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私はアメリカで銀行口座を二つ保有していた。
一つは会社の紹介で作ったUnionbank。
もう一つはUnionbankが近所に店舗を持っていなかった為
近所にあるRegionsという銀行だ。
日本へ戻るにあたりアメリカの口座を2つ持っていても
意味がないのでRegionsに入っているお金を
Unionbankにインターネットで送金手続きした。
銀行送金の手続きをしたのだが
3日経ってもお金が送金されない。
この件を会社の先輩赴任者に聞いてみると
インターネット送金と言っても
銀行の中の人が小切手を書きそれを郵送して
お金を移すだけの事だから本当の電子送金ではないと言われた。
また、銀行の中の人が忙しいと後回しにされるので
自分で自分宛てに小切手を送った方が早いとまで言われた。
さすがはアメリカ。
もう慣れたがハイテクとそうじゃないところのギャップが激しい国なのだ。
それが面白くて大好きだ。
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アメリカ生活
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アメリカの家は借家なので綺麗にして返さなければならない。
どこまで掃除して返せばよいのか分からなかったので
不動産屋に行ったところ庭の芝刈りとカーペットのスチーム洗浄をするように言われた。
また退去日に最終検査をすると言われその結果に応じて
敷金の返却金額が決まると言う事だった。
カーペットに関しては土足で歩いていない事を伝えると
スチーム洗浄は免除されたが芝刈りは絶対だという事だった。
退去、2週間前に芝刈りをしようと芝刈り機を出したのだが
芝刈り機のエンジンが中々掛からず
原因が分からなかった為、色々と調べる時間や
プラグ清掃等々余計な時間を費やしてしまい
芝刈りだけで3時間ぐらい掛かってしまった。
家の中は引っ越し荷物を出し、家電を売りさばいてからが勝負である。
全ての荷物を排除し本格的に掃除を行った。
シャワーのシリコンコーキングのところに薄く付いたカビの除去や
蛇口のメッキや鏡のについた金属石鹸の清掃など
今までの人生でこんなに掃除した事は無いと言う位
徹底して掃除した。
特にgreen worksというマジックリンのような洗剤は大活躍した。
気合を入れて2日掛かりで掃除した結果
入居時点に比べても遜色のない状態にまで仕上がった。
退去検査日の午前中、検査する人が到着し家の中をサラッと3分くらい見て
『問題無い』、『とても綺麗だ』
『お昼休み前に敷金を全額返すから事務所に来てくれ』と言い残し
足早に不動産屋の検査の人は去って行った。
あまりにもあっさりしていたので拍子抜けしたが
問題がなかったので良しとしよう。
不動産屋の事務所に行くまでの時間を利用し
水や電気等の光熱費、ケーブルテレビの解約を行った。
光熱費やケーブルテレビは常々インターネットで支払いしていたので
日本に戻ってから最終の支払いか若干の返金があるかもしれないが
インターネットで全て手続きできるので特に支障は無い。
こうして我々家族はアラバマを発つ2日前にようやく手続きが終わったのだった。
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私の2005年式ホンダオデッセイは12,800ドルで購入した。
パンク以外はこれといったトラブルも無く
とてもよく走る車だった。
アメリカの中古車市場を調べるサイトがあり
どうやら購入価格と同等で売却できるようなので
12,500ドルで会社の人向けにチラシを作ったが
さっぱり買い手が付かず、11,000に値下げしてもダメだった。
アラバマを離れる2週間前になっても買い手が付かず
急きょホンダのディーラーに行った。
ホンダでは86,000マイル(138,000km)も走った車は買いとれないと断られ
仕方がないので会社に出している車のチラシを
99,99ドルに値下げした。
すると複数の人から車を見せてくれと打診があった。
急に色々と声を掛けられ
買ってもらえるだけマシかなと思っていたのだが
今更ながら適正価格を調べる為に
近所のニッサンのディーラーへ持って行き
買取の見積もりをしてもらった。
結果は10,000ドルとチラシ価格とほぼ同じだったので
妥当な価格だという事がわかり安心した。
アラバマを離れる直前でもあり
個人売買よりはディーラーに売却した方が
トラブルが少ないと思ったのでディーラーに売る気満々でいた。
すると、どうしても車を見せてくれと言う人がいた。
トッドという人で数ヶ月前に会社を辞め今は隣町の軍で働いている。
トッドに10,000ドル以下には値下げしない事と買うか買わないか即決する事を条件に
車を見せる事にした。
トッドは奥さんと一緒に家に来た。
トッドは南部訛りがきつく何を言っているのか分からないので
奥さんに標準語の英語へ訳してもらい会話をした。
テストドライブさせてくれと言われ車のカギをトッドに預け
夫婦そろって私の車に乗り込み出掛けて行った。
