蘇我は燃えているか? -Is Soga burning?-

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 とうとうやってきた相棒の第6シーズン!!!今シーズンも,かなり放送から遅れての記事となってしまいますが,よろしくお願いします。

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ちゃんと今年版のバーナーを製作してしまいました(笑)。

ストーリー
 クールな刑事と熱血漢の刑事という警視庁特命係の名コンビが難事件の解明に挑む。人気ドラマの第6シーズン。桜井武晴ほか脚本、和泉聖治ほか監督。警ら中の巡査部長が何者かに射殺され、2年前に巡査部長に銃の密売容疑で逮捕されていた塚原(小沢和義)が捕まる。2年前の逮捕を逆恨みしての犯行として取り調べが行われ、塚原は当初は否認していたもののやがて全面自供。凶器も証言通りの場所から見つかった。塚原の裁判は、裁判員制度が試験導入されることになった。裁判長は"司法の良心"と呼ばれている三雲(石橋凌)。特命係の刑事、右京(水谷豊)と薫(寺脇康文)は傍聴に出掛ける。裁判では、塚原が公訴事実を否認し弁護人も無罪を主張するという意外な展開となる。そんな中、裁判で塚原に厳しい口調で詰め寄った裁判員の遺体が公園の池で発見される。
[Yahoo!テレビより引用しました]

【視聴率】
[2007/10/24(水) 21:00〜21:54]
1位:15.9%(−) 20:00-21:54 (テレ朝)相棒6 第1話「複眼の法廷」
2位:12.8%(−) 21:00-21:54 (フジ)ザ・ベストハウス123
3位:12.6%(−) 21:00-21:54 (NTV)ザ!世界仰天ニュース
4位:10.0%(−) 21:00-22:00 (NHK)ニュースウオッチ9
5位:_9.8%(−) 21:00-21:54 (TBS)明石家さんちゃんねる


 ブッチぎりですね〜。ただ,20時から21時枠で見ると,はねトびに惨敗…。まぁいいや〜♪(ぇ

ではコメント・感想を
 脚本は社会派でおなじみの櫻井氏。前シーズンでは最終回の「サザンカの咲く頃」や,「裏切者」(第15話)などの作品を担当しています。第一話から,早速かっ飛ばしてきたこのお話のテーマは「裁判員制度」ですね。

 「裁判員制度」とは,殺人や誘拐,放火などといった重大事件に関しての刑事裁判で,無作為に選ばれた国民が裁判官と共に,有罪無罪の判断と,有罪時の量刑判断を行う制度で,2009年度から開始されます。選ばれた国民は,特別な理由(重要・経済的損失の生じる急務の存在,事件の関係者などなど)が無い限りにおいては参加しなければならなく,これを拒否した場合には10万円以下の罰金が科せられるというものです。
(参考:Wikipedia)

 拳銃摘発ノルマを達成すべく「必要悪」を主張し,警官を殺してしまった刑事。スクープ欲しさに裁判員を死なせてしまった記者。前者はどこかで見たようなネタですが(笑),まあそれをさらに発展させるのが相棒のいいところですからね!(たぶん) そして,今回も「証拠なき陰謀」と…。


 今回のお話は,ある意味裁判員制度の最悪のパターンのシミュレーションともいえるでしょう。「今回はあまりに想定外の,最悪の事態です。」という司法調査部長の言葉がありましたが,決してこういうことが無いとも言い切れないですからね…。

 BGMは今までのものをはじめ,今回新たに製作されたものもありましたが,なんだか「警視庁捜査一課9係」見たいな感じで,個人的にはちょっぴり残念な曲もあったりしましたね(全てではないですが…)。

