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履修問題

履修漏れが世間をにぎわせる昨今。この話題にはぼくはどうしても興味をもってしまう。


ぼくは大阪の公立高校を出た。地元ではけっこう有名なところだという自信はある。ただまあ全国見渡せばそのへんの公立高校だ。うちの高校は、ただ大学に合格すればいいんじゃない、高い教養や高校生らしい生活をしてなおかつ自分の目指す道を掴み取れという方針から履修不足どころか必要以上の教科をやらせていた。ぼくはその方針が正しいと信じて高2まで過ごした。しかし3年になり、現実を知る。まわりは受験さえ受かればいいという人間ばかり。うちの学校でも「いらない」授業は聞いてなかった。ましてやほかの学校は授業すらなかった。そんなこと知ってた。明らかになる前から知ってた。今回こんなに大きく報道されてこっちが驚きだ。とにかくぼくは彼らに敵意をむき出しにした。彼らに勝つと。しかし偏差値という値、そして大学側のほとんどはぼくを認めなかった。社会がぼくの信念を評価しなかった。なんども叩きのめされ、打ちのめされ、そのなかでどこかの大学は認めてくれると信じて必死に本来あるべき高校生を懸命に生きた。信念を曲げなかった。ある地方大はぼくを認めなかった。そして今の大学が初めて自分を認めた。それはそれはうれしかった。しかし、まだ足りなかった。それは彼らはおかしい、間違っているという証明がされていなかった。そして今回社会がそれを認めた。彼らが間違いで自分が正しかったと。こんなふうに書くとぼくはひどい人間にうつるだろう。たしかに今回の件は「かたきうち」的感情論が自分に渦巻いているのは事実だ。しかしこれらは成績のいいものが医師になるという現実、そして今のシステムでは金持ちの子が有利になりかねない入試システム、フツーの、一般の人の生活を知らん医師が多く出来るということを引き起こしている。

これから少しずつ高い信念を持った健全な高校時代を過ごした後輩が入ってきてほしい

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