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味噌汁に驚きの効能が発覚 糖尿病の発症予防、肥満抑制効果か

Yahoo! Japan: Business Journal 7月13日(日)3時0分配信


味噌汁に驚きの効能が発覚 糖尿病の発症予防、肥満抑制効果か

 日本人の国民食ともいえる味噌。
これを使った料理の代表格といえば、いわずもがな味噌汁だろう。
和食には欠かせない一品だが、味噌汁好きの人の中には「そんなに味噌汁飲んでると、
塩分の取り過ぎで病気になるよ」と言われた経験がある人もいるのではないだろうか。

塩分の取り過ぎは確かに高血圧、ひいては脳卒中など生活習慣病になりやすくなるといわれている。
しかし、最近この味噌汁を1日3食飲むことは、生活習慣病の代表格ともいえる
糖尿病の発症予防に有効である可能性が指摘されている。

 これは山形大学医学部附属病院第三内科のグループがこの5月に
大阪で開催された第57回日本糖尿病学会年次学術総会で報告したものだ。

調査の概要はこんな感じだ。山形県高畠町の集団検診を受診した40歳以上の成人で、
糖尿病治療中患者やデータ不十分の受信者を除外した男女合計1564人が調査対象。

この人たちに、栄養調査や医療現場での食事指導などを行う場合に使用される
簡易式自記式食事歴法質問票というもので過去1カ月間の食事を調査すると同時に、
血圧測定や採血を行った。

 このデータを解析すると興味深い結果が浮かび上がった。
男性で味噌汁を1日3杯以上飲んでいる人たちは、
味噌汁を1日2杯以内しか飲んでいない人たちに比べて、
空腹時の血糖値平均が明らかに低くかったのだ。

空腹時血糖値というのは、血液中のブドウ糖の量を調べるもので、
食事直後などはどんな人でも数値が上昇する。ただ、正常範囲は70〜109mg/dLで、
126mg/dLを超えると糖尿病と診断される。

ちなみに今回の調査では 男性で味噌汁を1日3杯以上飲んでいる
男性の空腹時血糖値は 93.3mg/dL 、対する味噌汁を1日2杯以内しか飲んでいない
男性の空腹時血糖値は96.1mg/dL。

わずか3mg/dL程度の差と思うかもしれないが、
これは統計学的な検討を行うと、偶然起きた差ではないということがわかっている。

●大豆由来食品が持つ効用

 しかし、なぜ味噌汁で糖尿病を予防できるのか――。

これには人間の脂肪細胞から分泌されるアディポネクチンと呼ばれる
ホルモンが関係していると考えられている。
このホルモンには脂肪の燃焼や血糖値を低下させる働きがあり、
大豆に含まれるタンパク質にはこのアディポネクチンの合成を増加させるという作用がある。

つまり味噌のような大豆由来食品の摂取がアディポネクチンを増やし、
ひいては血糖値を低く保ち、糖尿病の発症を予防する効果があるというロジックだ。

 実際、この調査では、血中のアディポネクチン値も測定していて、
味噌汁を1日3杯以上飲んでいる男性のほうが、1日2杯以内しか飲んでいない男性に比べて
明らかに血中アディポネクチン値が高かったこともわかっている。

 でも「なぜ男性だけなのか?」と思う人もいるかもしれない。
実際、対象者中の女性のみでは男性と同じような差はなかった。

ただ、この女性の対象者を肥満度の指標となっているボディマス指標
(BMI:体重kg/身長mの2乗、25以上で肥満)で、23未満の人たちと23以上の人たちで分けると、
23未満の女性たちでは、味噌汁を1日3杯以上飲んでいる人たちは、
1日2杯以内しか飲んでいない人たちに比べて明らかに血中のアディポネクチン値が高かった。

 ここで気になるのが冒頭でも触れた、味噌汁の塩分が高血圧を招く危険性だ。
しかし、この調査では、味噌汁を1日2杯以内の人たちと
1日3杯以上の人たちで血圧値に差はなかったという。

 つまりは日本人になじみ深い味噌汁を含む、普通の和食を1日3回とっていることは
糖尿病の発症予防には有効である可能性が高いということだ。
もっとも糖尿病予防のためとがぶ飲みしたら、それはそれで問題。
何事も「過ぎたるはおよばざるが如し」なので、ご注意を。

