ケロ小の棚

また更新するのサボってしまった・・・。

Wパロ小説(ケロロ+α)

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 (つづき)

 「ん? どうしたの?」
 「ごめんなさいですぅ。いきなりだんごがこんなになっちゃって。」
 いきなりだんごは大・中・小粒に分けられていた。
 「えー!! なにこれ! 失敗って言うよりわざとに近いんだけど! しかし妹子、まさかその一番ちっさいのをわたすきじゃないだろうね?」
 「えー? どうしようですぅ。」
 タママはいきなりだんごの大きいほうをおしいようにみつめた。
 「俺様も大きいのがいいぜぇ。くっく〜。」
 クルルも同じく。
 「えーい! わがままいうな。これは摂政である我輩がいただくであります。」
 「あっ! ずるいですぅ。持ってきたのは僕なのにぃ。」
 ケロロが大きいいきなりだんごに手を伸ばすと、タママは先にいきなりだんごを全部とった。
 「こら! ひとりじめはずるいぞ、妹子!」
 「俺の分はどうすんだよ、大きいのをわたせ。」
 ケロロとクルルはいかだの上だということを忘れて、タママの手にあるいきなりだんごに我も我もと取り合いをはじめた。
 「痛い! 足踏まないでですぅ。」
 「いきなりだんごをよこせー!」
 「俺が先だぜぇ。」
 「よっしゃー、いきなりだんごもらったー!」
 タママの足を踏んだケロロが、その隙にいきなりだんごをうばいっとった・・・、が。
 「あっ! いきなりだんごが!」
 しっかりつかんだはずのいきなりだんごが手からすりぬけ、そのまま海のそこへ沈んでしまった。それも、大きいのとそれより小さいものと一緒に・・・。
 「No−−−−−−−−−−!」
 ケロロはムンクの叫びのように頬を手で押さえた。一方で後ろにいるタママは鬼の形相をしている。
 「た〜い〜し〜さ〜ん〜!」
 食べ物の恨みは恐ろしい。
 「ゲロッ! い、妹子・・・、落ち着いて、これは事故なんだ。」
 「く〜くっくっくっく。」
 「よくも僕の貴重な食料を・・・。」
 タママは深呼吸をした後、口の中から光るものが見える。ケロロは悪い予感を察知した。
 「や、やめろ。妹子。やめてーーーー!」
 
 「タママインパクト!」

 「ゲロォォォォォーーーーーーーーーーーーーーー!」
 口から出たタママインパクトはケロロに命中し、いかだが大きく揺れた。
 (つづく)

 (続き)

 3人はいかだに乗り込み、備え付けてあるオールをこぎだすと、少しずつ前に近づいていく。
 「この調子じゃ当分追いつかねぇぜぇ。」
 「よーいしょ、よーいしょ。」
 「そうですねぇ。」

 しばらくこぎ続けて3時間経過。太陽が真上に昇り、少し傾いてきたころ、おなかがすいてくるころだった。
 「あー、もう疲れたよー。腕だるいであります。」
 太子は早速オールをいかだに投げ出し、大の字になって寝転んだ。
 「さすがに疲れてきたですぅ。そろそろおなかがすいたから、お昼にでもするですぅ。」
 「お昼? 何か持ってきたのかぃ?」
 「いきなりだんごを持ってきたんですぅ。本当はたくさん持っていきたかったんだけど、馬子さんに止められちゃって・・・。こっそり持ってきたんですぅ。」
 タママは残念そうにいっているが、出発前日、タママの体の3倍もの量のお菓子を背負っていたのである。当然、それらは全て没収される羽目になった。
 「といっても2個しかないんですぅ。」
 「えー、たったそんだけー?」
 大の字になって寝ていた太子がいきなりだんごという言葉に反応して起き上がった。
 「しょうがないですよぉ。なるべく最小限の荷物だけにしろって馬子さんにいわれたんですからぁ。」
 そう言うなり、タママはいきなりだんごを手に取った。
 「これしかないですからね、同じ大きさに分けるですぅ。」
 「やっふー! いきなりだんごは久しぶりであります。中に入っているサツマイモがとくに。」
 「あっ! 失敗したですぅ。」
 「あーあ、何やってんだぁ。」
 タママのあわてた声とクルルの落胆した声にケロロは「ん?」と思い、2人のいるほうに振り向いた。

 (続く、呼び方変更します)

 (続き)