 今回のお話のまとめ,裁判員は,最後の三雲判事と右京さんとのやり取りに尽きるでしょう(また台詞ばかりのプレビューとなってしまいましたね…)。

三雲「今まではプロの裁判官が,長時間かけて膨大な資料を読み解き,判決を下していた。」
右京「それでも,冤罪は起きていましたが。」
三雲「にもかかわらず,それをこれからは素人が,短期間でやろうとしている。」
右京「裁判の長期化を避けるために,裁判員制度が導入されたはずではないでしょうか?」
三雲「そうして,裁判を短くして,素人を参加させた結果,死刑を言い渡した人が,冤罪だったらどうしますか?」
右京「現実に,死刑被告人の再審無罪は,何度かありますね。」
三雲「それが,何十年も刑務所に入れた後に,いや刑を執行した後に分かったら,あなたは責任が取れますか?」
右京「僕は警察の人間として,冤罪を作った場合の責任は,背負っていく覚悟が出来ているつもりです。」
三雲「……,なるほど。あなたならそうかもしれない。しかし,そこまでの覚悟ができる裁判員は,果たしているでしょうか?」
右京「では,倉品裁判員のことは,どう思われますか? 彼女の言葉は,そのまま被害者遺族の言葉でした。」
三雲「被害者感情に偏れば,裁判は復讐の場になってしまいます。」
右京「一方そのように,一般の人の感情を無視していたからこそ,裁判員制度が導入されることになったのだとと思いますが。」

 右京さんの言う裁判員制度の光と,三雲判事の言う裁判員制度の影。どちらの意見にも説得力があり,自分は素直に裁判員制度に賛成できないのが本音ですね。
 最近では,凶悪な重大事件に対して,「えっ?そんな判決?」なんて思うことも少なくないですが,感情だけで人を裁いていたら,そこれこそ法治国家ではなくなってしまいますね(汗)。裁判の目的が,人を単に法律に則って裁くだけのものなのか,被害者感情に配慮し法による復讐を行う場所なのか,それとも被告人の更生を図るべくどうすればいいのかを考える場なのか(←少年事件の話し),色々な考えがあるかと思います。

 周りのマスコミの報道されず,人が人を平等に裁くという責任に対する重圧,そして裁判員制度に関しての様々な課題,長期にわたる取調べによって発生する冤罪,考えさせられる話題が多く詰め込まれており,前シーズン最終回同様に「密」なお話で,また最後のすっきりとしない感じも相棒らしくて言い感じでしたね。

 個人的には,社会保険事務所の年金横領問題がさりげなく話題になっている点がツボでしたねw

 右京さんは裁判員制度に対して積極的賛成派ということではなさそうですが,否定はしていないという感じですね。最後に右京さんの残した言葉,これがとても頭に残ります。裁判員制度に対する期待と不安を抱える人は多いと思いますが,自分は右京さんの言葉を信じたいですね…。
「人が人を裁く。 (中略) しかし,その可能性を信じてもいいと思いますよ。」

今週の名言
 なんだか,ラストの雰囲気が1stシーズンの最終回「特命係,最後の事件」に近い感じがありましたが,そんななかで出てきたこの言葉。
 「真実の追究に,その辺でいいということは,無いと思いますが。」
 とことん真実を追究しようとする右京さんらしい言葉だと思います。ただ,これを日常生活で活かそうとすると,「単なるしつこい人」と思われますね(笑)。自分がそういうタイプなモノなので(ぁ。
 右京さんの激昂も見られ,またそれに対する犯人の激昂返し,またそれに対する右京さんの激昂返し返しも見れて良かったです。「恥を知りなさいッ!!」


 来週は,「第三の男」こと陣川警部補が久しぶりに帰ってきますね! 映画に関する15秒予告も毎週チェックしていきましょう。

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待ってました!!私は、土曜に記事作成の予定を立てていたんですが…気付けば、まだです^^;
のとぼにさんの記事をカンニングしつつ、記事作成に取りかかります(笑)!

2007/10/29(月) 午前 1:17 こねこ

今回は、完全に『裁判員制度を問う』話だったと思います。
そして、それについて、2通りの“問いかけ”を視聴者に投げかけてきました。
詳しくは、自分の記事の方で書きたいと思いますが、三雲判事の言う事も一理ある。
最初、『相棒』としての『裁判員制度』の捉え方は、否定的!!と思いました。
最終的に、右京さんの“可能性”と言う言葉で「肯定せずとも否定せず…」と言う系図。
それ以前に『行列〜法律相談所』を見ていた方は、もっと深く見ていたと思います!

2007/10/29(月) 午前 1:24 こねこ

あまりドラマは見ないのですが・・・。
のとぼにさんにとっては来シーズンもあるといいですね〜!

