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2016.08.オーヴェルニュの旅 その100 今、びっくり。なんとこの旅のシリーズ記事、すでに100個にもなっているんですね。そりゃ時間かかるわけだわ。以前のように、もっとシンプルに、さらりとした記事にすればよいのでしょうけれど、ホームページの枷がなくなったせいで、写真もたくさん載せたいし、どうでもいいことも書きたいし、というわけで、記事を書くのにずいぶんと時間がかかるようになってしまって、それで、書くのが面倒になって、という悪循環。 というわけで、いつまでもだらだらすみません。 とかなんとか言いながら、この旅も、佳境です。 ビオザBiozatという村の、サン・シンフォリアン教会Eglise Saint-Symphorien(夏季9/18)。 ここは、なぜだか、とっても良く記憶に残っています。村はずれの、小さな丘という美しいロケーションのせいも大いにあるかとは思うのですが、記憶の残り方というのは、本当に不思議です。 教会やロケーションは覚えているのですが、記憶の中では、気も心も元気いっぱいだった、い日にの初めに訪ねたように思っていたんですよね。まさか、一日の終わりごろに訪ねたとは、と今、びっくりしています。 記憶の一助となったのは、このオバサンかもしれません。ミサに備えてなのか、一心にお花の処理をされていました。何か話しかけられたのですが、当時はフランス語が全くダメで、きょとんとした自分、まで、よく覚えています。 上の写真でも見えますが、彩色が目立つ教会なんです。事前メモでも、情報としては、「色付き柱頭」とだけ、記していました、笑。 うひゃぁ、かわいいっちゃかわいいですが…。 全体はともかくとして、顔があると、色を付ける時代や人によって表情が変えられてしまうことがわかってきたので、はっきりした彩色は、厳しいです。本来の彫りの様子が、まったくわからなくなってしまいます。 こんなんだったら、まぁ、ありかなとは思うのですが…。 それにしても、柱までらせんできっちり彩色してて、なんという執着。色合いとか、現代的な感覚から言ってもかわいいですが、この場所でやらなくても、という装飾だと、やはり思ってしまいます。真白の漆喰ぬりぬりも好きではないですが、でも、おそらく、まだまし…。 例によって、構造図がありました。 黒塗りの部分が12世紀で、その他は現代の再建。鐘楼も再建なんだそうです。 後陣部分には、15世紀のフレスコ画がうっすら。 どうしても、周囲の彩色に目が行ってしまいます。かわいいが、なぜここに…、という気持ちが付きまといますね。 何かしら、華やかにしたかったんでしょうけれども…。 片隅に置かれていた洗礼盤らしきもの。 二面に彫り物があり、こちらの面は、カギを持っているのは、ピエトロさんでしょうね。 元来洗礼盤には見えないので、何かの一部とかだったんでしょうか。時代も不明です。 最後にもう一度周囲を見学。 まさにオーヴェルニュの典型的なスタイルで、すべての軒持ち送りが鉋屑。 それはもういっそ気持ちがよいほどの潔さですね。なぜ、ここまで鉋屑へのこだわりを持っていたのか、勉強不足でわかってないんです。石工さん達が働いているのに、大工へのリスペクト。不明です。 さて、今回は、もう一つ行きます。 コニャ・リオンヌCognat-Lyonneのサント・ラドゴンド教会Eglise Sainte-Radegonde(日曜15/19、住所Place de l'Eglise)。 後陣は、背の低い円形後陣で、ずんぐりむっくり系なのに、正面は、全然違うんでびっくりしますよ。 どう考えても、こちらは後付けの構造なんでしょうね。違いすぎます、笑。 こちらは、普段は開いていないようで、この日も閉まっておりました。 楽しみは、後陣部分の軒持ち送りくらいです。ほとんどは、例によって鉋屑ですが、ちょっと面白いやつらもいました。 素朴な奴ら。おそらくは地元の石工さん作、というところなんでしょうけれど、鉋屑は、結構しっかりした彫りでした。 これだけ普及したモチーフだから、マニュアル的なものが、しっかりとあったのかもしれないですねぇ。でもそれだけでは飽き足らない石工さんが、やはりいたんでしょうねぇ。そういうことを考えると、なんだかおもしろいんですよ。 この教会、今は丘の上に、教会があるだけなんですが、実は、軒持ち送りのために訪問するというよりは、歴史を感じるための訪問者が多いようです。 今は、平和そのものの眺めが広がりますが、この丘から見下ろす広い谷で、16世紀長間に、血みどろの戦いが繰り広げられたのだそうで、その記念プレートがあるんです。 1568年1月6日、なんとカソリックとプロテスタントの戦いが。 戦いは、プロテスタント軍が、勝ったようですが、戦いの後に、大将が、間違って自軍に殺されるというアクシデントがあって…、というようなことが書かれていました。 しかし、現代でも続いていますが、結局キリスト教からこっち、宗教が戦争の原因となってきていますよね。古代宗教の時代は、権力や土地、もっと世俗的な欲求が原因となっているように思うのですが…。 キリスト教というのは、戦う大天使など、戦闘概念を基本に持っているんですよね。新年のためには、戦いも辞さないという姿勢があるということで、やはりその辺が、なじまないような気がしています。 ま、何はともあれ、この日も無事、終了。この旅も、終わりに近づいています。 |
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わあ〜〜すごく素敵な雰囲気❣観光地バーン!みたいな場所より村の中にある教会の方が好きです。色合いはまた、なんていうかとりあえず塗りました!みたいな感じかなあ。
宗教や資源を巡っての戦争は昔からありますね。戦争の段階でもはや宗教ではないけれど、こちらで様々な宗教や宗派の方々の勧誘がありますが、特定の宗教は信仰しない主義ですって言うのも面倒で主人が長男だからダメなんですぅ…と話すのがベストな日本( ̄∀ ̄)。
[ まーたん ]
2019/5/2(木) 午後 5:28
> まーたんさん
教会は置いといても、田舎はのんびりして好きです。いいですよね。
勧誘、あるんですね?長男が理由になるんですね?へぇぇ。
実は、ミラノでも、勧誘が、結構あります。アパートの名前を見て、日本語で勧誘に来ます。びっくりですよね。真面目な人が多いので、断りにくいのですが…、きっぱり断ります、笑。
[ corsa ]
2019/5/4(土) 午後 8:13
あら!あるんですね!勧誘。
日本の長男制度って結局親の面倒みるのと墓守でしょ?墓守があるから宗教入れませんって言えば皆納得するし二度と勧誘されないんですよ。でも私個人はチビタには長男だからナンタラみたいなくっだらないことは言わないですけど(*≧∀≦*)。
子育てはボランティア。見返りに面倒見てくれみたいなのはどーかしていると思います(*≧∀≦*)。
[ まーたん ]
2019/5/4(土) 午後 8:24
> まーたんさん
そうなんですね。それは興味深いですね。
こちらで勧誘に来る宗教は、純粋にお布施とか求めてるタイプの宗教と思いますけれどね、笑。でも、布教活動されている方は、みんな真面目で、真剣に布教している様子で、びっくりしますよ。
[ corsa ]
2019/5/5(日) 午後 11:51