 「ごめーん、途中でジャージの上を着ていないのに気づいてあわてちゃってさぁ。」
 「気づけよ! もう、太子さんが遅れてしまったから隋行きの船がとっくに出てしまったんですよぉ。」
 船は30分前に出てしまい、船の人からいかだで来るようにいわれた。妹子の指差した船は水平線にバランスよく乗っかっているかのように見えるところまで行ってしまった。
 「うわぁ、ほんとだ。」
 「さ、もたもたしている暇はありませんよ。今からこのいかだであの船においつかなきゃ、行きますよ。」
 「は〜い。ちぇ、いかだなんてめんどくさいであります。」
 「だまれ、このガキィ! 元はといえばお前がいけねぇんですぅ!」
 知ってる人も多いと思うが、タママ妹子はキレやすい二重人格である。
 「ひぃ、わ、わかったわかった・・・。」
 
 (つづく ちょっとずつでいいのか?これ。)

 そんなこんなで妹子と太子、そして曹子も隋に行くことが決まった。結局、馬子の心の内を明かすことはなかったが太子を除く全員はすでに気づいていた。
 
 そして出向の日を迎えた。港にはすでにタママ妹子とクルル曹子がきているものの、肝心なケロロ太子はまだ来ていなかった。
 「太子さん遅すぎるですぅ。」
 荷物を持ったり置いたりを繰り返している妹子が言った。
 「この調子だと行く途中で道草でも食ってんだろうな、く〜っくっくっくっく。」
 曹子は地べたに足を組んで座りながら待っていた。
 「も〜、船が行ってしまったって言うのに、太子さんめぇ〜。」
 妹子がむかエネルギーを充電していると、太子が妹子たちに向かって走ってくるのが見えた。
 「おーい、ごめーん、遅れてきちゃったー。」
 「やっときたですぅ。
 「おせぇぜぇ、摂政。」
(続く)

 (短くてすみません)

 妹子はカレーのきっついにおいをどうにかしたくて仕方がなかった。ジャージを脱ごうとチャックを引っ張ってみたが、うまくおろすことができない。
 「あれ? どうなってんの?」
 「ゲ〜ロゲロゲロ、タママ妹子よ、残念ながら君がそのジャージを脱ぐことはできないのであります。」
 太子はやったといわんばかりの笑顔で言った。
 「えぇ! どういうことですか、太子さん。」
  妹子は力いっぱいにチャックを引っ張ったが、アロンアルファで貼り付けたかのごとくのごとくびくともしなかった。
 「無駄な抵抗はよせ、それは我輩の頼れる相棒であるクルル曹子(そうし)の開発品だからねぇ。」
 「そう、それは摂政の命令なしでは脱げない仕組みになってるぜぇ。く〜っくっくっくっく。」
 いつの間にか、太子の後ろから嫌味のふくんだ笑い声といっしょに、黄色のジャージを着たケロン人がいた。
 「いつのまに!」
 「それを脱ぐには摂政である我輩の許可が必要であります。」
 「そんな! 何でそんなことを?」
 「だってさー、みんながジャージ着てくれないもん。だったらせめてタママ妹子だけでもってことで。」
 「勝手すぎですぅ! ってもしかしてこれを着ているのって僕たちだけなんですか?」
 妹子は祈りながら恐る恐る聞いてみた。
 「うん、そう。」
 そんな気持ちを一切知らない太子はさっぱりと気持ちよくこたえた。 
 「ちくしょー、やっぱりですぅ! よけい最悪ですぅ!」
 「とにかく、妹子はそれを着て隋に行ってもらおうと思ってるのであります。」
 「無茶言うなー! こんな格好で隋にいけると思ってんのかゴルァ!」
 「いや、いくのは妹子だけではない。」
 (最初からふれていなかったが、)太子のそばについていたギロロ馬子が三人の成り行きを心配していたのか、ようやくしゃべり始めた。ちなみに、ここでのギロロはマジメにいきます。
 「太子、それと曹子、君たちにも隋に行ってもらおうと思っているんだが。」
 「え? でもなぜ。」
 「前から行きたがってたじゃないか、それも珍しくやる気のありそうな顔で。」
 少し違和感を感じますが少しだけ我慢を。
 「そうだけど、でも曹子はともかく、我輩が行ってしまっては国の政(まつりごと)に影響が出るんじゃないの?」
 「いや、全然。むしろ・・・、いやなんでもない。」
 馬子は言いたいことをのどの奥に飲み込んだ。
 「むしろ!? 何、なんなの? 何が言いたかったの?」
 「気にするな。」
 「気にするよ!」
 「でもよぉ、俺も行っていいのかい? ま、どっちでもいいけどよぉ。」
 「お前はぜひとも行って来い。」
 馬子の口調が突然厳しくなった。
 「なんで?」
 馬子は理由を話さなかったが、妹子には馬子がいいたかったことが少しわかった気がした。
 『だろうなぁ、あの二人がいたら政どころじゃないよなぁ。』
 (つづく)

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