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2017.10.グラッパ合宿、ピエモンテ編4、最終回

最終日は、よくお土産を目的に行く、お城へ。

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グリンツァーネ・カブール城、ピエモンテ州エノテカ
Castello di Grinzane Cavour e Enoteca Regionale Piemontese Cavour
Grinzane Cavour (CN)

お城は、お城としての見学コースもあるようですが、何度も行っているのに、そちらは試したこともなく、いつも行くのは、併設のエノテカです。

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ピエモンテ中のワインや物産がありますし、お手頃なお土産を求めるにはちょうど良いお店なんです。
有料ですが、ワインやグラッパの試飲もできます。

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ワインはもちろんなんですが、試飲できるグラッパの種類も半端なく、さすが酒どころ、というカウンターになっています。
こういうニュートラルな場所で、醸造所や蒸留所の情報をゲットして、直接訪ねてみる、というのも、結構あり。

今回は、日本への一時帰国向けのお菓子、アマレットとクネージ(お酒を練り込んだチョコ)を購入。ソフトなアマレットは、ミラノではあまり売っていないのですが、たいていの日本人のお口に合う上に、包装がかわいいのもお土産にピッタリです。

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それから、ラベル買いで、ワインも購入しました。

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一番左のが、それ、ネッビオーロ。ラベルがとってもかわいかったし、ビオワインだったし、なんと言っても、お安かったんで。真ん中の日本は、アグリツーリズモのワインで、激安。右のは、同行者からのプレゼントだったと思います。

我々が着いた時も、すでに相当の人出だったのですが、かろうじて駐車できました。しかし、帰る時は、恐ろしいほどの人が押し寄せていて、みな駐車場を探してうろうろしている有様。トリュフ祭りの集客力は、相変わらずすごいです。

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お城は、丘の上にあり、周辺のブドウ畑が色づいていて、紅葉狩りに最適な場所でもあります。

買い物のあとは、満を持して、我々グラッパ倶楽部一同が愛する蒸留所へ。

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ベッカリスBeccarisです。
合宿の度、ここは絶対に欠かさず訪ねています。
行けば必ず新しい味にであるし、何より、情熱をもって働いているスタッフさんたちのサービスが気持ちよいんです。

しかし、お客さんがひっきりなしで、我らの専属スタッフ?キアラさんは、団体さんたちに拘束されっぱなし。

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待つことは何でもないのですが、キアラさんが気を使って、今回はおっさんのサービスとなりました。

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でもこの方のサービスもなかなかで、やはり、いい生産者さんだなぁ、と思います。
かなりの数、試飲させていただきましたよ。その上、グラッパ漬けの果物とかも出てきちゃったり。

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これは強烈です。グラッパがしみ込んで、飲むよりもガツンとくる感じ。

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お手頃価格のものから、高級品まで、惜しみなく試飲させてくださいます。これが、本当に嬉しいものです。これだけ回っていると、惜しむ生産者さんもたくさんいることを知っていますからね。ここでは、チョコレートとかおつまみも必ず出してくださるので、本当に太っ腹だと思います。

今回は、1本は決めていました。

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一番最初に訪ねた時に、あまりのおいしさに購入したこの1本。創業から60年記念に売り出した逸品。それを、ちょっと前に開けてしまったので、これは買おうと思っていました。今のラベルはこうなっていますが、お値段は、数年前と同じだったような。

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そして、左にあるのが、今回初めて購入したシリーズの、モスカート。
ラベルがかわいくて、その上、お値段激安。なんて良心的なんだろう、と感心の一本です。

団体さんの接客を終えたキアラさんとも談笑の機会を得て、今回もまた、満足感いっぱいで辞去しました。来年も楽しみです。

解散前最後のスケジュールは、ランチ。今回は、ベッカリスのキアラさんお勧めの店に行ってみることにしました。

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Ristorante La Riserva del Gusto
Strada Canelli 57
Nizza Monferrato (AT)
www.lariservadelgusto.it

