|
今年は、さくさくと毎月更新、を目指していたのに、気付いたら、既に前半はとっくに終了している今、更新したのは、二つだけ?いやはや、ひどい有様です。 この夏休み後半、家にいる時間が多かったので、何とか、シチリアはパレルモの後半を、やっとこさで仕上げました。 今回は、パレルモ市内の有名観光地、マルトラーナ、サン・カタルド、カテドラル、加えて超がつきそうにマイナーなマジョーネ、そして、パレルモの郊外に位置するツィサとなります。 現地で本を購入するなど、資料があると、読む時間がかかるものの、でも比較的きちんとした考察が出来るので、楽しいのですが、資料がまったく見つからない場所については、本当に困り果ててしまいます。パレルモのマイナー教会の多くで、そういう状態でしたから、資料的価値は低く、ただ、写真を見ていただくような体裁になってしまっています。とはいえ、写真そのものもさえないのが、情けないです。 更新ページにアップした写真の旅は、なんと2010年。既に5年、いや、そろそろ6年前のこととなってしまいます。当時絶賛修復中だったマルトラーナも、きっと今ではぴかぴかに修復なっているのではないでしょうか。 それにしても、字面で知っている地中海の文明の交差点シチリア。中世をキーワードに眺めていると、交差点である姿が、結構見えてきます。人の動きもダイナミックで、また文化的にも柔軟。好き嫌いは置いといても、やはりここは押さえておくべき土地であると、改めて思いました。 さて、この次は、フランスに手をつけてみようか、またはリグリア、南チロルか…。エミリアやロマーニャもずいぶんと細かいものがたまっていて、迷うのは楽しいものですが、本格的にサイトにまとめるとなると、これまた結構大変なところばかり。 どうなることやら。 では、以下リンクから、よろしかったらご訪問お願いします。 |
シチリアの中世
-
詳細
アラブ、ビザンチン、ノルマン、と多くの文化が混ざり、重なり、シチリアの中世は、混沌と同時に深みがあり、大変に面白い物になっています。
コメント(0)
|
昨年末から長々と続けてきたシチリア・シリーズ、当面の終わりです。多分、また行くと思うので、当面。 自分が、いつものことをやっている間に、なんていろんなことが起こるのか。日常って毎日続くように勝手に思い込んでいるけど、まったくそうではないですね。「日常」って言ってられるのが、幸せなんですね。 今日は、何年も連絡していなかった遠方の人から電話が入り、とても暖かい気持ちになりました。連絡しない間に、私のほうが引越しして、電話番号も変わっていたりしたので、なかなか連絡先が見つからなかったけど、とにかく今回の地震のことが気になっていた、と。 この未曾有の事態の中では、とても自己中かもしれないけれど、誰かが自分のことを思ってくれたということは、本当にうれしいことですね。 この人とは、これからたとえ今後連絡がなくても、お互いに忘れずに思いは持っているのかもしれないと思えるということ。連絡してない期間に、わたしは大病したり家を買ったり、なんだかんだいろいろあって、そういうなんだかんだもこの人は知らないけれど、でもそういうことをおいといて、この人の中にわたしは生きていたんだなぁ、というのがほのぼのとうれしかったんです。 シチリアでは、何冊か本を買ってきました。 お隣り合っているマルトラーナとサン・カタルドの本。 それからモンレアーレ。 このキオストロ解説は、とても役立ちそう。さほど詳しくはないのですが、取っ掛かりとして。 こちらはモザイク。モンレアーレのモザイクは、多くが旧約聖書のお話なので、理解するのはそんなに難しくないのですが、わたしの場合は、聖書そのものの知識に欠けているので、そういう意味で役に立ちそう。 そして、こちらは、シチリアの主だったモザイクを取り上げた本で、チェファルーも載っています。 以前ミラノで買いそびれた、イタリアのモザイクという大分な本の縮小版という感じの内容になっています。そういえば、多分同じ出版社。おそらく、この本が最初にあって、そして去年、あの100ユーロ近くもする本が出たんですね。ミラノですぐ売り切れたけれど、パレルモ各所で山積みになっていました、さすがに。思わず買いたくなったけれど、重さを考えたらとても無理だったんで、ある意味助かりました。 ふふ、意外とミーハーな観光客の買うような本しか買わないのねって思われそう。実はそうなんです!でも、観光客向けの本でも、全部読もうとすると、結構大変ですよ。今回のは、読む資料というよりも、見る資料として買ってきたのですが。 では、例によって、気長に研究成果(?)をお待ちくださいね。 |
|
今度はミャンマーらしいですね。日本の地震とは無関係という話ですが、そうなんでしょうか。かなり被害が出ているようで、心が痛みます。 リビアも、なんだかどうなってしまうのだか。直接巻き込まれているはずのイタリアですが、ミラノは地理的にも心情的にも遠いのか、とても落ち着いています。 こんな状況で、何もないかのように日常を送ることも、どうなんだろう、と常に逡巡してしまいますが、でも、仕方ないので、日常をやってみます。 キオストロ、最後は北回廊です。 サムソンとデリラのお話が、ひとつの柱頭をぐるりととりまいています。 旧約聖書のお話は、結構お話として面白かったりするので、当時の人は、こういうものを見て、うんうん、サムソンだね、なんて面白がっていたのか、または、宗教的に真摯に受け止めていたのか、どうだったんでしょうか。 こちらはまた、変わったモチーフ。 これ、アダムらしいんですよ。一人でいる図なんて、とても変わっています。この同じ柱頭のほかの部分に、イブも一人でいるようです。