チーム・ヘルスプレス

Yahoo! Japan: Business Journal 7月13日(日)3時0分配信
味噌汁に驚きの効能が発覚 糖尿病の発症予防、肥満抑制効果か
http://zasshi.news.yahoo.co.jp/article?a=20140713-00010001-bjournal-soci

転載元転載元: Dr ミカのメモ帳: 脳・栄養・心 (発達障害・特別支援教育)

難病の子供と家族が深く生きる“第二のわが家”、日本初「子供のホスピス」に懸ける思い

産経新聞 2014.7.12 18:00


「こどものホスピスプロジェクト」が大阪市に提案した施設のイメージ図

孤立防ぎサポート

 難病の子供やその家族らが気軽に訪れ、くつろいで過ごせる施設が来年度、
大阪市鶴見区の花博記念公園鶴見緑地内に誕生することになった。

一般社団法人「こどものホスピスプロジェクト」(大阪市)が
近く大阪市と設置許可などに関する協定書を締結し、二階建ての施設を建設。
患者家族は無料で利用でき、関係者は「“第二のわが家”のような空間にしたい」と話している。
(伐栗恵子)

 日本には、重い神経難病や心疾患、がんなどの難病で
生命にリスクのある子供が約2万人いるといわれている。

症状が緩和すれば自宅で暮らせるようになるが、
人工呼吸器など生命維持に欠かせない医療器具が必要なケースが多く、
突発的な事態に対応するため看護にあたる家族らは緊張した日常を送っているといい、
精神的、肉体的、経済的な負担は大きい。

 同法人理事長でIT関連企業を経営する高場秀樹さん(46)は、
7歳の長男が脳性まひの状態でてんかんの発作を繰り返す難病を患う。
3歳まで入院生活を送り、現在は都内の自宅で暮らすが、気管を切開し、
日に何度も発作を起こして呼吸が止まるため24時間のケアが必要だ。

 「家族は介護に必死で、同じ境遇の人と知り合う機会もない。
負のループに入りやすく孤立しがちです」と訴える。

 また、子供たち自身にとっても遊びや学びを通して得られる
「子供らしい体験やその機会」は極めて限定されているのが現状だ。

「深く生きる」

 1982年に世界で初めて創設された難病の子供やその家族を支える
英国のこどものホスピスは理念にこう謳(うた)う。

「生命にリスクのある子供とその家族が
『深く生きる(Live Deep)』ための手伝いをする」
「どんな病気になっても同世代の子供たちと同じ経験を生きることが大切」−。

それに賛同し「ぜひ日本にも」と、大阪の小児科医らが中心となって
平成22年に同法人を立ち上げた。

拠点となる施設建設を目指しながら医師や看護師、音楽療法士、
プレイワーカーと呼ばれる遊びの専門家、大学生らがボランティアで活動に参加。

難病の子供がいる家庭を訪れて子供と数時間を一緒に遊んで過ごし、
その間、保護者に休息をとってもらう訪問ケア活動や、
子供を亡くした遺族が同じ経験をした遺族のカウンセリングに携わる活動などに取り組んできた。

気軽に寄れる場に

 念願の施設「あそび創造広場(仮称)」は、大阪市が公募した
鶴見緑地駅前の整備事業に同法人の提案が採択され、実現することに。

難病の子供や家族らが思い思いにくつろいで過ごせるようにリビングやキッチン、
広い風呂などを備えた2階建ての建物を建設するほか、
広大な原っぱを整備して地域の子供たちも遊べるようにする。

 常駐スタッフを配置し、医療職や介護職などの専門家、学生らもボランティアで参加。
建設費約3億円は日本財団やユニクロなどから寄付を受け、
運営費も企業などの寄付や協力で賄い、利用者に負担を求めない。

今後、難病の子供がいる家族らからヒアリングを行い、
意見を取り入れながら施設建設を進め、来年秋のオープンを目指す。

 同法人理事で大阪市立総合医療センターの岡崎伸・小児神経内科副部長は
「これまでの活動の集大成。家族の苦悩や不安に寄り添いながらサポートできるよう
地元の人たちと一緒に(理想の施設を)作りたい」と強調。

「街中に立地するメリットを生かし、お茶を飲むだけでもいい、気軽に安心して行ける場所、
『また来たい』と思ってもらえるような空間にしたい」と意気込み、
高場さんも「この試みが日本初のモデルとなり、全国に広がれば」と話している。