ちょっとした丘の上に建つ、普通のお家みたいな設えのレストラン。
中も、普通のお家のサロンのような広さで、こじんまりとして、雰囲気、大変良かったです。

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サービスも行き届いているけれども、押しつけがましくなくて。穏やかな空気が流れる、素敵なレストランです。
お皿も、素敵な器に、美しい盛り付けで、食欲がそそられます。

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生肉好きにはたまらない前菜。生肉、好きと言っても、このくらいのポーションがちょうどよいですね。
そして、パスタ系。

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家庭的な詰め物パスタ。こういうお皿って、盛りが少なく見えますが、実はどっさりでびっくりしました。

リゾット好きな同行者の頼んだリゾットも、同様です。

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どれもおいしいし、ワインは地元のバルベラ・ダスティにしましたが、リーズナブルでおいしい。そして、ラベルもかわいい!

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というわけで、またまた大満足の中、合宿終了です。
寄り道、お付き合いありがとうございました。
また、ロマネスクに戻ります。

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2017.10.グラッパ合宿、ピエモンテ編4

ゆったりとしたランチの後は、またちょっとしたロングドライブで、新規蒸留所へ。

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Grappa Barile, Distilleria Artigiana Grappa di S.De Palo e L.Barile
Via Roccagrimalda 13, Silvano D'Orba (AL)

住宅街の中に埋もれたようにある、歴史の長い蒸留所です。
入ると、いきなり事務所で、いきなり子樽がいっぱいです。

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訪問者が次々とやってくるので、なんとなく、という感じで、ガイドツアーが始まりました。御年85歳になるバリラさんが、若かりし頃に、盟友のデ・パロさんと、冒険的に始めた蒸留所。

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今は、バリラさんだけになってしまったけれど、盟友の等身大のパネルが、貯蔵庫に置いてありました。なんだか切ないような、昔のお話も交えたガイドツアーでした。今は、何代目かの若手が仕切っている蒸留所も多いので、こういうところは初めてかも。
どうやら跡継ぎはいない感じだったので、もしかすると彼の代で終わってしまうのかもしれない、という寂しさも感じました。今年は、いろいろあって、仕込みができなかったというお話も、切ないです。

蒸留所は、歴史遺産のような建物でした。

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建物も器械も窯も、すべてがアンティークめいていますが、実際に蒸留をしてるっていうんですから、あきれるほどの驚きです。

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夢の名残、的な雰囲気満載。
でも、バリラさんは、かくしゃくとして、まだまだいけそうではありました。
そうそう、去年再訪したバレストリーノ蒸留所のおやじと同年代だなぁ。彼も頑張っていたけれど、跡継ぎなしだったし、そこはかとない寂しさが漂っていましたねぇ。一方で若手に引き継がれて、発展していく生産者さんがあり、他方で、こうやって、遅かれ早かれなくなってしまうだろう生産者さんがある。そういうもんだろうけれど、寂しいですね。
こういった職人さん的な蒸留所の設備も、もし引き継ごうとしても、若手には使いこなせないでしょうし、消えていくのでしょうねぇ。

熱を込めて、窯の説明をされるバリラさん。

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ツアーのあとは、試飲です。若々しい奥様がサービスしてくださいます。

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そういう蒸留所だけに、買っときたいものなんですが、高いんです!バリックものがおいしかったけれど、最低40ユーロというレベルでは、手が出ません。唯一買えると思ったのは、ビアンカの25ユーロでした。

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俺が俺が系ラベルで、顔のイラストなんかは行っちゃって、怖いんだけど〜笑。でも、たとえおいしくなかったとしても、ああいう情熱を見せられちゃうと、買わずにはおれませんでしたね。いや、おいしいですよ。高いってだけで。
ツアーの参加者は、結構買われていたようだったので、ほっとしました。

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この日の、超絶美しい夕焼け。
前回紹介したアグリツーリズモ・ベッキオ・トルキオAgriturismo Vecchio Torchioのお食事について、ちょっと記録しておきましょう。

