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長野県松本市新村の松本大観光ホスピタリティ学科社会福祉専攻の学生らが、地域の知的障害者とともに取り組む「奈川ソバ」栽培と「信州フランス鴨(かも)」の飼育が、事業として実績を上げつつある。カモ肉は飲食店の予約で完売、ソバ粉の販売も始めた。今後は、独自の加工食品を開発していく方針で、指導する白戸洋教授は「地域の食の活性化と障害者就労を結びつけ、きちんとしたビジネスモデルを確立したい」と意気込んでいる。 奈川ソバの栽培は、昨年から同市奈川地区の遊休農地で試験的に実施。今年は耕作面積を5アールに広げ、学生と知的障害者ら約20人が種まきから刈り取り、粉ひきまで一連の作業をこなした。 ソバ粉は、「奈川@手刈りそば」と名付け、同市中央のカタクラモール併設の「松本大学ゆめひろば」で販売している。刈り取りや乾燥が手作業による高品質が売りだ。奈川地区の在来種を栽培する計画もある。500グラムで900〜1100円。 信州フランス鴨は、山形村で今年100羽近くを飼育。飲食店からの予約が多く、すでに完売状態。精肉の販売だけでなく、カモ肉のハンバーグや肉団子などの商品化を目指し、23日には、ゆめひろばで肉団子の試食会を行う。 白戸教授によると、知的障害者はきちょうめんな人が多く、一つの作業に集中して取り組む能力が高いとされる。栽培や飼育は手作業が多いが、手間暇かけることで品質の高いものになるという。 【中日新聞 2009年12月22日より】
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