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侍達の夜明 のべるわんでいのお部屋
地道にコツコツと 先天下之憂而憂、後天下之楽而楽

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戦争の原理

■戦争の原理


 人間は誰でも楽な方を考える。

 楽に稼げることを目標とすれば、その先に行きつくのは常に戦争である。

 例外なく戦争にいく。

 これまで戦争によって、どれほどの多くの市民が世界で失われてきたか。

 数千万人か。数億人か。

 爆弾。銃器。処刑。むごたらしい死にざまと苦しみを彼らは与えられ続けてきた。


 市民が戦争を引き起こすことはありえない。

 というか不可能である。



 戦争を引き起こす人は、引き起こす人だけが、必ず安全地帯にいる。

 自分だけは絶対に戦争の被害にあわないようにしてから、戦争を仕掛けるのである。


 たとえば、具体的な名前はここでは差し控えておこう。

 歴史上いくらでも出てくるだろう。


 戦争を引き起こす人の考えに賛同する者もいる。


 それを無垢な何も知らない人々が数多く関わってゆくのである。


 戦地にゆく志願兵を大量に募集する。

 何も知らない人間たちが、戦争を引き起こす人々の大義名分をうっかりと信じ込んでしまい、そこに続々と集まるのである。
こいつらは皆さんバカですね。無知をバカという。

 そのバカを利用する。

 これが政治である。

 政治にみなさんひっかかっちゃうんですね!!


 人間バカになって命を落とす人と、そのバカを利用して富裕になってゆく人がいるんですね。


 楽に稼ごうとする政治家たちの指導方針に楽に乗っかってゆくんですね。


 軍事力。

 こんなものは要らない。

 要らないのに、要るかのように思わせてしまうのが政治力。


 楽なほうに人間はついつい傾いてゆく。

 楽になるのだったら、戦争被害者のことなどどうでもいい。

 そんなふうに考えているんですね。

 私利私欲を図るためだったら、楽な方に楽な方にとても簡単に考えてしまうんですよね。


 人間はね、それぞれがみな別個に考えているから、こうした連中らの言葉に引っかかるんですわ。


 この際、正しいとは何かをここで定義しましょう。

 不正に加担するな。楽なほうに進む不正に加担するな。

 正しいとは、不正の反対である。

 より難しい方向が正しいのである。

 より難しい方向を選ぶことで、すべての戦争は回避できる。


 戦争を事前に起こさないように人類は努力せねばならない。

 これが努力義務である。

 より難しい選択をして舵取りをしてゆかねばならぬ。

 それで未然に防げることは多い。




■この世に失敗というものは存在しない。

 この世に失敗というものは存在しない。

 たとえば、シュークリーム作りにおいて、うまく膨らまなかったことがある。

 せんべいのようなペチャンコのシューになってしまった。しかもクッキーのように固い。

 そこで中に入れる予定だったカスタードクリームをシューに乗せて食べたのである。

 これはこれでおいしい。

 だが、期待していたシュークリームとは程遠い存在となってしまったのだ。

 そこで想う。

 「これは失敗だ」と。

 人間は想定というものや期待というものを持ち行動にかかる。

 そこで想定外や期待外れというものが結果として考えてしまうのである。

 では結果とは何か。

 それは結果が出るまでの行動に移る人の心証と結果との差異の心証が付着した物ということになる。

 物に対して制作にかかるとき、心証というものを持つと、物と心証との関係性が意識的にも無意識的にも築かれてしまう。

 本来、物理という仕組みは人間の心証とは無関係に変化するものである。そこで物理をきちんと認識すれば、その通りの結果が現れるのであって、それ以外の結果は絶対に現れないということである。

 「成功」とか「失敗」とかいう言葉は人間が考え出した感覚でしかない。

 したがって「失敗は成功の素」という考え方は、失敗という感覚は成功という感覚の素であるという感覚だけの意味しかないのである。

 これは物理とは無縁の人間の感覚でしかない。


 シュークリームが膨らまなかったことには原因がある。その原因を解決すれば、次回は確実に膨らむのである。これを人間は成功だと見なしている。

 実は、成功という言葉にも期待通りに膨らむという感覚が付着しているのである。

 冷徹に物理だけを考えてしまえば、ここにも成功というものは存在しない。

 膨らんで当たり前である。

 膨らまなかった原因は、膨らむようにすべき条件を満たしておらず、そこを看過していたか、もしくは環境的にそれができなかったかのいずれの理由しかない。

 それらの点をクリアしておけば、例外なく膨らむのであるから、これは成功ではない。

 したがって想定することもなく期待する必要もないのである。


 人間が想定や期待をするときは、例外なく、何かが欠けているからだ。物理的にね。


 想定や期待をするから成功や失敗という言葉が登場するのだ。



 水は上から流せば下に落ちる。

 例外はない。地上ではね。

 だが不思議なことが起きることもある。

 川上から川下へ流れる水の流れは常に1方向である。

 そこをよく観察すると岸辺のほうでは川上へむかって表層の水が流れているのである。

 これはなぜでしょうか。

 これも物理である。

 なぜそうなるのかをよく観察してゆく力を養うことが、物事に成功や失敗というものが存在しないということに気がつくことでしょう!



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