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「百恵」さんのドラマと言えば「赤いシリーズ」・・これ、今になって 色んな裏話が出ていて面白いです。当時、あまりにも忙しかった「百恵」さんのスケジュールに振りまわされた撮影が嫌で「八千草薫」さんが降板したのは知っていましたが、「赤い運命」に出ていた「志村喬」さんも降板したのですね。病死と言う設定だったから 違和感が無かったのですが 降板したとは 初めて知りました。
某サイトに「赤い疑惑」「赤い衝撃」で「百恵」さんを虐めていた「原知佐子」さんの談話が載っていたのでご紹介いたします。
今となっては信じられないが、たとえばカメラを背にしての対話のシーンでは、背中だけ見せている百恵はほとんど“影武者”であった。宇津井ら語りかける役者たちが影武者を相手に熱演し、後で百恵のアップを撮って帳尻を合わせる。
10代の百恵自身に罪がないとはいえ、八千草も志村も、その手法に我慢がならなかった。
「私たちのスケジュールも百恵ちゃんに合わせて深夜とか早朝のスタートということは多かったわよ。分刻みで動く百恵ちゃんだから、私が話しかけていた場面でも振り返ったらいなくなってたりね」
サバサバとした表情で振り返るのは、シリーズきっての「イビリ役」を演じた原知佐子である。第2作の「赤い疑惑」では友和を溺愛する母親役で百恵を寄せつけず、第4作の「赤い衝撃」(76年)では父親の寵愛を受ける百恵に嫉妬する義理の姉を演じた。
「赤い疑惑」で共演した旧知の岸恵子には、こうした悪女の役をうらやましがられたという。
「あんたは言いたいことを言って、ストレスのたまらない役だからいいわね。私みたいに全部、いい人で通すのもつらいのよ」
プロレスと同じ論理ではあるが、視聴者に激しく感情移入させるのは、実力のある悪役こそが必要となる。そのため原は、ボブスタイルの髪型で冷徹な印象を与え、赤の衣装を多用することで攻撃性を加味した。「長門裕之さんに『赤い衝撃』の時に語呂合わせでからかわれたの。これはお前の『赤・衣装・劇』だろうって」
控え室で見かける百恵は、いつも多くのマネジャーやレコード会社のスタッフに囲まれていた。とても声などかけられそうもない雰囲気だが、原はシリーズごとに1度は「1人で出ておいで」と耳打ちする。「私たちレギュラーの役者陣が一緒にお昼を食べる小さなお店があって、そこにちゃんと1人で顔を出してくれたわよ」
とのことです。
「赤い運命」で 「百恵」さんを虐めていた「秋野暢子」さんの談話↓
百恵より2つ年上の秋野は、役柄では敵対しても、何かと波長が合ったという。
「ただ楽屋で百恵ちゃんと楽しそうに話していたところを、たしか『週刊平凡』のカメラマンに撮られてしまったんです。どうにか掲載を控えてもらうように、大映テレビさんが必死にお願いしていました」
今だから話せるが‥‥と前置きして秋野は言う。殺人的スケジュールだった百恵に合わせ、深夜や早朝にロケが始まることも珍しくなかった。それでも若かったせいか、そこから2人で遊びに行くことも多かったという。
「芸能人しか入れないスナックが渋谷にありまして、勝新太郎さんや石原裕次郎さんがいつもいらしてた。そこに百恵ちゃんと2人で行くようになって、でも私たちは一番のペーペーだから、よく洗い場を手伝っていましたよ」
そして その「秋野暢子」さん「いじめ役」について インタビューに答えた記事もご紹介いたします。
「山口百恵の仇役になりますが、いかがですか?」
秋野暢子のもとに大映テレビからオファーがあったのは、75年のこと。秋野は同年の朝ドラ「おはようさん」のヒロインを務めた直後で、全国区の“さわやかな人気者”になっていたのだが──、
「当時の朝ドラは新人の登竜門で、いかにも“いい子ちゃん”のイメージ。だったら、イジメ役をやるのもおもしろいかなと思ったんですよ。ただ、そっちの印象のほうが強くなってしまいましたけど」
秋野は大阪出身で、朝ドラもNHK大阪の制作だったため、ここで初めて上京する。こうしてシリーズ第3作の「赤い運命」(76年)の撮影がスタートした。
「セリフは3倍“あえいで”言ってください」
何のことだろうかと思った。やがて、これこそが「大映ドラマ」の代名詞となるのだが、大げさなくらい感情を込めてセリフを言ってほしいと指示されたのだ。
秋野は面食らったが、宇津井健や三國連太郎といった重厚な俳優たちがいる。役柄もストーリーもこれまでとは一変するおもしろさがある。むしろ、楽しむような気持ちで取り組んでいった。
ただし、放映が開始されると、その“逆風”は想像をはるかに超えた。ネットなどない時代である。視聴者は役柄と俳優を混同し、非難の目を向ける。
「覚悟はしていたけど、私の役が回を追うごとに悪くなっていくんですよ。街で子供に石を投げられたり、カミソリの入った手紙が送られてきたり‥‥。むしろ、私よりも大阪の母のほうが悩んでいました。市場に買い物に行っても、何も売ってもらえないということもあったんです」
百恵演じるヒロインの直子と、秋野演じるいづみは養護施設で育ったが、本来の父親と違う男に引き取られてしまう。回が進むにつれ真実が明らかになっていくのだが、電車で撮影に通う秋野の身にも容赦なく「混同」は襲う。
「大学生らしい男の人が『いづみ、いづみ』って話しかけてくるんです。私に『お前に本当の父親を教えてやろうか』って。演じている私は『知ってるわよ』と言いたい思いを必死でこらえていましたね」
その“本当の父親”を演じた三國連太郎から、演技のキレの悪さを指摘されたことがある。
「仇役に悩んでいる? 全然、気にしないでやりなさい。これから女優を続けていくうえで、この役をやっておくと幅が広がるから」
以来、秋野からは迷いが消えた。そしてもう1人、シリーズの顔である宇津井健から「役者のたたずまい」を学んだ。
「控え室でも椅子に座らないので、私も同じように立っていました。それに宇津井さんは炭水化物を口に入れない主義なので、ゴハンを食べるシーンは大根おろしで代用されていました」
いつも温厚で冷静な宇津井が、一度だけ怒りをあらわにした瞬間を見た。本来の台本に「差し込み」と呼ばれる形で、変更ページが綴じてある。そのホチキスを無言で引きちぎり、現場に緊張感を与えた。
収録までにすべてのセリフを消化する宇津井のプライドであった──。
いやはや・・みなさん一生懸命だったからこそ名作として 今も語り継がれていってるんですね。 |

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