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最近『急いでいるときにかぎって信号が赤になるのはなぜ?』という、心理学の本を読んでます。
これが実にインタレスティングです。
心理学なんて占いに羽毛が生えたようなもの、というイメージでしたが、
科学的メソッド、実験結果に裏打ちされた理論はなかなか説得力があり、僕を何度もうならせました。
とにかく人間の五感やら認知能力やらは全然あてにならないみたいです。
たとえば、疲れているときと元気なときに見る坂は、同じ坂でも全然見え方が違うそうです。
疲れているときのほうが、ずっと急勾配で険しい坂に見えてしまうのだとか。
あと、同じ中年男性を見て身長を推測してもらうのにも、その人が社長だと聞かされたときと、
そうでないときでは明らかに違いが生じる、というデータが出ているそうです。
もちろん、社長として見た方が大きく見えるってことです。
そして僕にもっとも関係があるなぁと思ったのが、「対比効果」ってやつ。
例えば、Aグループの人たちには美形がいっぱい出る映画を見せ、
Bグループの人たちには、まぁドキュメント映像でも適当に見せておくとします。
で、そのあとに両グループの前に同じ女性を登場させ、その女性の外見が魅力的かどうかを判断させる
のです。そうすると、Aのほうが明らかにその女性に厳しい判定を下してしまうのです。
当たり前といえば当たり前ですが、現代人はけっこうこの罠に陥ってしまいがちなのではないでしょうか?
男女問わず、結婚しないどころか恋人もいない、いたこともない、という比率がどんどん高まっている
原因の一つがここにあると思います。
あふれる情報の中で、けた違いの美人やけた違いの有能者に憧れ、
身近な好青年や器量良しをスルーしてしまうなんてことが多々ありましょう。
とりわけ誰かさんのようなアイ○ルオ○ク傾向のある人には、そりゃあ恋人なんてできやしませんよ。
だって目の基準がそこに行っちゃってるんだもの。
Jリーガーから日本代表を選ぶようなオシム目線になっちゃってるんだもの。
しかも、そういう対比効果は何も他人を評価するときにのみ働くわけではありません。
さっきの実験には続きがあって、今度は映画と映像を見終わった両グループに、アンケートを書かせ、
その中にさりげなく、自分の容姿をどう思うかという項目を入れときます。
すると、AチームはBより明らかに自分に厳しかったということです。
実は、こっちの効果のほうが相当でかいと思います。
ア○ドル○タクの例で言うなら、彼らは総じて容姿の自己評価は低いです。
ゆえに異性に対して自信が全然ないということになり、相手を見る目の異常な厳しさもあいまって、
恋人イナイ歴○○年なんてことになるわけです。
そして、もちろんそれは異性関係だけの問題ではなく、
自分という人間の価値についての評価にも大きく関わってきまして、この溢れる情報のなかで、
対比効果が過剰に働き、不必要に自分を貶めているなんてことがよくあるのではないでしょうかねぇ。
あと、比較の心理の例として「天才効果」というやつもなかなか興味深く、非常に思い当たるふしがありました!
「私たちは自分より優れた人を天才扱いしたがる」…というもの。
つまり、自分をしのぐ人の能力を大げさに言うことで、間接的に自分のプライドを守っているんですね。
あの人は元からモノが違うと言ってしまえば、自分の負けや努力不足をごまかせますから。
・・・はい、今後気をつけます。
さて、そんなきくりんが3日連続ライブやネット番組に登場です!! 詳しくは前回の日記にて。
もし、どれかを見てくださる方は、その直前に他の面白いお笑い番組とかDVDを見るのはおやめください!
…つまり、比較の問題です。
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