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また更新するのサボってしまった・・・。

ケロロ小説

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K66カード=人生は切り札であります= その2

 (久しぶりの更新です。)

 今日は新しいガンプラの発売日♪ なのになのになのにーーーーーーーーー!!!
 我輩の前には高すぎるハードル、夏美殿がいるし、でもガンプラはゲットしたいし、そんでもって時間もないし!
 どうする? 我輩どうすればいいの!?

 「困ってるみたいだな、隊長。」
 秘密基地の入り口から、機嫌のよさそうな顔をしたクルルが出てきた。片手には何かを抱えている。
 「あっ、クルル曹長。」
 「くっくっく〜、なぁ隊長、今みたいな状況にピッタリのもの、用意したぜぇ。」
 「マジ!? どんなの、みせてみせてー。」
 ケロロはまるでえさに釣られた魚のようにようにクルルにくいついた。気のせいか、クルルはにやりと意地の悪そうに笑った。
 「発明と呼べるかどうかはわかんねぇが、こんなもんだぜ。」
 クルルの片手に持っているものは、一見トランプのような外見で、真ん中は穴の開くような空欄になっている。
 「名づけて『人生選択補助手動紙』(アナタノセナカヲオシテアゲマスカード)〜。」
 「え〜、こんな紙切れみたいなもので〜? いつもみたいなメカティックなやつじゃないのー?」
 ケロロはカードを一枚手に取り、仕掛けのなさに少しあきれたようだ。
 「おいおい、メカっていうのはそうゴツゴツしたものばっかじゃねぇぜぇ。むしろそういうものが厄介で造りがいがあるってもんさ。」
 「ふーん、そんで、どうやってつかうの? これ。」
 クルルの説明を聞いてもいまひとつ信用してないのか、飽きてきたようだ。カードを一枚床に放り出すと、突然カードが光りだした。
 「な、なにごとぉ!?」
 「どうやら説明の手間が省けたようだな。くっく〜。」
 カードは数秒ぐらいで光らなくなり、カードにはケロロのコードネームである「K66」と、その下には「CARD」と書いてあった。ケロロは再びカードを拾い、裏返すと、そこには自分がどうすればいいのか頭に浮かんだ選択肢がそっくりそのまま書いてあった。

 「逃亡」 「土下座」 「クルル」 「あきらめる」

 「おわ、すげー!」
 「それ造るの苦労したんだぜぇ。ま、あとは隊長の選んだカードのとおりに実行されるから、俺は知らねぇぜぇ。く〜っくっくっくっく。」
 「知らねぇぜぇ」のニュアンスは少し気になったが、ケロロはほんの少しの勇気を手に入れた気がした。クルルは秘密基地のドアを開けると、そのまま中へ入っていった。
 「なるほど、こうしてみると冷静に考えられ」
 「ボケガエルーー!! さっきから呼んでるのになにやってんのよー!」
 冷静になっている暇はなかった。夏美の怒りのボルテージはガンガン上がっている。早くしないとまた顔に包帯を巻くはめになってしまう。
 「ひー! 時間がないであります。ここは穏便に平和的に解決できるこれにするであります!」


           「 土 下 座 」

 ケロロがカードを選ぶと、ただの真っ白な紙に戻り、自然と夏美のところへ歩いていく。
 「心なしか、成功しそうな気がするでありますな。」
 夏美は台所にある流し台の前に立っていた。そこにはお昼ご飯に使用した食器があふれそうに積まれてあった。ちなみに、今日はケロロが当番である。
 「夏美殿、遅れて申し訳ないであります。」
 ケロロは混じりけのなさそうな笑顔で登場した。
 「ちょっとボケガエル、今日はあんたが当番でしょ、今すぐ食器あらってよね。」
 「あのー、夏美殿。その前にすこしばかり相談なんですけど・・・。」
 ケロロはその場ですぐに正座した。
 「お願いします! 今日は新しいガンプラの発売日であります。だから、だからどうか我輩を」
 「だめに決まってんでしょ! さっさと食器洗い済ましてちょうだい。あと、トイレ掃除も残ってるんだからね。」
 夏美はそう言うと台所から出ようとしていた。ケロロははぁぁぁと大陸だなより深いため息を吐いた。ま、うすうす予想はしていたのでそのおかげでショックは小さく済んだ。
 『やっぱりなぁ・・・。』
 「了解であります・・・。」
 ケロロはガンプラのことを渋々あきらめた・・・、しかし、ケロロの判断とは別に、体は勝手に夏美の向かう方向へと進んでいった。
 「あらら、あららららあらああぁ?!?」
 ケロロは自分のとっている行動にわけがわからなくなった。しかも後ろ向きに歩いているため、途中ですっころんでフローリングの床に後頭部をしこたま強く当たった。
 「ゲロォ!」
 ケロロは後頭部を抑える暇もないまま、夏見の前まで来てしまった。
 「ちょっと、今度はなんなの?」
 「ち、ちがうであります。これはクルルが・・・。」
 ケロロの体は心とは裏腹にさっきと同じ正座をした。いや、やらされたのほうが正しい。
 「言っとくけど、何度言ったもだめなものはだめだからね!」
 「いや、そんなわけでは・・・、ガンプラ買いにいきたいであります。あれぇ!?」
 「なにばかみたいなことやってんの? それ以上ふざけたら本当に許さないわよ!」
 ケロロは夏美の顔をうかがってみると、そろそろ沸点間近な感じである。モア風に言うなら、ていうか、一色即発?
 「いや、だからちがうであります。我輩はただガンプラがほしいだけで・・・、えっ!? なんでぇ?! どうして!?」
 ケロロは「クルルの仕業でありまして・・・。」と言おうとしていた。どうやらあのカードにはとんでもない力を秘めていたのだと気づいたが、いかんせん気づくのが遅すぎた。
 「いいかげんにしなさーーーい!」
 「ゲロぉぉぉぉぉぉーーーーーーーー!」
 夏美のけりが見事にケロロに命中し、ケロロの頭ごと壁に埋もれてしまった。
 (つづく)

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