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二泊しましたが、結局二泊とも、こちらで夕食をいただくことにしました。
アグリツーリズモとしては、適当な大きさのレストラン。満員だと結構な人数入れるし、勿論宴会にもピッタリで、大きなグループもいましたが、テーブルの配置は割とゆったりしていて、うるさいことはなかったです。
とにかくスタッフが感じよくて、サービスもよかったですね。

お食事は、決まったメニューで、とにかくどっさり、というのはアグリツーリズモの定番ですね。

前菜は、ハムとチーズの盛り合わせ、ニョッコ・フリットとか。

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ペペローネの、サルサ・ヴェルデみたいなやつとか。

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このサルサはおいしかったので、瓶詰をお土産に買いました。そういえば、まだ食べてない!どこに置いたかしらん。

これは、カボチャのふわふわのケーキみたいなやつだったかな。

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もちろん、外せない生肉!

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そして、同行者の一人の大好物、子牛のツナソースは、とっても素朴で家庭的なソースでした。

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パスタは、メインにまでたどり着くためには、限りなくお味見程度に抑えて。でもおいしくて、ツルツル入っちゃうんですよねぇ、手打ちのパスタは…。

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ちなみにこれ、二日分のお皿を適当にピックアップしていますんで、一回でこれだけ全部いただいたわけじゃないですよ。

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ちょっぴりでも多すぎるくらいなのに、それでもツルツル入っちゃうって、やはりおいしいってことですよね。麺って怖いわ〜。

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メインのお肉は、もう本当にちょっぴり、なんだけど、付け合わせのジャガイモが妙においしかったりして、お腹はいっぱいなのに、口だけが食べたがるというやつで。

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ローマ人が、美食のために、鳥の羽を使って、げえげえ吐きながら、だらだら食べていたという気持ちも、わからないではないですねぇ、こうなると、笑。

何とかデザートまで行けましたよ。そして、素朴な家庭的な手作り感満載のデザートも、ペロリ、で、自分の胃が怖かった〜!

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こうなると、食後酒として消化を助けるはずのグラッパ、本領発揮。おお、合宿の神髄、違うか。

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2017.10.グラッパ合宿、ピエモンテ編3

秋の合宿では、高揚したブドウ畑を楽しむことができます。
一夜明けて、美しい朝。

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どこまでもどこまでもブドウの葉が色づいていて、絵も言えぬ美しさでした。

さて、この日は、初めて訪ねる蒸留所が、最初の目的地となります。

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Distilleria Castelli Giuseppe
Corso L.Einaudi 55, Cortemilia (CN)
www.distilleriacastelli.com

看板の脇に、狛犬のような立派な獅子がすっくと立っていますが、実際は普通のお家みたいな。

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玄関口は開いていましたので、こんにちは〜、と言いながら入った中も、なんだか普通のお家の、ちょっと雑然とした居間のような。

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誰も出てこなくて、困ったな〜、と思っていると、ずいぶん経ってから、あ、いらっしゃい、とオーナーさんが出てきました。

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かなり忙しそうで、出たり入ったり、試飲も、手酌で勝手にやってくれる?みたいな、おおらかな対応でした。数種類、試飲させてもらったのですが、アルコールがガツン!と来るタイプで、残念ながら、我々にはちょっと合わなくて…。同行者は、訪問記念で1本購入しましたが、私は空手で辞去。

面白かったのは、あとから出てきた奥様。
トップの写真をよく見てもらうと、グラッパに混じって、というより、テーブルの中央に置かれているのはタイヤです。
この部屋の一角にも、レーサーのスーツとか、ラリーの車の写真などが展示されていたんです。
このあたり、結構有名なラリーなんかも開催されている地域ですから、もしかして身内に関係者がいるのかと思い、尋ねてみると、奥様頬を染めて、「私、このレーサーの追っかけやってるんです〜!」ということでした。それはそれはうれしそうで、グラッパのことよりも、ラリーの話をしたそうな様子でした。
何かに夢中になっている人って、親近感を覚えて、それだけでうれしくなっちゃうな〜。
でも、グラッパ、残念でしたけど。

この次は、結構ロング・ドライブをして、これまた初めての蒸留所に向かいます。

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Distileria Sancarlo
Strada Morandino 5/6, Celle Enomordo (Asti)
www.distilleriasancarlo.com

住居の敷地内に、離れのように建っている、超ミクロな蒸留所ですが、ここのオーナーさんの情熱にはやられました!

