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こんなに冷え込んだら雲雀はもういないだろうな
そんな独り言を言いながら萩の原に行って見ますとなんと
背高泡立ち草の鮮やかな黄色の穂先を揺らせて雲雀が飛び立ちました
冷たい雨の降り注ぐ天空へ何時もと変わらぬ歌をさえずりながら昇って行ったのです
雨の日に来るはずのない良からぬ侵入者に驚いたのでしょうけれども
そうか、私を待っていてくれたのかとつぶやき何回も傘を傾けながら暫らく見ておりました
北から東へ南へ西へと旋回しながら上へ上へとさえずりながら昇るのです
それに鳴き交わす友も無く一羽だけ、一息雨の中をさえずった後で
ホバリングを止めたかと思うとツツーと遠くへ斜めに降下して
北側の土手の近く当たりの茂みに降り立ちました
大分待ちましたがその後は姿も声も無く
私も萩原を後にしたのです
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2010年10月28日
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