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久しぶりにうっかり映画DVDを買いました。
内容紹介
1979年、マーガレット・サッチャー率いる保守党が政権を奪取。1982年、フォークランド紛争勃発。規制緩和政策による格差拡大。移民の大量流入。失業率10%を超える300万人の失業者。ナショナル・フロント(国民戦線)の台頭。再び浮上した、ワーキングクラス・カルチャー=スキンヘッズ
現代にも通じる普遍的な少年の成長を描くドラマ性と、80年代初頭の郊外労働者階級の若者たちが傾倒したスキンヘッドカルチャーをリアリティ溢れる映像で描写した、シェーン・メドウズ監督の自伝的青春映画が『THIS IS ENGLAND』。本国イギリスでは単館上映からスタートするも、イギリス全土の共感を呼んで大ヒットを記録。その後もアメリカ、オーストラリア、ヨーロッパ全域など、世界各国で"史上最高のイギリス映画"と圧倒的な支持を得た、これぞ真の傑作と呼べる強力作品である。サッチャー政権下において、いわば切り捨てられた人々や地域=マイノリティの抱える閉塞感と、そこから生まれたスタイル、カルチャー。ケン・ローチ、マイク・リーに続く英国映画作家として注目を集めるシェーン・メドウズ監督は、自らの体験をもとに、ロンドンではない郊外=ミッドランドにこだわり、今まで誰も描いてこなかった80年代初頭のイギリスのリアルな姿を映し出す。音楽にはUKサブス、アップセッターズ、スペシャルズ、デキシーズ・ミッドナイトランナーズ、トゥーツ&メイタルズなどスキンヘッド文化に欠かせないレゲエ、スカ、Oi!パンクなどの名曲をサウンドトラックに多数使用。これまでマイノリティの現実を鮮明に描いてきた英国映画界からのトドメともなる作品、全てのアンチメインストリームに贈る新しいバイブルである。
、、、という作品ですが、内容がヘヴィー・シリアスなのに英国が金融バブルに浮かれる2006公開作品というのが驚き。トレインスポッティングに続くカルチャー作品という触れ込みだったので、あれくらいのフィクション感で観れるかと思っていたのですが、結構ガチで外国人排斥運動と人種差別問題を深いところに突きつけてきます。
現状の日本でも以前に比べると外国人労働者は相当増えている実感があり、そこにきてこの不況感なので、状況は近いかなと。実際、日本に観光に来る行儀の悪い成金中国人は大嫌いですし。僕も作品のスキンヘッズと同じような境遇だと、そういうメンタリティにならない自信はないです。なので気軽に楽しもうと思って観るにはやや不適。確かにサントラはいいですけど作品のヘビネスがあまり音楽を前に出しません。
実際に以前ロンドンに旅行に行ったときに感じたのは、社会構造としてイスラム系の人たちが作品に出てくるような日用品の小売業を生業にしていることでした。そのときは「ロンドンはどう?」って聞かれて、「まあまあ」って言ったら「俺らは好きじゃねえ!」みたいな会話をしたのを思い出しました。
エンタメ一辺倒な底の浅いクソハリウッド映画と比べるとシリアスな良作といった感じです。もうちょっとコメディタッチで悲哀を描いていたらよかったかな。
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