2007/10/29(月) 午後 6:50 [ e23320002002 ]

こねこさん > 以前「行列〜」でやっていた事は知っているのですが,その時たまたま風呂に入っていて見逃してしまいました(笑)。裁判員制度ネタでいえば,NHKのドラマを見た記憶がありますね。櫻井氏の脚本は,番組としての答えを提示するのではなく,視聴者自身に考えてもらいたいのではないかと思います。

2007/10/29(月) 午後 10:26 のと(notbonito)

こねこさん > (その2)櫻井氏のお話ということで,2ndの北海道編「殺意の雪原」&「白い罠」でも,死刑制度に関して,被害者の遺族・加害者の家族・死刑執行者の3者の立場での視点が描かれていましたが,あの話でも死刑は否定も肯定もされず,こういう考え方があるんだというものだったと思います。いずれにせよ,もう始まることは避けられない制度であるため,現実をどのように受け止め,私たちはどうあるべきであるかを考えることが大切なのだと思います。

2007/10/29(月) 午後 10:30 のと(notbonito)

こねこさん > P.S ご指摘の件,助かりました…。さきほど修正させていただきました。

2007/10/29(月) 午後 10:40 のと(notbonito)

e23320002002さん > もし記事の書き出しの文章でそのようなコメントをされてしまったのであれば,スミマセン,前回の最終回のを誤って使用してしまったもので,今回は第一話です(汗)。

2007/10/29(月) 午後 10:43 のと(notbonito)

のとぼにさん待ちだったのにTBしてなかった(爆)!!
どおりでコメ頂けない訳で。。。TBさせて頂きます!!

2007/10/31(水) 午後 4:09 こねこ

相棒らしい社会派のストーリーで始まりましたね!「真実の追究に・・・」という右京さんの言葉はなんかすごく印象に残ってます。裁判員制度について色々と考えさせられました。

2007/11/2(金) 午後 6:57 MOKO

ご無沙汰しております。私も横になりながら、『複眼の法廷』を観ていました。

法学部出身の私も、確かに三雲判事の『復讐の場』という話にはなるほどと思いました。今回は法務省の描くメソッドに対して「裁判員の途中再選考」という独自の展開で、裁判員選抜の盲点を抉り出す形になりましたが・・・。
しかし実際に運用を始めてみれば、倉品裁判員のような事態も起こりかねない様な話だけに、人が人を裁くという本来の形になる反面『第3者としての裁判員の果たす目的』とは何なのか、右京さんの最後のセリフを聞いて、私も深く考えていました。

2007/11/3(土) 午後 6:54 [ 筆頭同心 ]

こねこさん > いえいえ,ここ最近ちょっと忙しいために返信やTBが遅いことが続いていますが,こねこさんは全ての記事に大してTBされるとは,すごいですね…。自分も時間さえあれば…(笑)

2007/11/4(日) 午後 4:48 のと(notbonito)

モコさん > はじめから加速してきましたよね(笑)。裁判員制度は,もうすこしすると様々な他の番組でもテーマにされると思いますが,期待と不安がともにある新制度について,改めて考えさせられるいい話しでしたね。

2007/11/4(日) 午後 6:25 のと(notbonito)

mi22k0866さん > お久しぶりです。裁判員制度は,民意の反映ということで期待される一方,個々の裁判官の信条,考え方については介入できないために,本当にそれが最善な判決になるのかどうかは導入しないと分かりませんしね。本当に色々と考えさせられますね。

2007/11/4(日) 午後 6:33 のと(notbonito)

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私もレビュー記事が遅く、2話目も鑑賞したばかりで記事にいたっていません。(笑)
第1話の裁判員制度はヒットなテーマだと思いました。これから実施までの期間にもっと細部を考えていかなければならないと思いました。

昔観た、洋画「陪審員」という映画を思い出しました。たしかデミ・ムーアだったかと。
陪審員への危険度が増す可能性は日本でも否定できませんよね。
責任度も含めて正直やりたくない任務です。

2007/11/9(金) 午前 10:27 [ PANA ]

pana0202さん > 自分も今回はレビューが遅れています(汗)。
陪審員ものを扱った映画はいくつかありますね。日本の場合は,アメリカの陪審員制度をさらに超え,裁判員自身も量刑の決定にかかわったりしますからね…。確かに,出来ることなら自分も…。

2007/11/9(金) 午後 11:04 のと(notbonito)

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