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きのう放送された「サザエさん」で、タラちゃんが指揮者遊びをする話があった。
バックで流れていたのは、ベートーヴェンの第5交響曲の第4楽章の一部と、
これまたベートーヴェンの第7交響曲の第1楽章の一部。
サザエさんでクラシック音楽とは、少し驚いた。
話は変わるが、マスオさんはカメラをやったり絵を描いたり、クラシック音楽の
番組をタラちゃんのために探してやったりと、インテリな雰囲気がある。
波平さんも、背広にネクタイをしめるホワイトカラーであり、下手なりに
俳句をたしなむ紳士である。
二人とも大学出なのかと想像される。
磯野家は、東京のどの辺にあるのだろう。
下町と言う感じではないよな。
わりといいところに住んでいる気もする。
おとなりは作家のいささか先生だし。
働いている女性はほとんど出てこないし、携帯もインターネットもない。
完全に滅び去った昭和の山の手が、毎週日曜の夕方放送され続けているわけ。
ちなみに昭和の下町というと、私は「たけしくん、ハイ!」というNHKのドラマを思い出す。
したがって、むかしから階級とか格差というものは、あったんだろうなと思う。
ただ、今ほど露骨ではなかったし、お金以外の価値とか誇りが機能していた気がする。
給食費を滞納して、子どもに携帯電話を持たせるような親はあまりいなかったのでは。
残念ながら、こういうケースに遭遇したことがあります…。
話を戻すと、日本でクラシック音楽というとやはりベートーヴェンなんだな。
最近はベートーヴェンを聴いていない。
敬して遠ざけているのである。
ベートーヴェンがとんでもなく腕の立つ音楽家なのはよくわかるが、
人類が理想に向かうみたいな音楽はちょっと気恥ずかしい…。
サザエさんのバックにショスタコーヴィチが流れていたら、けっこうおもしろかったのにね。
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