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萩の原に照りつける灼熱
その灼熱を深みを増した草叢が冷やしている
高速道路の向こうの林の中から鶯の声が響き渡ると
萩の原がさわさわと揺れて一陣の風が吹き渡り
若鳥が颯爽と舞い上がる
つむじ風のように弧を描きながら飛翔して
高空から萩の原に声を響かせる
雲雀は灼熱の太陽で背を焦がしながら
声を響かせて未来を歌うのだ
雲雀は宇宙の摂理を生きる
今年も萩の原に生を得て
大自然と対話しながら
未来を生きるのだ
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雲雀の春秋
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仲間を呼べ、復興だ
枯れ野の萩、かや、すすき、セイタカアワダチソウ
枝葉を落として飄々と立ちすくむ萩の原に
復興だ、復興だ
天空高く雲雀がさえずる
雲雀よ南部の空は三陸の海は見えるか
会津の山は川は相馬の大地に水を運んだか
復興だ、雲雀よ、東日本の空高く飛翔して仲間を呼べ
宇宙の摂理を叡智を集めろ南風を呼べ
放射能を銀河の向こうへ吹き払え
豊穣の海と大地を取り戻すのだ
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萩の原に稲秋の雲雀を見て驚いている筆者に雪中の雲雀を観察させて下さった写真家が居る
その作品を見ると、生物と写真家との鼓動あるいは被写体と写真家が互いが発する気を同調させたような不思議な感覚に陥ることになる
このような作品を生み出せるのは大自然との対話の可能な人物に違いない、大自然を育んだ宇宙の摂理と交信して、被写体となった生物とも対話しながら波長を合わせて互いの鼓動が同調した瞬間を切り取って見せるのだろう
多くの子供たちに、未来に生きる子供たちに、大自然と対話しながら平安の未来を切り拓く子供たちに、その写真家の作品を見てもらいたいと思う
その写真家は[bird55] である、これから春秋の雲雀と対話する作品も生み出されるに違いない
生を謳歌する麦秋の雲雀はもちろんだが、夏、灼熱の陽を浴びる雲雀との対話が実現する日が待ち遠しい
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あの雲雀が日のぬくもりを楽しむように声を挙げました
一夜かぎりの雪ながら交通を大渋滞させ、物流から老若男女の足どりも混乱させましたが
溶けて寒風を一段と冷やした後は風が凪いで、陽ざしが心地よく
雲雀のつばさも春を感じて声が出たのでしょうか
それにしても何処でどうしているのでしょうか
虫の音も絶えた寒風の中で
草の実を拾って生きて
来たのでしょうか
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こんなに冷え込んだら雲雀はもういないだろうな
そんな独り言を言いながら萩の原に行って見ますとなんと
背高泡立ち草の鮮やかな黄色の穂先を揺らせて雲雀が飛び立ちました
冷たい雨の降り注ぐ天空へ何時もと変わらぬ歌をさえずりながら昇って行ったのです
雨の日に来るはずのない良からぬ侵入者に驚いたのでしょうけれども
そうか、私を待っていてくれたのかとつぶやき何回も傘を傾けながら暫らく見ておりました
北から東へ南へ西へと旋回しながら上へ上へとさえずりながら昇るのです
それに鳴き交わす友も無く一羽だけ、一息雨の中をさえずった後で
ホバリングを止めたかと思うとツツーと遠くへ斜めに降下して
北側の土手の近く当たりの茂みに降り立ちました
大分待ちましたがその後は姿も声も無く
私も萩原を後にしたのです
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