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足の踏み場もないという状態なんですが、樽やホースや蒸留器の間を縫うようにして、作業をしています。生産量はさほどじゃないようですが、色々と新しいトライアルなどもしていて、商売というよりも、趣味の延長でやっているような、そういうタイプの蒸留所。ガイドと言っても、そこで見渡せばおしまい、というような場所ですが、熱心に丁寧に、作業工程をレクチャーしてくれました。

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どの隙間にも、何かしらぎっしりという場所なのですが、手すりがアールヌーボー調だったり、内装にも凝っているのが、印象的でした。隠れ家みたいに素敵な蒸留場所です。

蒸留器械に取り付けられていたプレート。

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「職人技術に従って、我々は、サンカルロ蒸留所のためだけに、この設備を手作りで実現しました」という、シエナにある器械製造者によるプレートみたいです。シエナのモンテリッジョーニ(中世の小さな小さな村です)に、こんなものを作る工場があるなんて。なんかしっくりしすぎです。

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10月末でしたが、クリスマス向けの瓶詰を始めているところでした。かわいい!

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でも、普通のボトルはこういう形で、ラベルが、改良の余地あり、と思われました。どれも、妖精っぽいフィギュアと花、っていう子供の絵本のようなイラストなんですけれど、グラッパに子供の絵本的イラストはどうよ?と思いますし、作り手の情熱が伝わらないような気がしました。奥さんの趣味かなぁ。

生産量が少ないだけに、お値段設定は若干高めです。ということで、1本だけ購入。

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ね、こういうラベル、ちょっと違いますよねぇ。
バローロのバリックもの(5年くらい)ですよ。それにこの妖精ちゃんはないだろう?と、思うんですが。
お会計も良心的で、お値段もおまけしてくれちゃいました。

そして、ちょうど昼時だったので、近所のレストランをお伺いして、辞去しました。

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Ristorante Da Mariuccia di Strocco Franco e Valente Maria
Strada Protomorone 38
Frazione Protomorone, Tigliole d'Asti

田舎のレストランにあり勝ちの、だだっ広くて、大家族の集まりもオウケイ(実際、大家族が大きなテーブルを囲んで食事していました)、結婚式もオウケイといったタイプのレストラン。内装にこれといった特徴もありませんが、清潔感漂うお店です。

バルベラ・ダルバで、乾杯です。

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バルベラは、モンフェッラートの方が庶民的で飲み口は軽いのですが、やはりアルバのものがおいしいです!
軽く前菜をいただいて、同行者は赤ワインのリゾット。

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そして私はポルチーニのタヤリン。

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日本だったら、少なくとも二人前、下手すると三人前行けそうな盛り!でもおいしくて、ぺろりといただいてしまいました。
食後に、ブネを一人分頼んだら、これまたどっさり!

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見た目は、ちょっとなんですが、おいしいブネでしたよ。
たいしたオーダーはしてないとはいえ、三人分、ワイン1本で、お会計42ユーロ。これはミラノではありえないお値段で、感激しました。

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2017.10.グラッパ合宿、ピエモンテ編2

ランチの後に向かったのは、超有名蒸留所です。

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シボーナAntica Distilleria Domenico Sibona S.p.A.
Via Castellero 5, Piobesi d'Alba

