よろこび・しあわせ・ゆめ

薬草の話、健康の話と親父たちの話です。

全体表示

[ リスト ]

8月の養生法

謹啓

二十四節気のうちの大暑は七月二十三日、夏の疲れを癒すという「土用の丑」は二十七日、八月八日は立秋。

酷暑かと思うと冷夏?

皆様いかがお過ごしでしょうか。

イメージ 1

七月十三日(土)、午前からお休みを頂き、大学時代よりお世話になっております岐阜薬科大学名誉教授の水野瑞夫先生の「卒寿に肖る会」に夫婦で参加させて頂きました。

岐阜薬科大学を無事卒業して四十五年、学生時代は水野先生の巾着持ちとして伊吹山や冠山の薬草調査に同行させて頂きました。

その時の皆さんともお会いし、昔話に話が弾み、先生の講演を拝聴しつつ、よく考えれば、今もあの頃と同じ事をしているのだと苦笑い。

先生からは、「私の知り合いが、野崎君に食養生を習っていると聞きました。活躍していますね。また、唐招提寺の薬草園が完成した折は見学したいですね。」とお声をかけて下さり、「もちろんご案内します。これからもお元気に薬草の研究を続けてください。」と、喜び深い一時を過ごさせて頂きました。

イメージ 2


今年も、六月の中頃から当店の駐車場では、唐招提寺より頂いた蓮が、気品にみちた白やピンク、紅色の花を開き、甘い香りを放ち見る人の心をひきつけつけています。

ひさかたに 雨も降らぬか 蓮葉(はちすば)に 溜まれる水の 玉に似たる見む (『万葉集』巻16-3837不詳)

(雨でも降らないかなあ、蓮の葉に溜まった水が玉のようにきらめく様をみたいものです)
インドではハスは古くから水と大地の象徴で、すべての命の根源でした。後の仏教でも花を時空を超えた宇宙と見て多くの曼陀羅を作り、内なる宇宙の中心である心臓もこの花の形をしていて、悟りを開けば蕾が開くと考えました。蓮を観ると真心が洗われるように感じるのも、仏教と深く関わりがあるのだと思います。蓮の根のレンコンは、胸苦しさを除き、食滞を消し、酒毒および蟹毒を解し、産後の古血を散らし、小便と大便を調え、体内の老廃物や毒素を排泄する効能があります。
イメージ 3


来年、NHK大河ドラマで放映される「麒麟がくる」の明智光秀の家紋でもあるキキョウの花も満開を迎えています。

(こと)に出(い)でて言わばゆゆしみ朝顔(あさがお)の穂には咲き出ぬ恋もするかも (『万葉集』巻10-2275不詳)

(言葉に出していってははばかられますので、私は色鮮やかに咲く朝顔(キキョウ)の花のように人目につく振る舞いはせずにひそかに恋しく思っています)

りきりしゃんとして咲く桔梗かな(一茶)

桔梗は“気品”とか“変わらぬ愛”という花言葉は、まさにこの花にピッタリです。

一名岡止々支(おかととき)ともいい、これは「岡に咲く神草」という意。また、桔梗は「吉更=さらに吉」

の草木として尊ばれていました。
キキョウは、シベリア、中国東北部、朝鮮半島、日本に一種のみ分布していて、日本では、ブナ帯より下部の、日当りの良い山地、野原に自然分布しています。
野生品では茎の先に1〜2個の花をつけるのに対し、栽培して栄養状態が良くなると、茎の上部で盛んに分枝し、各茎の先端に蕾を多数着けるようになります。

桔梗の根は、気管支炎や乾性の咳嗽、排膿薬として化膿性疾患、扁桃腺炎、咽喉痛、排尿困難に用いられ、特に肺経に帰入します。
イメージ 4

薬草苑「神薬才花苑」では、「Golden rain tree」と呼ばれ、まさに金色の雨が降るようにはらはらと散るモクゲンジ(別名をセンダンバノボダイジュ(栴檀葉の菩提樹)といいます)が、黄色い花を咲かせ全体が黄金に輝き、一両日の内に中央部のふくらみが赤く色づき、風に乗って地面に舞っています。数珠の効用を説いた『木槵子経』に「煩悩を断つために108個の木槵子(もくげんじ)の種を連ねたものを肌身離さず持ち、常に仏法僧を念ずればその功徳は絶大である」と解かれており、最初の数珠は木槵子の種子で作られたことから、寺院に植えられています。

イメージ 5

薬草苑のおやじの矢田さんの努力と根気によって今年もベニバナの花が咲きました。二十年ほど前に薬草分類学者の故橋本竹二郎先生より頂いた種子が枯渇し悩んでいた所、山形県西置賜郡白鷹町の最上紅花保存会の今野氏より2013年に譲り受け、その後は順調に栽培できていたのですが、昨年の猛暑などの影響で種子が収穫出来ませんでした。苦肉の策として、一昨年の種子を蒔いた所、このように立派に花が咲きました。二人でにんまり!

