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侍達の夜明 のべるわんでいのお部屋
地道にコツコツと 先天下之憂而憂、後天下之楽而楽

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 暑中お見舞い申し上げます。

 熱中症にご注意を。→熱中症対策

 その記事は金曜日に書いた。



 日曜日、畑の水やり並びに掃除と、それからトロロアオイの芽かき作業をしてきた。

 畑でトロロアオイを作ることになった理由は、竹筆づくりから竹紙作りに至り、手作り和紙作りを学習しているときに、トロロアオイの存在を知ったためである。トロロアオイは紙料(楮・三叉・雁皮など。自分は竹)を漉き槽に水とともに入れて、漉き枠で漉く際に必須の材料である。必須の理由は、水中で攪拌された紙料は一定の密度で均等に分散していることが条件となり、デコボコの無い滑らかな紙をつくることができる。その分散に役立つのがトロロアオイである。和紙作りの漉き方には2通りの方法があり、溜め漉きの場合は原則としてトロロアオイは必要はない。そのばあいは厚みのあるデコボコした紙ができる。これが味わいである。だが、流し漉きのばあいは非常に薄く、かつ滑らかな紙を作る必要があるため、トロロアオイは必須である。


 トロロアオイは花オクラの種から育ててつくる。

 紙漉き用に。ただ、現在、漉き枠をどこぞの団体に貸し出してしまって紙漉きはできない。紙漉きはトロロアオイが腐りにくいは冬場に実行する。

 最近知った情報であるが、トロロアオイの生産が2020年で大幅に無くなるようだ。

 こりゃエライこっちゃ。その記事がこちら↓


 この記事の内容によれば、

 茨城県小美玉市にて5軒の農家さんたちが、全国のトロロアオイの90%以上を生産していたが、2020年から高齢を理由に出荷を停止するとのこと。

 ・・・・・・これでは、全国の手作り和紙に関わる人たちが、悲鳴をあげるのではなかろうか。


 トロロアオイの生産が激減し、記事によれば「16年度は全収穫量17・4トン(日本特産農産物協会調べ)のうち、9割以上の17トンをこの5戸で担っていた。洗浄や箱詰めなどの調製作業も生産者で行っている。この10年間は、JA新ひたち野が生産者を引き止めながら出荷作業を行ってきた。しかし今年は、翌々年の出荷は厳しい旨の通達文を付けた上で出荷した。」とあった。

 たった5軒で全国のほぼ100%に近いトロロアオイの需要を賄っていたというのは驚きであった。そもそもトロロアオイの需要は和紙作りには欠かせないものであるが、それを生産している方々がたった5軒しかないことに驚いたのである。たしかに、需要といっても、全国で和紙作りをしている人々は、割と特殊な部類の仕事に入り、さらにその和紙作りの生産者も年々減っているのではなかろうか。和紙の重要性についてことさら現代において深い意味を見出す人が少なくなったのであろう。和紙は和紙でしか表現できない味わいがあり、それを使った製品は数多い。ちなみに日本画や水墨画は和紙が基本である。上質紙などは安価であるが、和紙が高価な理由は手作りだから。機械化生産ができない理由は、本や新聞・雑誌などの紙の行く先になるトイレットペーパーを含めたパルプ製品だからである。木材パルプも楮類もリサイクルできるが、なかなかそこまでシステム化しようという気にならないのは、和紙への偏見ではなかろうか。

 なかには和紙がなかなか手に入らず、化学合成された強化疑似和紙を和紙代わりに使っている製品もあるだろう。それとも経費節減か。丈夫でコスパに優れた製品が優位性を持つようになると、どうしても経費負担をさげるしわ寄せが原料に向かってしまう。

 そのような現代において、手漉き和紙の業界は年々縮小傾向にある。そこにパンチを浴びせるのが5軒のトロロアオイ生産農家が生産を中止することである。彼らが年間の生産総量の9割以上を作っていたため、20年度以降から手漉き和紙作りの業界に入ってこなくなる。

 トロロアオイのことを手漉き和紙の専門用語で「ネリ」という。その「ネリ」にも「疑似ネリ」というものがあるようだ。まるで釣り用語の疑似餌のような響きをもつ。自分は疑似ネリについても調べてみたが、メーカーダイヤニトリックスの「アクリパーズ」という化学ネリがあるということを知った。他にも化学粘材を作っているメーカーがいくつかあるが、「アクリパーズ」は抄紙用粘剤として一般的に定着しているようだ。

 疑問点は、天然のトロロアオイではなく、化学製品を使用した場合において、その後処理がある。

 化学製品は漉き槽に溜まりこびりつくという話もあり、それを除去するのに手間がかかるという。

 自家栽培の天然のトロロアオイしか自分は使用したことがないため、化学製品を使用した場合の紙料の影響に関してはわからない。ただ。漉かれた紙に化学物質が付着していることは間違いはない。天然のトロロアオイを使用した純天然の紙ということで、それが漉く者の両手や腕への影響、皮膚への影響が懸念されるが、一般化しているということはそれがないのであろうと思われる。もしかすると素手ではなくゴム手袋をして漉いているのかな?

