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二日前の大雨。
栃木、茨城、宮城で甚大な被害があった。
私も宮城県に住んでいるので他人ごとではない。
海抜0m〜2m位のところに住んでいる。
川も近く過去に冠水した事もある地域なので
水害には十分注意しなければいけない。
当日朝、いつものように目覚めると
市の防災アナウンスが鳴り『特別警報発令』『避難指示』を伝えていた。
私の住んでいる地域はそれほどの大雨ではないが
恐らく川の上流が大雨で、今後堤防の決壊の恐れがあるのだろうと思った。
テレビで状況を確認すると
特別警報が出ていて直ちに命を守る行動をとれとの事。
最初特別警報が何を意味しているのかわからなかったが
良く考えると『直ぐに避難して生き残れ』ということだ。
そうであれば、話は決まりだ。
家族みんなで東日本大震災後に準備した避難道具と
愛犬ハルちゃんのクレートを運び、開設されたばかりの
丘の上の避難所へ行った。
最初、犬アレルギーの人もいるかもしれないから
一緒に避難所に入る事は出来ないと言われた。
それはそれで仕方が無い事と理解したが
他にも犬を連れてきた人が増えてきたおかげで
ペット連れ専用の部屋を用意してもらえた。
避難所には私の会社の先輩も家族で避難していた。
雨はそれほど強くないが
電車やバスも動かず、避難指示が出ている状況で
出勤した方が良いのか先輩と相談していた。
ちなみにこの先輩は50代後半の大ベテランで
非常に落ち着いた頼れる存在の方だ。
話をする中で、この先どうなるのかわからず
もし堤防が決壊したらとんでもないことになる。
それが予想される中で出社し天災に巻き込まれた場合
会社の責任なのか、自己責任なのか意見が分かれるところだろう。
というような話をした結果、
先輩から事業所の代表者に電話してもらい
自宅待機を社員へ指示するよう伝えてもらった。
しばらく待ったが自宅待機の指示が出ていないので
7時過ぎに直属の上司へ
特別警報が出ていて避難指示が出ているので
現在避難所にいる。状況を見て出社する旨を伝えたところ
なんとその上司は出社していた。
特に上司から出社命令は無く
会社に出ても出なくても良いようなニュアンスだった。
私の部下も出社するかどうか悩んでいた。
私も上司が出社しているのであれば
私も出勤したほうが良いのだろうかと迷いが生じた。
仕方なく勤務開始時間の8:30ぎりぎりを目指し
避難所へ家族を残して私は会社に向かった。
会社へ到着する8:30直前に
自宅待機指示が出された連絡が入った。
私は会社に出ることなく避難所に引き返した。
会社へ向かう途中に川を渡る橋がある。
途中、私の会社の同僚の何人かとすれ違い
せっかく会社の傍まできたから
少しだけ用事を済ませて帰宅するという人もいた。
私は今回の自分の行動が正しかったのか自信を失った。
少なくとも前半は間違いのない行動だったと思う。
しかし、特別警報が解除されていない時点で
途中まで会社に向かったことがはたして良かったんだろうか。
出社ひとつでこんな微妙な気分になるなんて何かがおかしい。
そもそも特別警報の意味やとるべき行動は何なのか?と思いつつ、
すべての行動にはマニュアルがなければいけないのか?と思うような
ジレンマのようなものを感じている。
ちなみに
うちの近所のマンホール
避難所で会った人の話では、自宅のトイレが流れなくなり
家に戻っても生活が大変だから避難所に着たという事だった。
これが避難所と会社の間の川
普段に比べて増水していた。
私が通った橋周辺はこんなもんだが
場所によってはどうなっていたのかわからない。
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