ここも、2年ぶりの訪問です。
一番最初に立ち寄った時は、完全にクローズで取り付く島もない状態でした。
週末だったら、開いてないのも普通ではあるのですが、この時期は、アルバでトリュフ祭りがおこなわれていることもあり、この地域の観光客の数は半端なく、そのために、トリュフ祭りの期間だけは、週末でも開けているお店も多いんです。それに、仕込みの時期でもあり、どうせ、誰かはいる時期でもあるので、そういう意味でも、訪問者を受け入れてくれる醸造所は多いのですが、ここは、そういうことなく。

ただ、予約をすればオウケイということだったので、ちゃんと事前に予約をして、二年前に初めて訪ねたわけです。

受付から、早速ガイドツアーの始まりです。

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今回案内してくださったお嬢さんは、前回のお嬢さんと、金髪とか背格好がかぶるので、一瞬同じ人?と思いました。仲間でひそひそと、同じ人だとすると、何かあって、こんなに変わったのかしら?成長したのかしら?とか、勝手な噂をしていましたが、発言内容からも、絶対違う人、という結論に達し、後日過去の写真を確認して、やっぱり違う人だった、とわかりました。

前回も、ガイドツアーは悪くなかったんですが、でも、なんかクールで、情熱のないガイドで、全然盛り上がらなかったんですよ。

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でもこの方は、今まさに仕込み中のアルコール臭が充満している中、こちらが求めている情熱を発しつつ、ガイドしてくださいました。

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蒸留所は、手作り感のある工場、という雰囲気があり、とっても楽しいんです。蒸留の器械が、年代ものだったり、銅製だったりすることもあるのでしょうね。この、かなり大手のシボーナであってすら、とても職人的な雰囲気が漂います。

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そして、半年ごとに、どこかしらでガイドをしていただくというのに、なかなか言葉も覚えないし、製法もうろ覚えで、情けなくなります…。毎回新鮮って、困ったもんですよね。

で、一通りの案内が終わり、試飲室に。

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ここでは、前回購入したアルネイスが、異常といっていいほどおいしかったので、今回買うべき一本はもう決まっています。おいしければ、他にも、と思いつつ、試飲開始。

香りのいいモスカートや、熟成させていないビアンカから。

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どんどんと勧めてくれます。お酒の瓶と、試飲グラスがずらずら並びだしました。壮観です。

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ここで、この人は、前回の人とは別人である、という確信に至りました。というのも、前回はほとんど試飲をさせてもらえず、なんだかがっかりしちゃったんですよね。この人は、もう次々に、そんなに勧めちゃって、大丈夫ですか、というくらいに、出してくれます。

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琥珀色が濃くなってくると、樽での熟成が長いもので、ブランデーや、ウィスキーにも並ぶ奥深い味わいになってきます。ボトルも、四角っぽいタイプは、高いやつです、笑。
もうこの辺りは、我々は至福を通り越して、やばいんじゃないか、という状態。

飲んだも飲んだり、グラス、ボトルが15本並んでいます。

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我々は三人ですが、一種類につき、グラス一個分を分け合って試飲しますが、それにしても、15杯味わうと、いくらひとなめといっても、相当なアルコールを摂取していることになるかと。これは、記録じゃないか。

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こんなにいただいて、ちょっとしか求めないのは申し訳ないと思いつつ、やはり、自分の飲酒量には限界があるので、結局、もともと決めていたアルネイスと、おいしさとお値段のバランスの良かった5年物をゲットしました。
アルネイスは、シボーナおなじみのボトル。これ、飲み終わった後は、カラフとして使えるような体裁になっていて、かわいらしいんです。

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5年物の方も、同じタイプのボトルですが、ちょっとお高いだけあって、箱もかわいい。
これは、もったいなくて、しばらく開けられないけれど、そういえばアルネイス、飲みたくなってきたな。
不思議。アルネイスは、この地域特産の白ワインなんですが、実は、ワインは好きじゃないんですよ。でも、グラッパだと、かなり好き。そういうタイプのブドウ種ってある気がします。

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試飲でいい気持になってしまった後、熟成のグラッパが置いてある場所へ、ツアー再開です。