 こどものホスピス 難病の娘の看護に疲れ切った両親に休息を与えようと、
看護師が娘を数日間預かった体験をもとに、英・オックスフォードに設立したのが始まり。
専門的なトレーニングを受けた医師や看護師、理学療法士ら多職種の専門家がそろい、
子供の状態に合わせたケアが行われるほか、パーティーなどのイベントも盛んに開かれる。

 ホスピスという言葉から看取りの場を想像されがちだが、
病気の子供を短期間預かることで保護者の心身の疲れを回復させる
「レスパイト(休息)ケア」目的の利用が大半。

地域住民らの寄付などで運営され、無料で利用できる。
カナダやドイツ、オーストラリアなど各国に誕生している。

産経新聞 2014.7.12 18:00
難病の子供と家族が深く生きる“第二のわが家”、日本初「子供のホスピス」に懸ける思い
http://sankei.jp.msn.com/west/west_life/news/140713/wlf14071318000003-n1.htm

転載元転載元: Dr ミカのメモ帳: 脳・栄養・心 (発達障害・特別支援教育)

赤ワインのポリフェノールは長生きに役立たない? 調査結果に世界が騒然!

産経新聞2014年6月1日(日)16:05


 さて、今回の本コラムは、最近ではテレビ番組などでも
完全にエンターテインメントしての位置付けを確立している「食」と「健康」に関するお話です。

 みなさん“ポリフェノールが健康に良い”といったお話は、
1度は耳にされたことがあると思います。

 ポリフェノールとは、多くの植物の樹皮や表皮、種子などに含まれる色素や苦み、
渋みといった成分で、ブドウやブルーベリーに含まれるアントシアニンやお茶に含まれるカテキン、
大豆に含まれるフラボノイドなどが有名です。

 そしてポリフェノールには、血液をサラサラにしたり、
脂肪の燃焼を促進したりする効果があるとされ、がんや糖尿病、心筋梗塞、動脈硬化といった
生活習慣病の原因となる活性酸素を除去し、老化を防止する“抗酸化作用”があるといわれています。

 ところがいま、欧米でこのポリフェノールが物議を醸しているのです。

 5月12日に、米CNNテレビやフランス通信(AFP)など
多くの欧米メディアが報じていますが、このポリフェノールの一種で、
赤ワインやチョコレートに含まれる「レスベラトロール」から、
がんや心臓疾患を抑えたり、人を長生きさせる効能(老化防止効果)が見つからなかったという
衝撃の研究結果が5月12日、米国医師会内科学雑誌(電子版)で発表されたのです。

 昔から、赤ワインのポリフェノールには心臓疾患の発症を抑える働きがあるのではないかと、
ささやかれてきました。フランス人はバターやチーズ、フォアグラといった活性酸素を発生させる
高脂肪食品を他国の人々より多く摂取しているにも関わらず、
心臓疾患の発症率が他国に比べて相対的に低かったからです。

 この現象を「フレンチパラドックス」と呼ぶのですが、
これを生み出した主要因として考えられてきたのが赤ワインなのです。

 フランス人はポリフェノールを含む赤ワインを日常的に飲んでいるので、
その効果で心臓疾患の発症など抑えられているというわけです。

この説を1991年、フランスのボルドー大学の教授兼科学者、故セルジュ・ルノー氏が
米CBSテレビの老舗報道番組「60ミニッツ」に出演し紹介。
一気に世界に広まり、当時、赤ワインの売り上げが急上昇したといいます。

 しかし、今回の研究結果は、そうした“効果”を否定するものでした…。

 さて、その研究ですが、米の名門ジョンズ・ホプキンス大学医学部の
リチャード・センバ博士率いる研究チームが、1998年から2009年まで、
ワインの産地で知られるイタリア・トスカーナ地方の2つの小さな村に住む
65歳以上のボランティアの男女計約783人を対象に行いました。

 まず被験者の健康状態を把握・分析したうえで、レスベラトロールの摂取量ごとに
4つのグループに分け、毎日の食事内容を聞き取りながら定期的に彼らの尿を採取。

そこに含まれるレスベラトロールの濃度を測定し、
毎日の食事を通じて摂取したレスベラトロールが
各人の健康促進にどのような効果を与えているかを調べました。

 その結果、研究開始から9年目にして、被験者の34%にあたる268人が亡くなり、
27%にあたる211人が心臓や血管に関わる病気にかかり、
4・6%にあたる36人が、がんになったのでした。

