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JR横浜支社は13日(土),JR横須賀線開業120周年を記念した「YYスカ線フェスタ」のイベントの中で,「成田エクスプレス」の新型車両(E259系)を初めて一般公開した.
E259系は現在「成田エクスプレス」として活躍する253系の後継車両として登場した車両だ.第一編成としてNE001編成+NE002編成(計12両)が今年の4月下旬に,第二編成としてNE003編成+NE004編成(計12両)が5月下旬に出場している.E259系は今秋以降に順次投入され,2010年の6月までに現行の253系のすべての車両を置き換えることになる.車両投入への総投資額は約255億円,1両あたりの車体価格になおすと1億9300万円になる.
(総武快速線内で試運転を繰り返すE259系)
車体は,現行の特急型車両では一般的なアルミニウム合金を採用して,軽量化を図っている.制御方式にはVVVFインバターを採用.一般型車両のE233系同様に制御装置や保安装置などの主要機器の二重系化を図ることで,故障に強い車両づくりがなされている.編成は4M2Tの構成で,車両の最高速度は253系と同様の130km/hとなっている.
(普通車内・ディスプレイの様子)
普通車には,従来の非リクライニングシートであった253系とは異なり,大型テーブルを備えたリクライニングシートを採用している.合わせてシートピッチは1020mm(253系)から1090mm(E259系)に拡大している.天井には液晶ディスプレイが設置されており,行き先案内,次駅案内,路線図が日本語や英語に加え,韓国語や中国語でも表示され,合わせて現在時刻の案内もなされている.
(グリーン車の様子)
グリーン車も同様にサービスの向上が図られている.高級感漂う本革シートに,フットレストには電源コンセントを用意している.合わせてシートピッチは1090mm(253系0番代)から1160mm(E259系)に拡大している.
(バリアフリーへの配慮)
(フルカラーLEDの行き先表示器)
(デッキに設置された防犯カメラ)
(かぎ付きとなった荷物置き場)
車両全体を通じてバリアフリーへの配慮も行われており,床面の高さを1140ミリとして現行より40ミリ下げられ,また車イス対応の大型トイレの設置,ユニバーサルデザインの採用が行われている.乗り心地の改良としては,先頭車両にはアクティブサスペンションを,全車体に車体間ダンパを採用している.ドア付近等には防犯カメラを設置するほか,荷物置き場には盗難防止の鍵を取り付けることで,セキュリティ面での向上も図られている。
JR東vs京成の行方
2010年度には,京成電鉄が主体で工事が進んでいる通称「B案」と呼ばれる成田新高速鉄道が開業する予定となっている.この路線に合わせ,京成電鉄は最高速度160km/hで運転できる新型車両を投入し,最速36分で結ぶことを目標にしている.新型スカイライナー(AE形)の先行試作車は今年5月に落成し報道向けには公開されている.
(千葉貨物ターミナルから印旛車両基地に陸送される新型AE車)
所要時間面ではJR東日本は京成に対して圧倒的に不利であり,N'EXは車両設備の充実さやアクセス・接続性の良さを売りに展開していくことが用される(もちろん,新形AE車も車内設備はかなり充実している).なお,新AE形は10両編成が8本(80両)することが予定されている.都心〜成田空港間は関東地方における私鉄vsJRの競争の例としてよくあげられる区間であり,今後の行方が楽しみなところだ.
余談ではあるが,一方で気になるのは今後の253系の去就.2010年6月には成田エクスプレスから253系が消えることになるが,比較的新しい車両もまだ在籍しており,今後は転属利用されることも考えられる.新型車両の登場と活躍は気になるところだが,一方で既存車両の行方についても目が離せないかもしれない.
※写真はすべて筆者撮影,画像は補正・トリミング済み
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速さの京成に対して,車内でJRは勝負という感じですね.
しかし,JRが苦戦する可能性は十分ありますね...
2009/7/4(土) 午後 6:53 [ e23320002002 ]
e23320002002さん > ただ,京成も車内の豪華さが手を抜いているわけではありませんからね….NEXの強みは,新宿,横浜方面からといったところでしょうね.
2009/7/17(金) 午前 0:38