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さすが大手。樽の数は半端ありません。
大きいのから小さいのまで、この樽だけでもひと財産だと思います。

すっかり満足して、次回の訪問を約して、辞去しました。

そして、今回のお宿へ。

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Agriturismo Vecchio Torchio
Reg.S.Antonio 151,Canelli (AT)
www.vecchiotorchio.eu

ここは、いわゆる秘密にしておきたいタイプのアグリツーリズモです。というのも、お値段は安いし、食事はおいしいし、スタッフは感じいいし、その上、猫好きの私にはにゃんこがたくさん、犬好きの同行者にはわんこがたくさん、というおまけつき。
さらに加えて、ここからの眺めです!

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農作物もやっているようですが、ワインも作っている農家さんなので、見渡す一帯、この農家さんのブドウ畑です。
この同じ眺めが、翌日の夕焼け時には、信じられない色に染まりました。

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この日と、この翌日の夕焼けは、イタリア各地で驚異的な美しさだったようです。

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実際、ミラノに戻る高速で、渋滞に巻き込まれたんですが、その時の空は、見たこともない夕焼けが広がり、驚嘆しました。オーロラみたいな、不思議な様子でしたよ。

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2017.10.グラッパ合宿、ピエモンテ編1

また恒例の寄り道です。
すっかり遅くなってしまったのですが、グラッパ倶楽部の記録係としては、アップしとかないわけにはいかないので、春の旅の前には…、ということで、ここらで。

最近は、合宿の軌跡がわかりやすいように、絵日記にまとめますが、それはすでにちゃんとできています。今回の合宿は、こんな感じでした。

イメージ 1


この秋もまた、今年のグラッパが仕込まれる時期、そして、アルバでトリュフ祭りが催されている時期のピエモンテです。グラッパの旬でもあり、食い倒れの季節でもあるのも、またいつものことです〜。

以前訪ねた蒸留所を再訪したり、初めての蒸留所にトライしたりで、また出会いと発見がありました。合宿の回を重ねても、新たに出会う蒸留所は尽きることないし、情熱的なグラッパ職人さんとの出会いも、またしかり。
今回は、いつに増して、食に恵まれた感が強く、満足感も高かったです。
特に、宿泊したアグリツーリズモが大変良かったので、来年早々にも、来年の予約をしてしまおうか、という勢いです。

では、サクサクと記録していくことにします。

日程は、10月後半の週末、金曜から日曜まで。他都市在住の友人たちとは、ミラノ南部の田舎町の駐車場で落ち合い、私は自分の車をそこに放置して、彼らの車に同乗して、いざ、出発です。
二年前でしたか。乗り換えの際に、自分の車のキーをトランクにさしたまま出発してしまい(私の車は、トランクを開けるのにキーがいる古いタイプ)、1時間以上も走った後で気が付いて、後戻りした、不吉な記憶のある駐車場なので、指さし確認怠りなく…。

最初に訪ねたのは、二年前に訪ねて以来の、蒸留所、サン・トマソDistilleria San Tommaso Srlです。

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Distilleria San Tommaso Srl
Reg.Guatrasone 100, Localita' dell'Arzente, San Salvatore Monferrato (AL)

未亡人、我々のことをなんとなくは覚えていてくださったようです。前回は、上のガラス張りの蒸留所の見学をさせてもらいましたが、今回はそこは端折って、試飲をお願いしました。前回は、倉庫内にある事務所の一角だったのですが、今回は、工場のお隣にあるレストランに案内されました。

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前回は、ちょうどお昼時に立ち寄ったので、このレストランを勧められて、ランチをいただきましたが、このレストラン、蒸留所の所有するものだったんです。
すごくお洒落でおいしいお店です。前回の記事は、こちらです。 サン・トンマーソ

建物の前には、樹齢100年にもならんとする洋ナシの木があり、果実がゴロゴロ落ちていました。

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一個拾っていただいて、家に帰ってから味見してみましたが、すっごく自然の梨で、そのままではおいしく戴けるものではありませんでした。ジャムとかコンポートにしたら、ちゃんとおいしいと思います。

