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バイオマスタウン構想
バイオマスタウンとは、バイオマスの発生から利用まで最適なプロセスで結ぶ総合的な利活用システムが構築された地域、またはこれから行われることが見込まれる地域のことをいいます。市町村における総合的なバイオマス利活用の第一歩となるバイオマスタウン構想、2006年3月に閣議決定された新たなバイオマス・ニッポン総合戦略において、2010年に300地域程度のバイオマスタウン構想の公表が目標となっています。2009年5月現在209の市町村が公表に至っています。

バイオマスタウンアドバイザー
私は社団法人日本有機資源協会(JORA)が認定するバイオマスタウンアドバイザーです。バイオマスタウンアドバイザーとは、バイオマスタウン構築を推進するため、バイオマス利活用に関して、さまざまなバイオマスの生産・収集、変換、利用方法へのアドバイスや、多方面にわたる関係者をコーディネートができる人材です。平成21年2月現在、100名がバイオマスタウンアドバイザーに認定されています。
バイオマスタウンアドバイザーとして近畿地域を中心に様々な市町村を訪れて、バイオマスタウン構想の策定がどうすれば進むか、自分なりに整理してみました。

市町村における推進体制の構築
バイオマスの総合利活用をめざしたバイオマスタウン構想の策定には関係部署を横断した推進体制が不可欠です。しかし、訪問した大半の市町村では、バイオマス利活用について関係部署が集まって話し合いすらしたことがないような状況でした。このため、まず何らかの方法で市町村における窓口部署を明確にして、常にそこにバイオマス関係の情報が流れるようにします。さらに、窓口部署はバイオマスタウンアドバイザー等の支援を受け、関係部署を集めた検討会など開催して、まず庁内における推進体制の構築する必要があります。

バイオマスの利活用が市町村における主要プロジェクト位置づける
関係部署横断の推進体制ができていないのは、バイオマスマス利活用が市町村における主要なプロジェクトとして位置づけられていないからだと思われます。主要プロジェクトにバイオマス利活用が位置づけられて、はじめて推進体制をつくりバイオマスタウン構想の策定という展開になるのではないでしょうか。このため、循環型社会形成や地球温暖化防止、低炭素社会づくり、地域産業(農林業・観光業など)の活性化など既にあるあるいはこれから市町村内で位置づけられそうな主要プロジェクトとバイオマス利活用がリンクするという啓発が必要です。

バイオマス利活用の段階的な展開方法の提示
バイオマスタウン構想は、利活用率の目標について廃棄物系バイオマス90%以上、未利用系バイオマス40%以上の公表基準があります。この目標の実現に向けて、実際には段階的に利活用を推進していくため、市町村の参考となるような段階的な展開のシナリオを提示するが必要です。特に第1段階としては、現在市町村自身が既に取り扱っている一般廃棄物や、家畜排せつ物法・リサイクル法などの関係で対処しなければならないバイオマスの利活用方法の提示が有効と思われます。また、利活用するには収集コストがかかる林地残材は、公的機関が所有する森林などでモデル的に取組むというような提案が適切ではないでしょうか。

広域連携の模索
賦存量が少ない市町村や広域で一般家庭ごみや下水汚泥を処理している市町村では、単独でバイオマス利活用が困難な状況があります。このため広域連携による検討も必要です。

バイオマスタウン構想公表市町村の知見の提供
また、既にバイオマスタウン構想が公表されている市町村の知見を後続する市町村に活かすことが大切です。市町村の担当者から構想策定のきっかけや構想策定までの手順、効果、留意点など未策定市町村が参考になる情報を、バイオマスタウンアドバイザー聞取りとりまとめ提供することが大切です。

(西村俊昭)

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コミュニティに優しい、賢いエネルギーの選択

2010/3/5(金) 午後 8:59 [ エコビレッジ・コスタリカ共和村 ]


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