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先日、あるろう者の方のお話を聞く機会がありました。
その中で、ハッとさせられることがたくさん出てきたので、ここで紹介します。
世の中には、様々な 障害 を持った人が居ます。
例えば、目が見えない人です。他にも、事故や病気などで車イスに乗った方も居ます。外見でわかる障害です。
ところが、耳が聞こえない、内臓に疾患がある。これらの方々は外見では判断できませんね。
待っていてもダメなんです。自分から声に出して、自分は 『これこれこうなんだ』 『こういうことで困っている』
と言う必要があります。
さて。
聞こえないということは、なかなか理解されません。それは、体験をすることが出来ないからです。
仮に、耳を塞いでも聞こえますね。
では、目はどうでしょう?脚は?手は?
これらは、不自由を感じる体験をすることが出来ます。不自由さを理解、考えることは容易です。
聞こえないということ、また、音を知らないということは?
想像の範囲を超えている?のではないでしょうか。
人生の途中で、事故や病気、あるいは加齢で聞こえが悪くなった方は、音というものを知っています。
しかし、ほぼ生まれたころからのろう者には、音というものが分かりません。
聞いたことがありませんから。
世の中には、音を使った便利なものがたくさん作られています。
どういう物かというと、
目覚まし時計 ドアのチャイム 呼び出し 非常ベル
まだまだたくさんありますね。ちょっと考えてみてください。思い出してみてください。
では、 目覚まし時計 について考えてみましょう。
聞こえる人なら、時間を設定し、グッスリ寝てしまっても、翌朝は目覚まし時計の音で起きることが出来ます。
安心して、寝られますよね。
では、その音が聞こえない場合は?
朝になったら部屋が明るくなるように、カーテンはせずに寝る。
夜は水をたくさん飲んで寝る。・・・分かりますか?
では、呼び出し について考えてみましょう。
病院の受付。市役所の受付。呼ばれても分からないんですよね。
ジッと、受付の人に熱い視線を…。
今は電光掲示板のようなもので番号で呼び出すこともありますが、それって、ずっとそれに注目していろということでしょうか?
目を離したすきに、消えてしまったら?
では、次に 非常ベル についてちょっと考えてみましょう。
例えば、火事があったことを知らせる非常ベル。
聞こえる人は、直ぐに逃げられます。何があったかを知ることも出来ます。
聞こえる人にとっては、大変ありがたい緊急・非常事を知らせてくれるものですね。
では、聞こえない人にはどうでしょうか?
夜、グッスリ寝ているとします。非常ベルが鳴っていても、聞こえないんですよね。
気づいたら、煙や炎に…。死んでしまいます。
ちょっと考えてみれば分かることなんですが、思いつかないんですよ。聞こえる人には分からない。
これらのように、音で知らせてくれる便利なものは、聞こえない人にとってはあってもなくても同じ、になってしまうのですね。
今は、音だけでなく、光や振動で伝える工夫もされています。でも、まだまだです。
どこへ行っても同じように、情報が提供されると良いですね。
『情報は、聞こえる人にも聞こえない人にも平等であって欲しい』
聞こえる人にとっても、おそらく、光や振動を使ったものや文字情報は便利です。
現に、携帯電話などを考えれば、分かりますね。
街を歩いていて、視覚障害の人のために優しい街は、見える人にもきっと住みやすいでしょう。
車椅子の人にとって歩きやすい街は、高齢者にとっても小さな子どもにとっても、もちろん健康な人にとっても
歩きやすいはずです。
聞こえない人のためのものも、聞こえる人にとっても便利なものに違いありません。
聞こえる、見える、歩けるだけが当たり前ではなく、
聞こえない、見えない、歩けない もある、そして皆、平等なんです。
それを分かってもらうためには、言わないと伝わりません。声に出さないと、理解されないのです。
このようなお話でした。
分かっているようで分かっていないことって、たくさんありますよね。
また、分かったようでも、実は分かってないこともたくさん…。
それでも最近は、見えない人や車椅子の人、内部障害の人などへの配慮はかなり進んできています。
電車やバスなどでも、随分と障害者への配慮が考えられています。
それでも、まだまだ足りてはいないのが現状でしょう。
元気で健康な人でも、いつかは我が身、明日は我が身です。
今のうち、自分の時間の中の少しでいいから、何かをはじめてみませんか?
転載元: マインの☆彡 奮戦記
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