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FBのアイコンがフランス国旗のトリコロール柄を選べるようになった。
これは純粋にテロの犠牲者への哀悼の意を込めたものだと理解しているが違和感を感じている。 それは、なぜフランスで起きたテロだけがこのような特別扱いされているのかというところだ。 犠牲者に対する哀悼の意を表する事は特に異論は無い。 しかしISILのテロ犠牲者はフランスだけではない。今年一番犠牲者が多く出てしまったのはイラクだ。 一人の命の重さは量れるものではないのに、何故イラクの事には触れず、フランスだけ特別扱いなのかというところが疑問なのだ。 今回のFBの対応はフランスやアメリカのような世界のリーダーと自負している国を特別扱いしているように感じてしまう。 世界のリーダーや世界の警察と呼ばれている国々が結束し、ISILに対して空爆を行い対抗する動きが掛かるだろう。 この動きが問題になるのではないかと懸念している。 ISILのやり方は決して肯定できるものではないが、ISILを作ってしまった元を辿れば世界のリーダー達の国益や私利私欲が絡みあい、中東をめちゃくちゃにした過去が今起きていることにつながっている。シリア内戦による難民問題も同じような経緯を辿っている。 今、また武力による弾圧を行う事が正しいのだろうか? テロに屈しない事は正しい。また世界の平和を乱す事も許されない。 ただ、なぜテロが起きたのか?世界の平和が乱れたのか?この原因を正確に調査し問題解決にあたらなければいつまでも繰返すと断言できる。 何故ならば、テロに対する世界のリーダー達は武力で対応しているが、この対応は企業や一般社会で例えれば典型的な効果の無い、一番やってはいけない小手先のトラブルシュートに過ぎない。このようなトラブルシュートで問題を解決した前例がないからだ。 では、なぜ世界のリーダーといわれる国々がこのような対応しかとれないのだろうか。 世界のリーダーの自分本位な考えや国益を優先した事がこの結果を招いたと前述した。これを解決しなければならないが、その国の歴史を辿ると簡単ではない事が想像できる。世界のリーダー達は長く奴隷制度を強いてきた。彼らは人の上に立つ人種であり国であるという考えが、どこか頭の片隅に残っているように思えるからだ。 どこかで優位に立ちたいと思う気持ちがある中で、それぞれが出し抜かれないよう先進国という括りを作り関係を深めるという言葉とは裏腹に牽制し、ある程度の均衡した関係を築いてきた。先進国は自国の経済や産業が充実すると成長が鈍化しそれまでの景気を失う。よって、国内の経済成長が期待できなくなると先進国グループに属さない国へ触手を伸ばし、利害関係を無視した経済援助や武力援助を行い自国が優位に立つ関係を迫ってきた過去がある。国力を上げる手段は先進国グループのどの国にも自国内には残っていないのが現状だ。 世界中の国々と利害関係を一致させて、先進国グループをより増やしていこうと言う考えなど、これには一切含まれておらず、むしろこれ以上グループのメンバーを増やさないようにする事の方が重要なのだ。 同等の関係を築く意志が最初から無く自分本位なモノの見方を相手に強要し、場合によっては武力で制圧しようとする。自由や平等、平和、豊かさなどを共生したり育てよう等という考えは微塵も無い。これでは不満も溜まる。その不満が爆発した結果がテロ行為となって表面化するのだ。 過去の奴隷制度や人種差別主義が国を超えて今も尚続いており、先進国グループに属さない国が奴隷解放運動や人種差別撤廃を求めて活動しているように見えてしまうのは気のせいだろうか? 表面上は過去の問題を解決しているように見せているが、根本的な原因は今も解決されていないまま放置されてしまうと、必ず形や規模を変えて再発するのである。 世界は一つになるべきだという事を言った人がいるが、それは二極化して対立する事を避ける意味であり本当に一つになる事が正しい事ではないと思っている。世界中にこれだけの国や人がいて、それぞれの価値観が違う中、武力や経済力の後ろ盾が無い状態で一つになる事は有り得ないのである。 世界のリーダーと呼ばれる国の代表がこれを理解し、身を切る覚悟で自国の国力を身の丈に合うものに変えられるかが問題解決への糸口になるだろう。 世界情勢を話題にトラブルシュートの話で進めてきたが、人種差別やいじめ問題の解決も同様の考えが通用すると思っている。 もし、今後のテロ行為に対する対応でノーベル賞を取る人が現れた場合、その人が正しいトラブルシュートをしたのか確認が必要だ。その確認の上で正しい手法で根本的な問題が解決できたとするならば、その人は人種差別やいじめ問題など様々な人間関係に影響する問題を解決する能力を秘めている可能性がある。寧ろその事のほうが重要でありトラブルシュートの横展開が世界の平和や秩序を守る礎となるだろう。この素晴らしいトラブルシュートを生きている間に見てみたい。そしてノーベル賞などでは計り知れない功績を称えたいと切に願う。 |
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