうに、此のパン屋さんに通ひました。

だけど、明日は日本に帰るので、もう通へないかと思ふと、無性に淋しいけふ此の頃です。

だから明日は、感謝の気持ちをなんとか伝へて、美味しいクロワッサンと珈琲を、味はひたいと思ひます。

草々 星川孝

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けふは、ギャラリーイグレックのオーナーさんと旦那さんと娘さんが、小生の巴里の個展の成功を祝つて、食事に誘つてくださいました。

場所は、凱旋門が見へるシャンゼリゼ通りのすぐ近くにある、アールデコのムード漂ふ、至極素敵な仏蘭西料理店で。

赤ワインで乾杯をして、愉しく語らひながら、早速料理をいただくと、兎に角美味いのなんのつて!

こんなに美味しい仏蘭西料理を食べたのは、生まれて此の方はじめてでした。

イグレックのオーナーさんのご家族に、今あらためて、感謝の気持ちで一杯です。

ちなみにけふは、午前中に美術館に往かうと思つてゐましたが、早く起きれなかつたので、其れはまた、明日の朝か、次の機会に観やうかと。

其のかはりけふは、凱旋門を見て来ました。晴れ渡る巴里の空の下、凱旋門は、威風堂々と立つてゐました。

まるで、小生の個展の成功を、祝つてくれるかの如く。

明日の午後には、巴里を離れて、日本へ帰るわけですが、いつかまた、此の街に来て、闊歩したいと思ひつつ。

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前略 皆さんへ

只今巴里は、朝の9時半を過ぎました。

ホテルの窓から空を見ると、けふは雲間から青空が見へて、なんだか清々しい巴里の朝です。

ちなみに昨日は、個展の最終日だつたのですが、最終日も、たくさんの方々に来ていただきました。

前日の夜に飲みに往つたアイリッシュパブのオーナーさんと奥さまと息子さんも来ていただき、しかも、絵まで買つていただきました。

其れから昨日は、ミクシブで繋がつてゐる仏蘭西人の方も来ていただき、いろんな話をしました。

其の方は、日本が大好きな方で、其の方曰く、日本に早く帰りたいとか。日本人よりも日本を愛する、とても謙虚な方でした。

ふと気がつくと、閉幕時間がやつて来て、搬出作業を行なひました。

其れから一度ホテルに戻つて、Mさんが待つアイリッシュパブへ。

お店のオーナーさんや奥さまも其処にゐて、いろんな話に花が咲きました。

其の後はMさんと一緒に、メトロに乗つて、ムーランルージュへ。

いかがはしくも華やかな、ショップのまへを過ぎながら、夢にまで見た其の場所へ。

実際に見るムーランルージュは、エネルギッシュで艶やかで、魅惑的な建物でした。

其の後は、其の界隈にある、黒猫と云ふお店へ。

赤ワインと一緒に、エスカルゴやサラダやパンや、田舎風のビーフシチューを食べました。

ふと気がつくと、隣りの席に、髪型がベートーベンのやうな、大きな男性が。

Mさんがお声をかけると、其の方は、此のお店のオーナーさんでした。

しかも、ふたりにシャンパンまでおごつていただきました。

其の後は、いろいろお話したのち、帰り際、握手を交はして店を出ました。

と云ふわけで、個展の最終日も、Mさんや、パブのオーナーさんご夫妻や、いろんな方々のお陰で、すこぶる充実した一日でした。

巴里滞在も、あと一日と半日足らず。最後の最後まで、巴里の暮らしを満喫したいと思ひます。

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前略 皆さんへ

只今、巴里は昼の2時頃です。

けふも少し曇つてゐますが、雨は降つてゐない模様です。

此れから、カフェに寄つた其の後で、エスパス・ジャポンへ往く予定です。

ところで昨夜は、Mさんと一緒に、サン・マルタン運河沿ひにある、アイリッシュパブに往つて来ました。

何故巴里にゐてアイリッシュパブかは、Mさんが以前、倫敦に住んでゐて、巴里に来た当初、通つてゐたと云ふ話を聴き、往つてみたくなつたからです。

パブに着くと、すでにもう、お客さんは満席に近い状態でしたが、カウンターの席が空いてゐたので、其処に座ることに。

そしてはじめて、ギネスビールを飲みました。はじめて飲んだギネスビールは、まろやかで、すこぶる美味しかつたです。

やがて、隣りにゐたオーナーさんが話しかけてくださり、ウヰスキーやビールなどをおごつていただきました。

暫くすると、其の方の奥さまである日本人の方も来て、ご挨拶をしました。

其の後は、Mさんといろいろお話しながら、盛り上がつてゐましたが、大きなグラスで4杯目を飲み終へた頃でせうか。急に気分が悪くなつて、よろよろしながらトイレの中へ。

此処に来るまへに実は、エスパス・ジャポンで、スタッフの方から葡萄酒もいただいてゐたので、其れも効いたのかも知れません。

朦朧とする意識の中で、苦しさにひたすら耐へながら、トイレの中で嘔吐しました。

やがて、少しは楽になり、Mさんと一緒に外に出て、運河沿ひを歩きましたが、足はふらつき、呂律もまはらない有様で。

Mさんとは其処で別れて、なんとかホテルに戻りましたが、ホテルの部屋に帰つてからも、トイレの中で再び嘔吐。

其れでも何とか、這ひつくばつて、ベッドに横になりました。

と云ふわけで、昨夜は散々な夜でしたが、過ぎてしまへば其れもまた、愉しい想ひ出に他ならず。

ちなみに、最後の画像は、小生が嘔吐した、パブのトイレの壁面です。

皆さんも、お酒の飲み過ぎには、くれぐれもお気をつけくださいね。

草々 星川孝

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巴里は今、午後の5時を過ぎました。

けふは朝から天気が悪くて雨模様でしたが、其れもまた、巴里に似合ふと云ひますか。

傘をさして、買物がてら、サンジェルマン・デ・プレの辺りを散策しました。

路地裏の古本屋で味のある古本を買つたり、可愛い雑貨屋でレトロな雑貨を買つたのち、其の界隈を歩いてゐると、古い真つ赤なシトロエンが。

続いて、赤い外装のお洒落なカフェが。

巴里の赤つて、なんだか妙に、引き寄せられると云ひますか。

基本的には、青(とりわけ水色)が好きな小生ですが、巴里に来てから、赤もまた、あらためて、魅力的だと思ひつつ。

ちなみに、最後の画像の雑貨屋さんのオーナーさんは、とても感じのいい方で、お話をして、フェイスブックでも繋がりました。

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