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1 剣客
「、、、俺はな、剣術では、他人に負けたくはねえし、松尾嘉兵衛のほかに、負けたこともねえ、、、
、、抜けよ、、今評判の 鬼平 が、どれほどの腕が、知ってみてえ、、」
「ふ、、相当な自信だな、、、だが、その前に、貴様と、、、ぜひ立ち合わせたい男がいる、、、
ついてこい、、、」
「お頭!! そ奴は?」
「手を、、出すな、、沢田小兵次 は まだか??」
「はっ、、、いまだ、、、」
「そうか、、、やむを得ぬな、、、、、俺が相手になろう、、、場所は、、あの万年橋の上で、
どうだ?」
「よかろう、、、」
(鬼平、剣客 石坂太四郎 と 立ち合う、、)
(、、、こやつ、、、念流だな、、、一部の隙もない、、この構え、、、なるほど、、、ほざくだけの
ことはある、、、)
「お頭!!沢田小兵次です!!!」
「しばし、、待て!」
「なにっ?」
「貴様と立ち合わせたい男がたどり着いた。」
「逃げるのか!!俺は、、、鬼平と、、、長谷川平蔵と勝負したいのだ!!」
「気持ちはわかるが、、この勝負、、、是非に譲らねばならぬ理由がある、、、、この男、、、貴様が
松尾嘉兵衛殿を、、切ったのと同様に、、、遺恨を持つ男ゆえに、、、な、、、」
「何、、遺恨だと?」
「こ、こ奴が??」
「そうだ、沢田、、こ奴が、、師の仇、、石坂太四郎だ、、、」
「亡き 松尾嘉兵衛先生の門弟、、沢田小兵次だ!!!覚悟せい!!!」
「はははっ!!笑止な!!返り討ちにしてくれるわ!! こい!!」
(シュッ、、、、バサッ、、、、、)
「ふ、、、気構えが違ったか、、、あれほどの腕の相手を、、ようも一刀で斬りおったわ、、、」
旬日の後、、平蔵と小兵次は 市中見回りに行く、、、
「いや、、、いまや、、まともに立ち会えば、、俺もお前にはかなわぬやも知れぬ、、、」
「ご、ご冗談を、、お頭、、、あ、あの時はただもう無我夢中で、、、相手の動きも考えず、、
二の太刀を忘れておりましたような有様ですから、、、」
「(、、こ奴め、、、)」
「町人が、酔っ払って喧嘩しているようです、、、止めてきます、、、こらこら、やめろ!」
「うるせえ!!サンピンはひっこんでやがれ!!」
(沢田、町人二人のドスを 手刀で 鮮やかに 叩き落し、喧嘩を止める、、)
うむ、、、、いや、、やはり腕を上げたものよ、、、、小兵次が、、これから花も盛りならば、、、
俺はさしずめ、、、散り初めし、、花、、、だな、、、
2 盗賊婚礼
(この回、、、ちょっと気の利いたセリフがないので、、、まったく関係がないですが、、
筆者の一番好きな
中村吉右衛門さんの素晴らしい台詞回しを、、、エキストラバージョンとして、入れます、、、)
「どうだ、酒井よ、、、あの女と、付き合う気は?」
「あの女のために、何人もの男が地獄に落ちていったのかと思うと、手前などは、とても、、、」
「手を握る気も、、ねえか?」
「はあ、、、」
「だがなあ、酒井、女はアレでいい おんなにゃぁ、昔はねえもの。今が幸せならば、
昔の古傷が うずくこともねえのが、、、、おんなという、いきもんだ、、、、」
(BGM 「ジプシーキングス」 インスピレイション)
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