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皆さんの周りには、耳の遠くなってしまった人、聞こえの悪い人、聞こえにくい人はいらっしゃいませんか? よーく考えてみてください。思い返してみてください。 私は縁あって、聴覚障害関係の仕事をしています。 最初は興味だけで手話入門講座の受講から始まりました。数年後には要約筆記奉仕員。現在に至っています。 (ようやく㋵日記など参照してください) その中で知った、いろいろなことは私のコレからの人生で大いに役に立ってくれるでしょう。 なぜなら、 私も近い将来、【老人性難聴】になってしまうからです。 程度の差はあれ、誰しもが聞こえが悪くなってしまうのです。これは宿命と言っても過言ではないでしょう。 耳が遠くなった、というアレです。 耳が遠い=難聴 なのです。 【難聴】とか、【聴覚障害】という言葉がつくので使いたがらない人は大勢居ます。 しかし、医学的にもたぶん、【難聴】と言う言葉が使われることでしょう。 今まで、普通に聞こえていた人が突然、病気や事故で聞こえを失ってしまうこともあります。 【突発性難聴】【中途失聴】などもあります。 コレは、誰におこっても仕方がない。当たり前にあることだと思って欲しい。 今の要約筆記という仕事で私は、いろいろなところへ派遣されて行きます。 仕事はもちろん守秘がありますので、詳しくは書けません。 それは、難聴者の集まりだったり。病院や学校、各機関での話し合いだったり。いろいろです。 そこで、悔しい思いをすることがたくさんあります。 『 聞こえて当たり前 』 っていうのが前提になっています。悲しいです。悔しいです。 世に中には、健康で病気一つしない人も居るでしょうが、そうでない人のほうが多いんじゃありませんか? どこか痛かったり、治らない持病があったり、今なら花粉症…。 また、体のどこかを人工的なもので補っているとか。 ちょっと見では、はかり知れない様々なものを持っている。こちらのほうが当たり前ではないでしょうか。 さて、私が感じた悔しい思いですが。 聞こえない、聞こえにくいと言っている者同士でさえ、お互いの聞こえに対して無頓着です。 人生の途中から聞こえにくくなったり、聞こえなくなってしまう人は皆さんおしゃべりが上手です。 でも、『聞く・聴く』ことが不自由です。 ですから、我々のような要約筆記者が活躍しているのです。 要約筆記とは、その場の音声(声や音など)を筆記して伝えるものです。 しかし、残念ながら 書く時間がかかる…orz 全てを書けない…orz 上手く要約出来ない…orz 読むのに時間がかかる 理解するまでにも時間がかかる 書いたものを読まない などなど しかも、相手の人が聞こえる人だと 発言をするだけ 待ってられない 面倒だ いいや、他の人に… 結果、当事者なのに放って置かれる。仲間に入れると面倒。 こういう状況になってしまうのです。 聞こえないということがどういうことか、理解してもらえないのですね。 相手に伝わったかどうかなど、全くお構い無しで話しはどんどん進んでしまうのです。聞こえる人が中心ですから。 質問が出なければ、納得したと思ってしまう。 返事が無ければ、聞いてなかったんだくらいにしか思っていません。 ええ、そうですよ!聞こえてないんですから。 要約筆記がついたからといって、タイムリーに話が書けてる訳じゃない。 タイムラグがあって、またそれを読んで理解していくのは時間がかかるんです。 聞こえない人が居る時は、もう少し、時間をかけていただけないでしょうか? 聞こえない人だって、参加したいんです。みんなと同じようにしたいんです。 ある時、ある他の障害を持っておられる方が(難聴者に)言いました。 「 いちいち、いちいち面倒だな。そんなんじゃ時間がかかるからいいよ!他の人に頼むから。 」 ええ、要約筆記者として書きましたよ。伝える義務がありますから。 『 時間がないので、他の人に頼むことにします。 』 この時、とっても悔しかった。悲しかった。そして情けなかった。 もう少し、ほんの少しでいいから、もっと相手を思いやる気持ちが必要だと思った。 明日は我が身。 もし、自分が聞こえなくなってしまい、書くのは面倒、時間がかかる、待ってられない…と周りのみんなに思われたら? 家族でさえそうですよね。 悲しくないですか?辛くないですか?一人ぼっちじゃないですか?つまらなくないですか? 聞こえるのが当たり前? いいえ。聞こえて当たり前かもしれませんが、そうでないってことも当たり前なんです。 この先、高齢化社会になってもっともっと聞こえにくい人が増えるでしょう。 過労やストレスもあり、いつ何時、自分が突発性難聴になるかも分かりません。 そんな時、面倒だ、いいや、と言われないためにも、今から気持ちを切り替えてみませんか? そして、聞こえにくい人が居ても時間をかけて、じっくりコミュニケーションをとってみませんか? いつかは我が身です。
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