 つまり、この長きにわたる実験によって、
レスベラトロールの濃度と長寿・早死にとの間に相互関係を見つけることができなかったうえ、
レスベラトールの濃度と、がんや心臓疾患の発症との間にも、
特に関連性や因果関係を見いだすことができなかったというのです。

 センバ博士は「欧米タイプの食事に含まれるレスベラトロールを摂取しても、
炎症や心臓・血管に関する疾患、ガン、そして長寿に著しい効果は期待できず、
『フレンチパラドックス』は証明できなかった」と説明し、
「レスベラトールを含む特定の食品が優れているということを
証拠は発見できなかった」と結論付けました。

 レスベラトロールに関しては、英科学誌ネイチャーが2006年、
マウスを用いた実験で、寿命の延長、すなわち長寿を推し進める効能が見つかったとの
趣旨の論文を掲載し、世界中で大騒ぎとなりました。

 これを受け、米国では現在、レスベラトロールのサプリメントが
年間3000万ドル(約30億円)規模の巨大市場を築くまでになりました。

 そうした事情もあってか、今回の研究結果に疑問を抱く研究者も少なくありません。

 米ニューヨーク市にあるレノックス・ヒル病院の内科医、ロバート・グラハム医師は
AFPに「『フレンチパラドックス』は未だに謎であり、
レスベラトロールに関する今回の研究結果は、健康増進や長寿実現のため
の“魔法の弾丸”の役割を調べることがいかに困難かを示す好例だ」と説明。

 さらに「レスベラトロールについては、各人が有する固有の代謝レベルや、
摂取・排出率によってその効果が異なるため、レスベラトロールの研究ではそうした
(研究過程上における)困難(の打破)に挑まねばならない」と明言。

「より健康で長寿を実現するための秘策は、(多くの人々が)いまなお研究中である」
と述べ、今回の研究結果を全面的に支持することはしませんでした。

 また、英国心臓財団(BHF)の心臓疾患担当の上級看護婦、モーリン・タルボット氏も
BBCに「今回の研究結果は非常に興味深いですが、
われわれとしては、人々は(健康のため)多くの果物や野菜、
全粒穀物を食べ続けるべきであるという従来の食事に関する助言は変えません」と主張。

 しかし「心臓や循環器系の疾病などにレスベラトロールが与える影響を
詳細に学ぶ必要があることは認識しており、今回の研究は(こうした疾患向けの)
治療薬の開発につながる重要なものである」と、今後の展開に期待を寄せました。

 こう書くと「赤ワイン飲んでも、酔っ払うだけで何の役にも立たない」
と思われがちですが、そうでもないのです。

 米科学系ニュースサイト、サイエンス・デイリーは2007年9月1日、
米アラバマ大学バーミンガム校の研究チームが、赤ワインに含まれるレスベラトロールを
マウスに投与したところ、前立腺がんの発症率が87%も減ったとの研究結果をまとめたと報道。

 また、2010年2月11日付AFPによると、米マサチューセッツ州のNPO
(非営利団体)組織「血管新生基金」は、赤ワインに用いられるブドウとチョコレートが、
がんの治療薬に成り得る可能性があるとの研究結果を発表しています。

 将来、がんになる腫瘍に栄養を運ぶ血管の新生を防ぐ薬は現在、
医療現場で約10種類使われていますが、同基金が、
こうしたがんの治療薬(承認済み)といくつかの食品についてその効果を比較したところ、

赤ワイン用のブドウやブルーベリー、大豆、パセリなどで、承認済みのがんの治療薬と同等か、
それ以上の効果を確認し、これらの食べ物を一緒に食べた場合、
がんとの戦いではより効果を上げたというのです。

 同基金のウイリアム・リー総裁は「食べるという行為は、
(がんを防ぐための)1日3回の科学療法なのです」と明言。

「医療革命はわれわれの身近で起こっています。
世界中の誰もが、がんの治療薬を買えるわけではないので、
こうした食事による療法が多くの人にとって唯一の解決策となるかもしれません」と指摘しました。

 われわれが普段口にする食べ物には、まだまだ知られていない効果があるようです。
日々の健康のため、そして恐ろしい病気を予防するため、
できるだけ体に良い物を食べるよう心がけたいものですね。(岡田敏一)

産経新聞2014年6月1日(日)16:05
赤ワインのポリフェノールは長生きに役立たない? 調査結果に世界が騒然!
http://news.goo.ne.jp/article/sankei/life/medical/snk20140601521.html

転載元転載元: Dr ミカのメモ帳: 脳・栄養・心 (発達障害・特別支援教育)

高齢者は肉を食べない方がいい?

