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トヨタのリコール問題を考えた。
自動車が突然加速するということだ。
そういえば、以前こんなことがあった。
学校の友達数人と車2台で、旅行に出た。
僕は、前の車について運転していた。
前の車は国産のかなり大型の高級車だった。
ふと前を見ると、なんと前の車が空中に浮かんで飛んでいる。
それは、なだらかな右のカーブだったと思う。
車は、ゆっくりとアスファルトの道から1mほど上に浮かんで飛び続け
土の上にドスンと着地した。
それは、まるで映画のワンシーンを見るようだった。
高級車のためパワーがありすぎて、急アクセルすると飛んでしまうのだ。
もちろん飛んでいる間は、ハンドルも、ブレーキも利かない。
なだらかなカーブだったので、ゆっくりブレーキを踏む場面でも、とても急にアクセルを踏む状況ではなかった。
そもそも、車が宙を浮かんでいるような状況を映画以外で見たのは初めてだったので何が起こったのか理解できなかった。
幸い、飛び上がった車は土の柔らかな中央分離帯に乗り上げて、
3人の乗客は無事だった。また、被害者もいなかった。
車は大破。タイヤはすべてつぶれたのか土に埋ったのか見えなかった。
警察を呼んで注意を受けた。
運転手の不注意で、ブレーキと、アクセルを踏み間違えたということになった。
ただ、急ブレーキを踏むような状況でもなかった。
運転していた、友人はそうではないと言っていたことも思い出した。
そのメーカーがトヨタだったかどうかも忘れてしまった。
ただ、その後は、車が急加速したというニュースを見るたびにあの事を思い出した。
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いや、僕の言いたいことは、これではない。
現代の最先端の車は、コンピュータの塊なのだ。以前では、機械とアナログ制御でつながれた部品群が、分断され、電子系で統合され、コンピュータによって制御される。
ブレーキ機構も、人間の力をブレーキペダルが直接タイヤに伝えるわけではない。すべて、コンピュータで制御されている。
そのプログラムは、タイミングと各パーツの連携をつかさどり、極めて複雑なものであるだろうことは想像に難くない。
もしプログラムに間違い(バグ)があればそれを修正するのだが、それは極めて難しい。
自分でも、最先端のコンピュータサイエンスに触れたが、要するに機械の動作が完全に人間の意図する
ようにプログラムが作れるわけではないのだ。
プログラムに問題があるのかさえ分からないこともある。何億回に一度しか暴れださないようなバグもあるのだ。
再現性がなければプログラムのバグさえ発見できない。
要するにブラックボックス化した機械(この場合は走る精密機械)が、暴走し人類に反抗するという、映画『ターミネーター』の世界を予見するのだ。
人間が予測しない意図せざる動作を、人は機械の反抗とみなす。
多分、アメリカでの議論もその方向に進むと思う。
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