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1979年 ロバート・アルドリッジ監督、ハリソンフォード、ジーンワイルダー
コメディー、西部劇
1850年ごろのアメリカの物語だそうだ。
この映画の驚くべきところは、その宗教の描写だろう。
ジーンワイルダー演じるポーランドから来たユダヤ教のラビが、サンフランシコ(俗語でフリスコと言う)への道中、アーミッシュに助けられ、Native Indianに襲われ、45年間、無言の行を自らに課しているキリスト教の修道僧に助けられ、なんと最後にはユダヤ教の結婚式で終わっている。
30年前といえば、まだユダヤ教に対する差別が残っていただろう。さらには、宗教的なマイノリティーの
オンパレードだ。アメリカであまり受けなかったそうだが、当然だと思う。日本でも劇場上映はされなかったというのも、日本ではアメリカの宗教の状況が理解されないだろうからある意味理解できる。
これは見方によれば、ユダヤ教の宣伝映画とも取れる。
(思わず、ハリソンフォードがユダヤ人ではないかと調べてしまった。ウィキペディアによれば、母親がロシア系ユダヤ人なので、彼自身がユダヤ人だとしてもおかしくはない。インディアナ・ジョーンズのシリーズでは旧約聖書の秘法を探すことが多く、旧約聖書の記述は、とりもなおさずユダヤ教のものなのだ。スティーヴン・スピルバーグも、ロシア系ユダヤ移民の3代目。)
30年前はユダヤ教は、アメリカではマイノリティーだっただろうが、いまは、そうではないようだ。
ユダヤの陰謀が世界を支配する的な陰謀説は信じないが、パレスチナ人を弾圧するイスラエルを支持するアメリカは、やめて欲しい。ハリウッド映画の世界に与える影響は大きなものがある。
深夜の時間帯で何気なく見てしまった映画だが、驚異的な印象を持った。
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