(2014年4月23日 読売新聞)


 「年をとったら肉は控えめに」と考えている人は少なくない。
しかし、日本老年医学会認定専門医で人間総合科学大学保健医療学部長の柴田博さんは
「高齢者こそ、肉をきちんと食べるべきです」と指摘する。

 主な理由は次の通りだ。

〈1〉体を作る基となるアミノ酸のバランスが良い
〈2〉不足すると「うつ」になる脳内伝達物質セロトニンを作る物質トリプトファン、
脂肪を燃焼させるカルニチン、コレステロールの酸化を抑えるカルノシン、
貧血を防ぐヘム鉄などが豊富に含まれる――。

 肉を食べるとコレステロールが増え過ぎるのでは、と心配する人もいるはず。

日本人の3倍近くも肉を食べている米国なら、その心配も当を得ている。

しかし日本の高齢者で問題となるのは、
むしろコレステロールやたんぱく質が少な過ぎる「低栄養」だ。

 もちろん、肉だけで健康になるはずもない。

柴田さんによると、肉と魚の理想的な摂取比率は1対1。
加えて大豆や卵、野菜、芋類など「様々な食材をバランス良く」が元気の秘訣ひけつだ。

(2014年4月23日 読売新聞)
高齢者は肉を食べない方がいい?
http://www.yomidr.yomiuri.co.jp/page.jsp?id=96670

転載元転載元: Dr ミカのメモ帳: 脳・栄養・心 (発達障害・特別支援教育)

「便秘が悪化」「体が冷える」......。野菜の間違った摂取はかえって危険!?

Goo:マイナビニュース  2014年3月23日(日)20:01


野菜が体にいいのは周知の事実。
美容や健康のために積極的に野菜を摂るように心がけている人もいるのでは?

でもご注意! 実は野菜の摂り過ぎはかえって体に悪影響を及ぼすこともあるのだとか。
一体どんなデメリットがあるのでしょうか。
栃木県の病院で管理栄養士として働く、沢田智子さんにお話を伺いました。


■野菜の食物繊維が便秘を悪化させる!?

野菜不足が便秘の原因となるというのはよく耳にしますが、
野菜の食べ過ぎがかえって便秘を悪化させることもあるのだとか。
でも、野菜に含まれる食物繊維って便秘に効く栄養素ではないんですか?

「一口に食物繊維と言っても『水溶性食物繊維』と『不溶性食物繊維』の2種類があり、
それぞれ働きが違うのです。
例えば、不溶性食物繊維はその名の通り水に溶けないので、
水を含むと数倍に膨らみ、便のカサを増やしてくれます。

便を外に排出するための腸の動きを、『ぜん動運動』と言いますが、
便が増えると大腸の内側が刺激され、そのぜん動運動が活発になり、
便秘を解消してくれるんです」

ぜん動運動が弱まっている人にとっては不溶性食物繊維が効果的なんですね。
やはり、便秘を改善するためには腸への刺激が不可欠なのでしょうか?

「それが、便秘にもいくつか種類があるので、
腸の働きを促すための刺激が、かえって症状を悪化させてしまうこともあるんです。

例えば、『痙攣性便秘』は腸が痙攣するほど動いているため、
正常なぜん動運動ができず、便が外に出ない状態。
痙攣性便秘の人が不溶性食物繊維を摂り過ぎるのはNGです。
不溶性食物繊維は便のカサを増やして腸壁を刺激しますが、
ただでさえ活発になりすぎている腸にさらに刺激を加えると、
痙攣も悪化して、よけいに便が出なくなります」


「便秘には食物繊維!」とばかりにやみくもに野菜を食べても逆効果な場合もあるのですね。
ところで、もう一つの「水溶性食物繊維」はどんな働きがあるんですか?

「水溶性食物繊維は水に溶けやすい食物繊維で、便を柔らかくする働きがあります。
便が硬くなっているせいで排便しにくくになっている人は水溶性食物繊維を摂るといいでしょう。

水溶性食物繊維は、昆布、わかめ、こんにゃく、里芋などに多く含まれており、
不溶性食物繊維は、ゴボウ、菜の花、たけのこ、アボカド、春菊、などに含まれています」


便秘の種類によって、効果的な食物繊維が変わってくるのですね。

ちなみに、便秘と下痢を繰り返すような場合は、
「痙攣性便秘」であることが多いそうです。

水溶性食物繊維と不溶性食物繊維、どちらかに偏るのではなく、
双方バランス良く摂取することが大切なのだとか。


■生野菜を食べ過ぎると体が冷える

ビタミンや、デトックス効果のある酵素を効率よく摂ることのできる
「生野菜」も食べ過ぎると冷え性の原因になるそうです。
生で食べると、どんな野菜でも冷え性の原因になるのでしょうか?

