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トヨタに対する、アメリカ議会の公聴会の報道を見た。

予想通り、電子制御の不具合に対する質問が相次いだという印象を受けた。

豊田章男さんは電子制御の不具合の可能性を否定したということだ。

ただ、それはだれにもわからないことだ。

あれほど複雑な電子機械化学系でいくつも重なった偶然のような状態が、あるとき誤動作を起こすことは考えられる。

以前書いたが、目の前で重い高級車が宙に飛びあがるのを目の当たりにした自分の経験からも否定はできない。

誤解しないほうがいいのは、これは日本のトヨタに対するバッシングではないだろうということだ。

世界一の自動車製造会社だからこそトヨタを問題にしているのだと思う。アメリカ国民の多くは品質に関しては日本車への信頼は高い。アメリカ車のそれと比べれば歴然としている。

なので、トヨタは自動車産業の代表として、答える立場にあると思う。

『アイ,ロボット』(2004『われはロボット』)のような映画に見られるように、ロボットのような複雑な機械に対する不信感は西洋社会では根強くみられる。それは、理由がないことではないのだ。

急加速の原因究明は必要だが、それ以前にフェールセーフの原則に立ち返り、緊急時には手動でアクセル系を無効化するシステムを提案したらどうだろうか?

アイザックアシモフのロボット三原則の一つに、

第一条 ロボットは人間に危害を加えてはならない。また、その危険を看過することによって、人間に危害を及ぼしてはならない。

がある。ロボット(この場合は自動車)が、人間に危害を与えそうになったら原因はどうあれ、その動作を無条件にやめさせるシステムが必要だ。

トヨタが、人間と機械(車)の未来を、作り上げるというような気概が必要だ。

「日本のモノづくり」というだけでは、未来は開けないということを理解するべきだ。


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