その間、私は庭掃除とトッド夫婦が乗ってきた車を見ていた。
トッドの車は古いアメ車のセダンで
フロントガラスには飛び石で大きな亀裂が入っていた。
30分くらいたった後、トッド達が帰ってきた。
車は気に入ったので子供に見せて最終判断したいと言ってきた。
私は了解しトッドとトッドの奥さんは私の車を運転し子供に見せに行った。
30分後トッド夫妻は子供たちを連れて戻ってきた。
子供も気に入ったので買うとの事だった。
会社にいる立会資格を持っている人に立ち会ってもらい
個人売買の手続きを行った。
売買に必要な書類に名前を記入していた時
皆がトッドと呼んでいたがトッドはミドルネームで
誰も知らないファーストネームがある事を知った。
本名と言えば車や冷蔵庫など高額な品物の売買を小切手でやり取りする事が多い。
小切手をやり取りする場合は銀行口座に登録してある
本名でなければいけないので、個人売買のときには
気をつけなければいけないのだ。
私もアメリカ人の前で楽に『Noah』と自己紹介してしまうので
小切手をもらう場合は本名を伝える事にしている。
そんなこんなでようやく車も売れ
あとは借家の掃除と光熱費の清算をするばかりになった。
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アメリカで一年生活し
最後に色々やらなければいけない事がある。
車や家財道具の処分だ。
特に冷蔵庫、洗濯機、乾燥機は日本の家のサイズに合わないので
持ち帰っても無駄にしてしまう。
できればアメリカで何とかしたい。
芝刈り機も日本の自宅には庭らしい庭がないので不要だ。
芝刈り機など庭掃除アイテムや壊れた家具を
道路沿いの庭先に出すとその日のうちに
何処からともなく人が来て品定めをして
あっという間に持って行かれた。
残った物は粗大ゴミ回収車が回ってきて
勝手に持って行ってくれる。
冷蔵庫や洗濯機は会社の人で欲しい人がいないか
チラシを作り社内で宣伝することにした。
私は11月19日にアラバマを出発する事にしていた。
私が旅立つ翌週にはThanksgivingが来てしまう。
ブラックフライデーで家電や家具が一年で一番安くなる日が来てしまうのだ。
私も去年のThanksgivingでテレビや冷蔵庫、洗濯機を買ったが
とても安くてお買い得な感じがした。
一年しか使っていない冷蔵庫や洗濯機だが
Thanksgivingの価格より下げなければ
買い手はつかないと思い
購入価格の40%引きで値付けした。
効果は抜群で直ぐに買い手がついた。
冷蔵庫はマークさん、洗濯機と乾燥機はジョーさんが買ってくれる事になった。
二人ともピックアップトラックを持っており
自分で運ぶと言っていた。
今思えば少し安すぎたのかもしれないが
売れ残るよりはマシなので気にしない事にした。
それよりも次の難関は運搬だ。
中々自宅までの道順を説明するのが難しいので
グーグルマップを駆使して何とか理解してもらった。
そして引き渡し当日。
まずは冷蔵庫を買ってくれたマークがお兄さんと一緒に
ピックアップトラックでやってきた。
常識的には冷蔵庫は立てたまま運搬するものだと思っていたが
サクッと横倒しにして持って行ってしまった。
私から買った冷蔵庫はガレージに置いて使うそうだ。
羨ましい。
次に洗濯機と乾燥機を買ってくれたジョーさんがやってきた。
ジョーさんは一人でピックアップトラックに乗って来た。
アメリカのドラム式洗濯機と乾燥機は
日本の斜めドラムではなく真横ドラムで
しかも日本の9kgの斜めドラム洗濯機よりでかいドラムが入っていて
洗濯機や乾燥機そのものがかなり大きい。
しかも一台100kgをかるく超える洗濯機なので
ジョーさんと私だけでジョーさんの車に載せられる自信がない。
会社の日本人の先輩にも運搬応援をもらい積み込み作業を始めた。
早速載せ始めたがジョーさんの大きなピックアップトラックでも
洗濯機と乾燥機2つ同時に載せるスペースがない。
ジョーさんの家は私の家まで車で往復すると2時間もかかる。
往復はしたくないというリクエストもあり
大人の男性3人掛かりでトラックに載せ
後ろの荷台の扉は閉められなかったが
ロープで無理矢理縛り持って行ってもらった。
男性3人でもかなり重かったのだが
荷降ろしはどうするのか疑問に思い
ジョーさんにどうするのか聞いてみた。
何も考えていないとヘラヘラ笑いながら帰って行った。
無事に運べたのだろうか。。。
まぁそんなこんなで家電を売却し
最後の大物、車を残すのみとなったのだった。
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私の住む地域の特産物は
ピーナッツとコットンだ。
今日、出掛けた時に大きな綿花畑を見つけた。
見ると、綿花に白い小さいおにぎりぐらいの
コットンボールができていた。
早速、車から降りて写真を撮った。
ちなみに初めて綿花を見たときに
畑にティッシュペーパーかトイレットペーパーを
ばらまき、それが草に絡み付いていたように見えていた。
もう見間違う事は無い。
見事な綿花畑だ。
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