一人でいることに飽いて、絶望的な様子が彫られているとありますが、確かにアップで見ると、哀しそうな顔をしています。それにしても、他の回廊部分とは、確かに作者が違いますね。 旧約聖書が続くかと思いきや、また面白いモチーフ発見です。 これ、樫の葉っぱが風でわさわさ揺れている状態と、蜂の巣。この二つで、甘さや喜び、ひいては、聖母のシンボルである蜂の巣をあらわし、強調しているんだそうです。蜂蜜、甘さ…、結構直接的ながら、宗教的な感覚と、にわかには結びつかないかも。この、柏餅の葉っぱのようなオークが、妙な存在感です。 こちらは、ラザロの魂を、天使が天国に持っていく場面。 ああ、聖書のことに詳しくないので、旧約や新約や、あちこち見ないと話がわからなくて、今おろおろ、手持ちの本をあさっています。 あ、十字軍かな、珍しいなと思ったもの。 もちろんそういうわけはなくて、悪の破壊と平和の再生を表すシンボリックなモチーフだとか。盾は、神に与えられた防御のシンボルなんですってさ。「信仰という盾を、常に手にしていなさい」と神は言われたそうですわ。 なんかしまりのない終わりですが、こんな感じです。この回廊の面白さって、ちょっとはわかってもらえましたでしょうか。自分自身は、クローズにもめげずに翌日再訪した甲斐があった!と大いに満足しています。 全部の柱頭を撮影したくらいに思っていましたが、実際はそんなことなくて、いまさらがっかりしています。細部を見るには、肉眼より撮影したものの方が、よかったりしますしね。まぁ、おそらく、ここは、またいくことがありそうですから、よし。 |
|
実は、この1/2ヶ月というもの、原因は不明ながら、なんか気持ちがすっきりしない日々が続いていて、その挙句、最近の大事件の連発で、ますますぐったりとしていました。 そんな中、病院の検査に行き、早朝のアポだったのであっという間に終わるかと思っていたら、なんと午前中いっぱい拘束されて、ますますぐったり。 でも、夕方ごろから変な反動みたいのがむくむくわきあがってきて、天気もいいことだし、やっぱり健康第一だし、このごろ明らかに運動不足だし!よし!ジョギングを再開するか! と、妙に前向きになってきました。 思い立ったが吉日。さっさと仕事を切り上げて、約3ヶ月ぶりのジョギング。 いや〜、辛かったけど、気持ちのよい4キロでした。明日は、おそらく筋肉痛でがたがたでしょうけど。今からすでによろよろしていますけど。 なんとなく、ぐったりした気持ちが、しゃっきりしそうな予感。いつまでもぐったりはしていられないしね。明日に向かって、がんばろう! さて、モンレアーレ。ここでちょっとキオストリーノ。 南西の角にある、キオストロの中の小さなキオストロ。サイズは小さいですが、柱や柱頭はキオストロと同じなので、装飾が拡大される感じで、迫力があります。 もともとは、修道士たちが、食堂に入る前に手を洗う泉のための場所だったのだそうですよ。そう、このキオストリーノの真ん中は、泉。 その泉にしても、周囲の柱や階段の配置にしても、いろんな意味があるみたいですが、例によって詳細は、将来サイトでまとめるときに詳しく調べましょう。 ここで、わたしのような素人が目を奪われるのは、キオストロの中庭に突き出した柱を覆う、細かいレリーフです。 なんかすごい。かなりオリエントです。後ろに連なるアーチもアラブ装飾だし、独特ですよねぇ。 レリーフは、さまざまなモチーフが、つる草模様の中にちりばめられていて、かなり楽しめます。 人とか、幻獣も含む動物、花や植物。たくさんありますから、いくら見ても飽きない。多くが、図像学的な意味を持つもののようです。 柱頭も、ここもしっかり装飾されています。 レリーフの柱の上にある柱頭は、四季をモチーフにしたもの。これまたかなり細かい彫りです。 グリフィンらしき動物が、羊らしき動物を襲っているように見えるのですが、さて。 もうちょっと続きます。 |
|
キオストロ、東側に移ります。 いきなり、とてもわかりやすい聖書物語。マリアのエリザベツ訪問です。ここはちょっと時代が下る感じもありますね。 そして、こちらはお誕生の図。 大きい画像で見ると、かなり細かくてびっくりします。 キリストの顔は、残念ながらもげちゃっているのですが、マリアやヨゼフは、そういえば、モデナのヴィリジェルモの彫刻の顔のように、ちょっと様式的なものに思われます。右側にはマギがいるのですが、中国の古い兵馬傭坑の兵士のような顔をしているのが、なんかちょっと。 聖書のテーマが続くかと思いきや、いきなり寓話的になったり。 若者と老人の決闘シーン。守りと攻撃が、対照するもの、賛成と反対、善と悪を表しているんだそうです。わからないなぁ。こういうの、中世の人は、自然に理解していたんでしょうねぇ。 こちらは旧約。私が結構好きな、ライオンとダニエルさんの図です。 ライオンもダニエルさんもちょいとシビアな感じなのですが、天井を支えている人たちの手が妙にかわいかったり、くねくねの足がなんともいえません。 そしてアダムとイブの原罪。 アダムが結構いい男風なんです。マリアやヨゼフの顔、またマギの顔とは明らかに違います。表現も、なんかこっちの方がうまい感じしますけど、どうでしょうか。 まだ詳しく調べていないけれど、ここの柱頭は、一人の石工が作れる量ではないので、もちろん複数の石工がかかわっていることでしょうし、それぞれの持ち味や得意技がきっと大いに発揮されているのでしょう。それをじっくりと分類するのも楽しいかもしれませんね。 ロマネスクはこちらでどうぞ。
現在ブレーシャやっています。資料が少ないし、これはかなり簡単にできるのでは、と高をくくっていたら、しまった!ロンゴバルド、結構本拠地。どれだけ読むか。悩んでいます。 ロマネスクのおと |