「全ての野菜というわけではなく、トマト、きゅうり、セロリ、キャベツ、
モロヘイヤ、など暖かい季節に採れる野菜に体を冷やす作用があります。

でも、それらの野菜を全く口にしなかったら栄養が偏ってしまうので、
体を冷やしたくない人は、火を通して食べるといいでしょう」


「ヘルシーだし、栄養も豊富だし、いいコトづくし!」
そう思って筆者は毎日のように生野菜サラダを食べていました!!
でも、冷え性ってよく聞きますし、あまり気にしなくても大丈夫なのでは?

「冷え性をあなどってはいけません。

体の冷えは、血流を悪くして、内臓の正常な働きを妨げることがあります。
そうなると、肌荒れ、便秘、生理痛、月経不順などさまざまな弊害が出てしまうんです。

また、体の免疫は通常36.5〜37.0℃の体温でよく働きますが、
そこから1℃下がっただけで免疫力は30%もダウン。
風邪やインフルエンザにかかりやすい体質になってしまいます」

冷え性、完全に見くびってました......。

今の日本だと、冬場でも夏野菜が食べられますが、
素材によっては調理法を考えたほうがいいかもしれませんね。

ちなみに、ネギ、白菜、大根、とうがらし、しょうが、みず菜など
よく鍋の材料として使われる冬野菜は体を温めてくれるそうですよ。


■食べ過ぎると太る野菜もある

野菜中心の生活だと痩せやすいイメージがありますが......。
「野菜=太らない食材」というとらえ方は間違いなのでしょうか?

「全ての野菜がダイエットの味方とは限りません。
中でも、かぼちゃ、さつまいも、とうもろこし、レンコン、根野菜の茎の部分など、
糖質が多く含まれる野菜を摂り過ぎるとかえってダイエットの妨げになることもあるんです。

糖質を過剰摂取すると、吸収しきれなくなった糖が
中性脂肪として体内に溜め込まれてしまいます」


野菜が脂肪になるなんて、ちょっと意外です。
「ダイエットには野菜!!」と決めつけるのは危険ですね。
最低限の栄養素を理解して、上手に野菜を取り入れたいですね。


■ほうれん草の摂り過ぎは危険!?

ちょうど今が旬で、値段も手頃になっているほうれん草。
最近ではグリーンスムージーの材料としても注目され、
生のほうれん草に含まれる酵素にはデトックス効果があると話題にもなっています。
正直、体に良いイメージしかないのですが......。

「ほうれん草は栄養豊富な緑黄色野菜ですが、シュウ酸という物質も多く含まれています。
シュウ酸はカルシウムと結びつきやすい性質をもっているため、カルシウムの吸収を妨げることも。

そのため、シュウ酸を過剰に摂取すると骨粗鬆症の原因になることもあるんですよ。
また、シュウ酸とカルシウムが結合したものをシュウカルシウムと呼びますが、
それらが尿路結石や腎結石、胆石などを引き起こす可能性があります」

ほうれん草にこんな危険なデメリットがあったなんて意外です。
でも、「ほうれん草は食べないほうがいいの?」と思ったあなた、ご安心を!

シュウ酸は大量のお湯で茹でると、7割ほどは流れ出ていくとのこと。
また、病気の原因になるというのは、あくまでも大量に食べ続けた場合に限定されるようです。


「何事も程々に」。
耳が痛い話ですが、野菜も例外ではないようです。
体に良いからといって、やみくもに野菜を食べ続けるのではなく、
適度な量やバランスを心がけて健康的な食生活を送りたいですね。

文●松原 麻依(清談社)

Goo:マイナビニュース  2014年3月23日(日)20:01
「便秘が悪化」「体が冷える」......。野菜の間違った摂取はかえって危険!?
http://news.goo.ne.jp/article/freshers/bizskills/fresherscol201403post-819.html

転載元転載元: Dr ミカのメモ帳: 脳・栄養・心 (発達障害・特別支援教育)


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