 とまあ、いろいろこうした前提知識をもとに、自分は非常に少ない量(5本程度)であるけれども、畑にてトロロアオイを作っている。実験として作っているといったほうがいいだろう。


 トロロアオイは花オクラから作られる。

 これまで花オクラは2年ほどつくってきたが、花を食すために作ってきた。その残りとして根っこ(トロロアオイ)を利用してきたのである。

 ただ、本当のトロロアオイを作ってきたわけではないので、今回はじめて本格的に作ることになった。

 本当のトロロアオイは、花が咲かず、枝ぶりや葉は非常に少ない状態で作られるため、今年は花を食す風流なる機会を失った。


 現在、8月4日の時点での花オクラの生長具合がこちらである↓。

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 今年は、黄色い花を咲かせないようにするため、これから芽かきをほどこしてゆく。

 本当のトロロアオイは、黄色い花を咲かせない。

  枝ぶりをこれから、落としてゆく。 かなり短く散髪する。

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 ヤシの木状態にしてゆきます(実はできないが、一本の棒状態にする意味)。

 まずは脇芽を全部とる。花が咲くつぼみは全て切除。

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 それから、上のほうの枝を残して、それ以外の下の枝葉を全部切除する。

 ちなみに上にあるつぼみもすべて切除する。

 ↓本来は花が咲くつぼみも全部とる。
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 散髪する前はこんな状態であったが(↓)、
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 枝葉を切除すると、こんな状態にまでなってしまう(↓)

 すっきりとした棒状態。
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 ちなみに藪蚊が多いので、蚊避け線香を焚いている。

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 現在の気温は、36度か。携帯の気温湿度高度計があるが写真撮るの忘れた。


 枝葉やつぼみをかなりそぎ落としたため、スッキリとした風体になったが、光合成がないと成長しないので、上の数枚の本葉だけ残している。

 もともと丈夫なオクラであるが、支え木をしている。いっぽんづつ紐で軽く結んでいる。

イメージ 8

 足元もスッキリした。

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・・・・・・ちょっと切りすぎたかな、と思えるところもあるが、これもまた実験ということで。


 このように光合成に必要な最小限の枝葉だけ残し、かつ、花を咲かせないような状態にすると、何が起きるか。

 根っこに栄養がじゅうぶんに行き渡るようになり、そこにすべての力を注ぎこむようになる。

 これまで余計な葉や花がネリの成分の分泌を分散させてしまって、根っこに集まらなかった。それを防止して、根っこを太らせて、本当のトロロアオイにしてゆくのである。


 本当に、このめちゃくちゃ糞暑い時期にわずか5本の芽かき作業だけでも、しょうしょうこたえたけれども、上記に書いた5軒の農家さんは、5本どころか、17トン分の芽かきをしなければならないようだ。

 これはかなりたいへんだと思う。体力がものをいう。高齢により今後出荷できなくなる理由もわかる。農協がお願いしても、誰もこんなたいへんなことをしようと思う有志はなかなか現れないのではなかろうか。

 とにかく、この一番暑い今の時期に芽かきをしなければならないのが、一番こたえると思うのである。

 
 で、次。

 えーと、長くなりすぎたからヘッドフォンの記事は後日に回そうと思ったが、まとめて入れておく。

 実は、この畑作業のときに使っていたのが音楽を聴くヘッドフォン。

 畑作業が楽になる。

 去年の今頃にBOSEのサイトで購入した
 BOSEヘッドフォン quiet comfort 35。
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 BOSE製品は、コルグのキーボードを弾いていたときにスピーカーとして使っていたものがあり、それ以来。ノイズキャンセリング機能のパイオニアでも有名である。

 電源を入れると同時にノイズキャンセリング機能が働き、周囲の雑音が極度に減少する。聴こえてくる音楽自体が明瞭になる。

  
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 ヘッドフォンはブルートゥース仕様でも有線でも使用可。有線はケーブルがめんどうなので無線で使用している。
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 ボタン操作にかんして簡単に図示した。


 
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ペアリングはとても簡単。

 今回はブルートゥース5.0(規格は4.2以上がベター)のMP3プレーヤーから以下のような表示が出るまで、3つ上の画像のCボタンをスライドさせておく。それでペアリングOK。ペアリングは初回のみ。以降は、表示の機種を選択してつなぐだけ。
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 ノイズキャンセルした状態で聴く音楽はとても快適である。BOSEの耳のパッドはとても柔らかく長時間使っても疲れにくいようだが、実際にそうである。





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