さて、試飲です。

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前回は、3本買って帰り、うち1本を、この頃、ちょうど開けたばかりでした。そして、やっぱりおいしい、と思ったので、何かしらは持って帰りたいけれど、なんせまだほぼ3本が残っているので、控えめに。
試飲の結果、前回は香りがよくて飲み口のいいガヴィやマルバジアをいただいたので、今回は正統派のブドウ種バルベラのビアンカをいただきました。20ユーロなり。

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帰宅後、他2本は、立て続けに開けて、簡単に飲み切ってしまいました。丁寧に作っているグラッパ、という感じがします。作り手の皆さんも、とってもソフトで、いい印象を受ける蒸留所です。そういえば、前回は、夫を亡くして沈んでいる印象だった未亡人、今回はすっかり元気で、こちらも嬉しかったです。

さて、この後も、再訪の蒸留所です。

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Distilleria Pietro Mazzetti
Via Conte Calvi 31, Montemagno (Asti)

前回の記事。マッツェッティ

2014年に訪ねた時は、記事にあるように、当主のマシンガントーク、結構楽しかったし、作り手としての情熱も感じられて、これから成長していく蒸留所なのかという印象を大いに受けたのですが、今回は、非常に寂しい訪問となりました。

当主のご両親が、最近、老人ホームに入られて、世話もコストも、いかに大変であるかという話から始まり、試飲に至るまで、どうもパッとしない話題ばかりながら、例によってのマシンガントーク炸裂。
やっと試飲をさせてくれることとなったものの…。

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長靴グラス〜!
これにはまいりました。試飲歴長いですが、チョコレートでも入っていたみたいな長靴グラスの試飲は、ありえないでしょう。いやはや。これだけでも、やる気のなさというか、情熱が違う方向に行っている様子が明らかです。

こういうのも作っている、と見せてくれたのが、スパイス的な香草がたっぷり入っている蒸留酒。

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エルメスが、何かの記念のブックを作った際、このボトルの写真が採用されたということで、大事に保管されたそのブックを見せてくださったけれども、なんだか、生産者としては、そこじゃないだろう?というか、商売は大切ですが、モノづくりから離れてしまっている感じが、本当に寂しいものでした。
それでも、商売には熱心で、あそこでああした、ここでこうした、という売り上げに結び付く投資的な話は、次々と出てきます。でも、試飲は、長靴グラス…。

今回は、空手で引き上げました。お邪魔したお礼の意味も含め、同行者が一本購入。もう今後は行くことはないでしょう。こういう変化は悲しいですね。

唯一ありがたかったのは、彼が教えてくれた地元のレストラン。

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Osteria L'Antico Granaio di Binello Antonio
Via Roma 81, Calliano
www.osterialanticogranaio.it

入り口を入るとバールのような体裁なので、ええ、これ〜?とがっかりしたのですが、レストランは地下にあり、小さいけれど、とてもかわいらしい内装でした。
奥のテーブルにどっかり座っているかなりおデブな方がオーナーシェフのようでしたけれども、その息子さんが給仕をやっていて、とってもしっかりとかわいらしくて、サービスもすごくよかったんです。

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ワインリストには、地域のバルベラが、3ページにもわたって並んでいて、困惑する我々に、息子が勧めてくれたのが、このSulinでした。なんと13ユーロという良心的なお値段。バルベラ・ディ・モンフェッラートは、勿論もともとリーズナブルなワインではありますが、レストランで13ユーロという値付けは、嬉しくなりますし、その価格以上においしかったと思います。

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私の頼んだイノシシの煮込みポレンタ添え(だったと思います)にも、ピッタリ。どのお皿も、見場はいいし、お味、よい上に、田舎値段で、嬉しいお勧めレストランです。
一発目のランチが、こうやって楽しめると、期待が高まります。

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