多くの植物たちは、天からの恵みによって大きく育っています。

て、例年と比較して低温で日照時間の少ないこの時節をどのようにお過ごしでしょうか?

身体が重い、やる気が出ない、食欲が無く軟便となる、身体がむくむ、頭が重い、肩がこる、めまいがする、息苦しい、気持ちが暗くなる・・

これらの症状は皆、気候と大きく関係しています。

日照時間が少なく湿度が高いと、私達の身体の胃腸の働きが悪くなり、肺の働きも低下し、水分が体内に停滞しやすくなります。

養生方法は?

胃腸を調え、肺の力を補強し、水の代謝を良くしましょう。

①時節の地場の天日の野菜を食べましょう。

ハウスや工場で作られた物や遠方で採れたものを食べると体に余りよくないということです。

大切なことは地元のものを食べる、旬のものを食べることです。旬のものには「気」が増幅されています。気はエネルギー、イキイキしたパワーを持っており、食べた人の体にパワーを授けてくれます。 

中国の医学古書『黄帝内経素問・生気通天論篇』「天人相応」の理論に次のように記されています。

「昔から、人の生命活動と自然環境には、極めて密接に相通じる関係があり、生命の根本は陰陽にもとづくと考えられています。およそ天地の間、四方上下の内にあるものは、地の九州、人の九竅、五臓、十二関節を問わず、すべて天の気と通じているのです。天の陰陽は変化して地の五行を生み、地の五行もまた天の三陰三陽に応じています。もし人がこのような天・地・人相応の法則に常に反していると、邪気が人体を損なうことになります。このことは長寿の根本となります。」と。

〈梅雨によい食材〉

湿気により胃腸の調子をくずし、むくみが気になる時節です。ダイコン(解毒・免疫力強化)・梅干し(三毒を断つ)・ラッキョウ(体を温めて水分を出す)・シソやサンショウ(利尿作用がある)などで、胃腸を調え、むくみの解消に心掛けましょう。

〈夏によい食材〉

暑さにより小便が少なくなり、体内に熱がこもりやすくなります。

キュウリやトマト・ニガウリ(熱を下げる)・トウガン(利尿作用がある)などで予防をします。これらは全て身体を冷やす食材ですから、胃腸を温める薬味のショウガやシソをうまく利用しましょう。

②横になることも大切です。

 昼寝をする。十五分間ほどが適当でしょう。夜も、十一時までには床に入るようにして下さい。寝る前に温かい松寿仙で紫華栄とササイサン、または風治散を飲んで寝ると朝の目覚めが良くなります。

③シャワーより入浴をお勧めします。

 身体の芯まで疲労を除きむくみを軽減するためにも、お湯でゆっくり温めましょう。

シャワーは気持ちが良いように思いますが、身体の表面を冷やすからでしょうね。

④時には太陽にあたりましょう。

 最近は、子供でも骨密度が低下しているとの報告があります。ビタミンDを飲めば万全というのは真っ赤な嘘です。なんの解決にもなりません。外に出て太陽の恵みを頂くことが最も大切だと思います。

⑤汗をかきましょう。

 散歩や外出時は、マイボトルに自宅で作ったお茶を入れ、一つかみの天日塩とキャップ2杯の松寿仙を入れて持参しましょう。熱中症予防に最適です。

⑥小便の出が悪いときは、タンポポ茶(ショウキT-1プラス)に松寿仙を入れて飲みましょう。

 汗と小便は全く異なります。汗が出るから小便が少ないというのも正解に中りません。汗は老廃物も少しは排泄しますが、体温調節が主な役目です。小便は、身体に溜まる老廃物を体外に排泄する大切な役割があります。私も経験しましたが、小便が出なくなると命が危なくなります。

皆様のご健康をお祈り申し上げます。
イメージ 6


よしもとブログランキング

もっと見る

[PR]お得情報

数量限定!イオンおまとめ企画
「無料お試しクーポン」か
「値引きクーポン」が必ず当たる!
ふるさと納税サイト『さとふる』
お米、お肉などの好きなお礼品を選べる
毎日人気ランキング更新中!
ふるさと納税サイト『さとふる』
実質2000円で特産品がお手元に
11/30までキャンペーン実施中!

その他のキャンペーン


プライバシー -  利用規約 -  メディアステートメント -  ガイドライン -  順守事項 -  ご意見・ご要望 -  ヘルプ・お問い合わせ

Copyright (C) 2019 Yahoo Japan Corporation. All Rights Reserved.

みんなの更新記事